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アナと雪の女王

ディズニーのアニメ、でしょ?と思っていたのですが、
私の周囲で、「アナと雪の女王」が、「いいよ~」と評判が良いので、観に行きました。

コレって、分離と統合のスピリチュアルストリー、じゃないの?、と思っています。

まだの方、以下ネタばれあるので、ご注意ください。

この姉妹の物語は、二人の物語、なのですが、一人の内部にある二つの人格、として読んでもいいですし、世界の中の自分と他者、として読んでもいい物語です。

いずれにせよ、人の分離と統合の物語です。
統合、という言葉を使いますが、ワンネス、調和、宇宙、というような意味合いです。

子供の頃、エゴ(自我という意味です)がない状態では、二人は、仲良く遊んでいて、自分と相手の区別もありません。
ある時、事故が起きて、姉(エルサ)が妹(アナ)を傷つけてしまいます。

相手を「傷つける、傷つけられる」という対立する立場になって、初めて二人は、他者を意識します。
ここでエゴの確立とともに、分離を体験します。

そこで、姉は他者や社会に適応させようと、魔力のある自分を抑えます。
また、妹に与えた分離の記憶は、ひとりで引き受けて、引きこもります。

また、妹は傷からの回復と引き換えに、 姉との記憶を消されます。
その結果、抑圧された記憶は姉にまかせ、エゴが確立する前の自分に戻り、すっかり、「他者」「社会」という存在は忘れます。

妹の世間しらずと、姉の社会へ適応する努力の成果は、その日に出合った相手と結婚を決めるという事を、姉にたしなめられるという事でも、わかります。

しかし、この二人の住むお城は、窓や門を閉ざしており、つまり、この二人が基本的には、社会や他者との接触を拒んでいる事を表します。

姉は、分離の記憶をもって引きこもっていますし、
妹は、社会には興味がなく、というより、知らず、ですが、分離された、もうひとつの自分(姉)だけに、興味があるのです。
妹は、無意識ながら分離された状態の自分から、統合された状態になりたいので、引きこもった姉を、誘いだそうとします。

「雪だるま、つくろう」

しかし、あるきっかけで、姉は社会とのつながりを完全に絶ち、自分を解放します。
でも、それは、ひとつの人間としては分離のままです。

妹は、姉を追っていくのですが、姉の意図ではなく、姉から致命傷を受けてしまいます。

妹は致命傷を負い、姉は捕らえられます。

しかし、とらわれた姉は、社会(自分の王国)がどうなっているのか、妹がどうなっているのか、と、現実に向かうことで、再度、統一へ向かいます。

引きこもりながらも、社会へ適応しようとしていた彼女ですから、当然の行動です。

また、一方、妹は統一への回答として、「真実の愛」という言葉を知ります。
それだけが、自分の命を救う、統一へ向かう、と思い込んで、真実の愛を(いまさらながら)探しにいくのですが、それは、彼女が思うような「相手に愛される」という単純な回答ではありませんでした。

そして、最後は、分離した姉妹(ふたつの人格)が、統一されていくのですが、
姉にとっては、他者を信じて、愛する事であり、
妹にとっては、他者を理解して(王子さまに現実を教えられる、というおまけもついて)、愛する事ではなかったのでしょうか。

仲良くなった姉妹、つまり、統合され、感情が安定した姉は、魔力を自在に使えるようになった、というのも、
ディズニーというアメリカの世界ではなく、精神と感情の安定を大切にする仏教と、
統合された自分はマジックが使えるという、スピリチュアル的な考えに通じるようなエンディングでした。

こうした分離と統合の物語なのですが、親子、社会と自分、シャドウのテーマもあります。

愛、ゆえなのですが、子供の能力を隠す、としかできなかった親。
しかも、中途半端な形で亡くなってしまう。
社会としての父親の影響だけが残ります。

それを象徴するように、亡くなった両親の絵は、黒い幕で覆われていますが、
亡くなった王の像だけは残ります。

社会と自分というのがテーマであり、母性、母親の場面の少ない映画であることをあらわします。

全体を通して、自分の内側に向いている物語なので、夜のシーンが多いです。
太陽は、特にプライベートではなく社会の中の自分、を表すので、分離した状態では、弱々しく、夕焼けや朝焼けのように美しく描かれます。

それから、カッコ悪く終わってしまう王子様。

彼は、人間という感じがしません。
登場人物のシャドウの部分を担っています。
彼は、その場の相手の意識をあらわにしているだけです。
セリフや動きも、まったく同じように繰り返します。

「 Can I just, say something crazy?」

姉に向かって剣を振り下ろすのは、妹を死に追いやった自分は、罰せられても当然、と思っている姉の心理を担っています。

最後に牢屋に入れられてしまい、本体から離れたシャドウの彼は、糸の切れた人形のように見えます。
しかし、シャドウは死んでしまったわけではなく、投獄されただけです。
このシャドウが、抑圧されたままだと、それはそれで問題だと思うのですが。

anayuki

スピリチュアル的に見たアナ雪は、分離と統合の物語であり、
親子や、シャドウについても、描かれていました。
私の周囲では、大絶賛なのも、無意識に訴える力、のせいだと思いました。

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