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木星が蠍座へ 2017年

2017年10月10日 木星が蠍座へ入ります。
2018年11月、射手座に木星が移るまで、蠍座の木星の時間です。

幸運の星木星、と言われますが、木星は、広がる星、受ける天体です。
例えば、仕事が広がって、いろんなところからの依頼が増える。それは、良いことなのですが、仕事が増えるので、当然、忙しくなります。忙しくなると、なかなか休めない、遊べない、疲れるという可能性もあります。
なので、単純に、棚からボタモチのような、ラッキーではないのです。
でも、その増えたチャンスのなかには、将来、花になる、とても重要な種が混じっています。
大きな花を咲かせて、実をつける種なので、数が多いからといって、おろそかにはできないのです。

蠍座木星の示すテーマは、対象に深く関わって、信頼を得て変わっていくこと。
「深入りするって、良いことだよね」「新しい自分になりたい」
天秤座木星では、見た目さえよければ、反応さえしていれば問題がなかったのですが、小手先の仕事や、うわっつらの言葉では、この蠍座木星にはあいません。

また、天秤座木星の去年は、立場の違い、区別、差別、格差がはっきりした1年でした。
これに対し、蠍座木星の1年は、ハッキリと区別できていたテーマが、実は分けられるものではないことがわかってくることもあるでしょう。
これは、自分の矛盾と向き合うことになる一方で、人々を分断していたテーマが、あれかこれか、あるいは賛成や反対かという二者択一では、答えられないと気がついてくることになります。
対立しているテーマについては、対話から理解へ進むのですが、その過程はもちろん、そうカンタンではありません。

天秤座木星の時間で、いろいろな相手やテーマにどんどん、関わっていっていた場合は、「コレ」というものを選んで、そこに深く関与していくことになります。
その相手の「コレ」は、人だったり、テーマだったり、集団だったりしますが、特に濃い人間関係が要求されます。相手あっての、話なのです。
それは、個々の総和以上の果実があるし、アウトプットされるものは、個人の能力を超えたものになります。
しかし、その過程や結果において、自分と相手の境界は、あいまいになっていきます。
それは、大きな枠に気持ちをあわせていくので、ここまでが自分の役割分担で、ここさえやればいいいう区別がつかなくなるからです。

また、そこにあわせる以上、自分を多少、変化させたり無くしたりする必要があります。
それは、自分、自我の小さな死であって、もしかしたら多少の痛みや、苦痛もあるかもしれません。
同一化する過程では、自分の要求を抑えたりする事もあるでしょう。
まず、自分を無くすことなので、「ありのままで~」といって雪の山のなかにブチきれていった数年前の私ではあり得ない話です。

そして、その結果は、個々の総和を超えたものが、アウトプットされてきます。
そして、これが自分の成果で、こっちが相手の成果という区別はできなくなり、相手とひとつになります。
人によってはかなり、抵抗感をもつかもしれません。

しかも、その同一感は、ちょっと圧力があり、「みんな、一緒で安心だね」という横並びのものではなく、「身内に入るか、入らないか」という圧力のある状況です。

それでも、全体としての成果は、ひとりじゃできないことだし、それが「良いことだよね」と思うのが、蠍座木星です。

その相手との一体化の途中、自分をなくしてしまうことで、自分でなにもせず、相手に甘えて、丸投げをしてしまうこともあるかもしれません。
すると、依存心からなにも自分では決められないという事にもなります。
トップが決めてくれれば、それでいい、あとはどうなっても知らないという流れもありそうですし、あるいは、服従するか服従させるか、という圧力に対して、不本意な関係を続けることに抵抗する事もあるでしょう。
特にいろいろな関係がスタートする最初の頃の、多少のマサツや葛藤は避けられません。
もちろん、何も考えるなとか、ケンカをふっかけろ、とか、偉ぶっていろ、と言っているのでありません。

この相手の信頼を得ること、あるいは、徹底してひとつのテーマを追いかけることで、結果として、揺るぎのないモノ、お金、信頼や愛情を獲得する1年になります。

社会や組織もテーマとなります。
小さな自分を亡くすことで、大きな一体感や達成感も味わうことになるので、「社畜」や長時間労働の問題もある一方で、個人を超えた組織の力も感じることになります。
また、伝統もテーマのひとつ。
先人たちの技術や知恵を受け継ぐために、まず、「型」を身にしみこませて一見、個性を無くすようなことになりますが、結果として、大きな伝統という流れのなかに身をおく人もいるでしょう。
あるいは、家族をこえた、血縁、親族のなかでの役割を背負うことになり、個人の前に「ナニナニ家」の者として、ふるまう事もあると思います。
遺産や、遺品など、財産などの受け継いできたお金やモノに関する問題に直面する事も多いと思います。

社会のなかでは、信用をベイスにしたり、生死に関わる動きが目立つようになります。
業種としては、銀行、証券、保険、国家単位の予算、税金。病院、宗教、出産と終末医療、葬祭。
相手に深くかかわるという事で、結婚もこのテーマ。
天秤座木星で得た関係のなかから、深くかかわっていく相手と結婚ということです。

いずれにしても、自分を大きな流れのなかに、自分を投じていくことになります。

2017年10月10日の東京チャートです。わかりやすいように少し時間がすすめてあります。

ここでは、山羊座冥王星は、あいかわらず社会的な変革をしており、組織や社会を再編し、再生しています。
山羊座も蠍座も社会性のあるサインで、この1年は社会の変化も大きいようですが、山羊座、蠍座が調和的な配置であり、木星は、冥王星を受け入れています。
組織に深くかかわることで、そこにいる人たちの納得を得て、組織の変革、現場で使えるルールの変更をしていくことに、積極的です。

魚座海王星とは、蠍座木星も調和した組み合わせとなります。
その場の空気や、みんなのためになることや、納得を得られるように、深く関わっていきます。
魚座は「みんな」の世界ややひろくて、この世のモノではないモノも「みんな」だし、世界や宇宙も「みんな」なので、なかなか大変ですが、その「みんな」に共感していく時間になります。
また、この配置ではスピリチュアルな世界に深く入り込んでいく、という事もありそうです。

冥王星、海王星とこの木星を、スピリチュアル的に読むと、死と再生、破壊と癒やしとなります。
毎年、いろいろな事が起こって、変化のない年はないように思うのですが、この1年は、その出来事の奥にあるテーマに深く触れることで、自分の新たな生命を得るということになると思います。

少し先の話になりますが、この蠍座木星の1年のあいだには、土星と天王星もサインを移動します。
土星が山羊座へ。また、天王星が牡牛座に移動します。数年単位での節目です。
土星が2014年12月に射手座に移動して以来、遠くの天体はサインを移動することはありませんでした。
しかし、この蠍座木星の1年では、土星、天王星がサインを移動して、そのベース音が転調することになります。

土星が山羊座に移動するのは、2017年12月20日。
土星は山羊座を支配する天体なので、その力を存分に発揮します。
そして、山羊座には冥王星が待っています。
蠍座木星も関わって、みんなが納得するような組織に変えていくというスイッチが、現実に即したカタチですすめられることになります。

山羊座に土星が移ったあとには、現実性と実績、結果がでてきます。というか、ソコを要求されます。
相手からは気持ちだけでなく、数字や結果を要求されることになります。
今までやってきた事がカタチになることもあるでしょうし、わかっていたし不安だったけど、ほおっておいたモノが現れてくることもあるでしょう。
この蠍座木星の1年は、山羊座土星に応える1年でもあるので、着実に結果をだして、現実化していくことが、大事な流れとなります。

さらに、先になりますが、天王星が、牡羊座から牡牛座に移動するのは、2018年5月16日。
そこまで、自分の境界をなくすくらい相手に深く関わっていた蠍座木星に対し、個を主張するような動きがでてきます。
また、蠍座は、ガマンもするし圧力もあるのですが、それに対する「報酬」もきちっと受けるサインです。
みんなや会社ためなら、多少、自分のプライベートがなくなってもガマンしてきたのが、反発します。自分のモノやお金を確保するようになります。

この5月16日以降は、魚座海王星もからんできており、自分のモノやお金をしっかりつかむのはいいけど、みんなのためにもなることをゲットしてよね、そして、みんなの気持を傷つけない範囲でね、という条件が加わります。

なので、蠍座木星の1年は、土星の山羊座入り、天王星の牡牛座への移動で、雰囲気がかわるようです。
「深入りするって良いことだよね?」から「ってゆーかさぁ、そこからナニがゲットできるかだよね?」
「新しい自分になりたい」から「って言っても、新しい自分って、ナニができるの?」

その後、天王星は、逆行で牡羊座に向かいます。逆行で牡羊座に戻るのは2018年11月7日。
その翌日2018年11月8日は、木星が、射手座に移動します。
次の射手座木星の時間が始まって、ガラっと雰囲気がかわります。

なので、2017年10月から始まる蠍座木星の前半戦は、思い切り深入りしておく。
深く海に潜ってみる。(水のサインだけに)
息が続かなくて、多少、苦しいこともあるでしょう。
でも、そこには、海賊の沈没船の宝が待っているかもしれません。
そこで、宝石、財宝という変わらぬ価値のあるものをゲットしておく。
そして、2018年5月からの後半戦は、ソコでゲットしたモノをしっかりつかんで自分のものとする、というのがおすすめです。
そして、それはそのあとの、射手座木星の時間にも輝く宝石であるはずです。

チャートは My Astro Chart さんで作りました。

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