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レグルス食 2017年11月

レグルス食が、2017年11月11日深夜から12日かけて見られます。

図は、国立天文台から。

レグルス食というのは、レグルスという恒星が、月や他の惑星にかくれて、一時的に見えなくなってしまう日食のような現象の事です。
恒星の食は、年間を通して、数回あります。

また、占星術では、水星や金星などの惑星のほかに、その位置があまり動かない(数百年、数千年単位では動きます)天体の恒星のうち、太陽の通り道にある恒星についても、意味を読むことがあります。

今回のレグルス食は、その始まりがすでに地平線の下で始まっている地域が多いのですが、出てくる時には時間的にも見やすい時間ですし、また8月の日食の時に少し気になった恒星なので書いておくことにしました。

レグルスは、獅子座にある一等星で、春にみられる恒星です。
この時期には、深夜、東からのぼってきます。
「獅子の心臓」と呼ばれ、ちょうど実際の星座の獅子座の前足のあたりにあります。
占星術の意味としては、現世的に強く良い意味と、悪い意味の両方を持ちます。

8月のアメリカ大陸を横断した皆既日食が、獅子座の28.8(29)度で起こりました。
トランプ大統領のチャートと強く関連していた事に加え、このレグルスが関わっている、という事が書かれた記事がウェブにありました。
しかし、恒星といっても72年で1度という長い時間をかけて動いています。
レグルスは、2010年に獅子座29度から乙女座0度に移動しました。
サイン(星座)が違うというのは、決定的な違いです。
なので、アメリカ大陸を横断した日食は、大きな意味をもつのですが、それが主に北朝鮮との緊張のなかで、決定的な事態から逸れていったのは、このあたりかもしれない、と思っています。
アメリカ大陸を横断した日食と北朝鮮については、こちらの記事で。

といっても、このレグルス食の起こるときには、天王星と土星のトラインのピークがあるので、チャートをみてみました。
レグルスの位置に月をおいた東京でのチャートです。

レグルス食の開始時には、月はまだ、地平線の下ですが、獅子座の月、牡羊座の天王星、射手座の土星と火のトラインになっています。
レグルス食がおわると、トラインは残っていますが、月は乙女座に移動しています。

土星、天王星という社会的天体が示すように、社会的変化を示すとともに、個人にも影響があります。
社会的には、国家や会社が、古い体制から新しい体制へ変わっていく過程が、国民や社員の気持も組み入れて、進むことを示しています。
外的な原因、海外からの攻撃や天候などの不可避なきっかけではなく、人の気持がこれをすすめるのです。

しかし、ゆったりして、みんな仲良くしましょう、という事ではありません。
古典としては土星も、天王星も「凶星」であり、現世にカタチをつくる土星と、その土星が作った現状を突破する天王星です。
そこに個人である月がスイッチをいれて、突破する勢いがある配置です。
月は、個人の気持や、民意を表わします。12ハウスから始まるものなので、ネットでやSNSで表わされる気持ちが、この変化を推し進める「片棒担ぎ」になっています。

そして、レグルス食が終わると、月は乙女座に移動し、じゃあ、実際にナニかをやっていかなきゃ、という気持に変わります。
射手座の土星がこの二年半、目指していた遠くの理想について、今後は実際にやってみてカタチにしていくという気持にスイッチがはいることになります。

レグルスは、現世の成功や幸福を示しています。しかし、単にモノやお金を持っていれば幸福でしょうか。
この星が獅子座の位置に輝くときには、古代エジプトではナイル川の氾濫があったそうです。
つまり、「エジプトはナイルのたまもの」であり、肥沃な土壌を運んでくれる一方、氾濫する事は悲劇です。
この恒星が食をうけて、再生するという事から、社会的にも個人でも、現世の幸福感についての見直し、再構築がすすんでいくようです。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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