先日、ラクシュミーさんから「トシとったら、アスペクトがどうの、とか、トランシットの天体がどうの、とか、ありません。トシとったら、ヒトのいうことなんか、聞きまへんわ。なので、天体の言うことなんか、聞くわけないですわ」という名言（意訳です）をいただきました。
ちなみに、サインの影響はあるそうです。
そうだろうなあ、と感じることもありながら、ネットのニュースで、若宮正子さんが作られた「ｈｉｎａｄａｎ（ひな壇）」を知りました。（２０１７年時点 ８２才）
また、若宮さんは、彼女は「最年長の開発者」として紹介され、Appleのティム・クックCEOとも面会したことが話題になっていました。
そして、また、写真家の西本喜美子さん。（２０１７年時点 ８９才）
自撮りの写真がTLに流れてきて、サイトを見てみると、ピュアな感性を感じる写真がたくさん。ピュアっつーか、おもしろすぎ。
さらに、２０１７年のノーベル平和賞授賞式での感動的なスピーチをされたサーロー節子さん。サーロー節子さんは、広島への原子爆弾投下により被爆されました。（２０１７年時点 ８５才）
元気なおばあちゃん、とくくってしまうことは、とてもできない人生の厚みがある方々ばかり。
それに、「いえいえ若い時だって、そうそうカンタンには天体の言うことは聞いちゃいませんでしたよ」という力強さがあります。
そして、また、この年齢での輝きは、天王星のもたらすものじゃないかと感じました。
また、先般、譲位の日程が正式に平成３１年４月３０日に決定された今上天皇陛下（記事アップ当時の天皇陛下です）も、ウラヌスリターンです。
いろいろなお考えがあって、譲位される、個人に戻られるというウラヌスリターンのタイミングです。
末永くお元気であられることをお祈り申し上げます。
松村潔さんは、「天王星は土星の３回分」と言われます。
公転周期では、土星は２８年。天王星は８４年だと、だいたい３回分です。
最初のサターンリターンは、２８～３０才です。
社会人としての責任、オトナとして世の中にどう自分をだしていくかのチェック。
それから、二度目は５６～６０才。
ここは、少し以前だったら定年。人生の完成がみえてくる時期。
いまは、このあたりが揺らいでいるので、サターンリターンも、ややズレています。
そして、三度目は８４～９０才。
この時期は、生まれたときの場所に天王星がもどってくるウラヌスリターンでもあります。
現在の日本人の平均寿命は、男性８０才、女性８４才。
そろそろ、この世から卒業となるのも、天王星の力かもしれませんが、一方、天王星を自分らしさの再発見として使っていく方々もいるように感じています。
それが、若宮正子さんだったり、西本喜美子さんだったり、サーロー節子さんだったり。
誕生日までわかっている、サーロー節子さんのチャート。
山羊座に土星、火星、太陽があり、冥王星と向かい合っています。冥王星に目がひきつけられて、どうしても放射線、プルトニウムを連想させてしまいます。
原爆投下時、肉体をしめす蠍座の月は、なにをみたのだろうかと思います。
また、スピーチでふれられていた、彼女の肩に触れ「光に向かって、なるべく早く、はって行きなさい」と言った手について考えると、強く平和を祈らずにはいられません。
そして、いまだに国連での演説や、ノーベル平和賞でのスピーチという山羊座の権威を示す場所にある太陽は、山羊座に運行する冥王星に相対し、堂々と輝いています。
人生を短命で終わられる方の生き方を軽んじるものではありませんし、かといって、長く生きることも遠き道を行くがごとし、です。（→久能山東照宮 御遺訓のサイトへ）
そして、こうして天王星がかえってくる年齢に、自分らしく生きていく彼女たちは、スポットライトだけに照らされて歩んできたわけでは、ありません。
でも、今は私にとって、彼女たちは遠くにかかげられたライトのように、行く道を照らしてくれていて、ウラヌスリターンも楽しみになると思うのです。
カルメン・マキさん「それは、スポットライトではない」
ところで、海王星の公転周期は、１６４年。８４年は、だいたい海王星のハーフリターンにもあたります。
海王星は、あなたにとっての、夢とか理想ってナンだったの？と再度、この時期に問いかけてきます。
その海王星からの問いかけに応えるのも、天王星のウラヌスリターンだとおもうのです。
その天王星のウラヌスリターンの時に、ボケちゃって、という海王星の使い方は、いかにももったいない気がするので、それは避けていきたいところです。
サーロー節子さんのノーベル平和賞のスピーチ。 （お時間のない方へ：１時間１１分あたりから）
日本語訳は、こちらで読めます。朝日新聞デジタル
朝日新聞デジタルの掲載時期が切れたときのために、もうひとつ日本語訳のリンクを張っておきます。こちらで。
サーロー節子さんは、このスピーチのなかで、彼女の「光」についても語っています。
西本喜美子さんのフェイスブック
写真集は、熊本弁も暖かい。
ひとりじゃなかよ
若宮正子さんが副会長をされているメロウ倶楽部のサイト。
つくられたアプリの「hinadan」
ラクシュミーさんのサイトは、こちら。
チャートは、チャートは、MyAstroChart さんで作りました。
