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夏至 2018年

1年の季節は、はっきりこの日から、という事はありません。
しかし、暦のうえで、大切な節目になる4日間があります。
まず、昼と夜の長さが等しい春分、秋分。
それに、昼間の長さがもっとも長い夏至と、短い冬至。
この四日間の、夏至、冬至、春分・秋分の二分を併せて二至二分(にしにぶん)といいます。

今年の夏至は、6月21日。
夏至は、北半球では昼間が最もながく、夏に至る、といっても本格的な暑さはここから。太陽がもっともパワフルな季節です。
占星術では、春分はその年、1年を象徴します。一方、この夏至では、秋、秋分までの流れを読んでいきます。

6月21日東京でのチャートです。
わかりやすいように、ちょっとだけ時間が進めてあります。

アセンダントは山羊座。土星もアセンダント近くにあり、4ハウスの天王星とトライン。また1ハウスには冥王星もあります。
1ハウスには、土星も冥王星があり、天底に天王星もあります。

今年の特長として、二至二分(春分、夏至、秋分、冬至)のいずれも1ハウスに土星があり、秋分以外のアセンダントは山羊座。山羊座の土星が今年のキイになっているようです。

春分に比較するとまだ、穏やかではありますが、天底近くに天王星があり、引き続き、事件、事故、あるいは自然災害に注意は必要です。地面の底からスパークするというイメージです。自身の価値観の転換とともに、実際に火があがるイメージがあります。春分からの数ヶ月でも、霧島山(新燃岳)、薩摩硫黄島、キラウエア火山、バヌアツのアオーバ島、グアテマラ火山などの噴火が発生しています。

この天王星は牡牛座にあり、土星と調和的な配置です。
この時期も、国家、組織の変化、変更は続いていきますが、少し長い時間、つまり、2020年トリプルコンジャンクション前後の木星と土星の合、あるいは土星と冥王星の合という変化に比べると、秋分までは、やや落着いている数ヶ月とも言えます。
落着いているというか、表面上変化がない、というのでしょうか。

この時期は、春分からの流れとして、変化していくなかでも、現実的な解決策、着地点をさぐっていける時期でもあるようです。ただ、この土星が逆行をしているので、現実的な解決といっても、誠実さに欠けていたり、あるいは、この時期だけ乗り切ればなんとかなるというその場しのぎの対策であったりと、「まっとう」である事は無いかもしれません。

米朝首脳会談は、「包括的合意」ということですが、細部にわたる交渉はこれから、一見、平和にみえる着地はこのあたりです。

夏至という太陽が最もパワーのある時期に、太陽は7ハウス手前でこれも天王星とゆるく、セクスタイル。
相手の反応に軸足をおいていますが、天王星は、自分の持ちもの、才能を主張しており、いずれ、何かを始めてみるにしても、気持ちの通じる相手に出してみて、その反応をみているところ。
7年ぶりにサインを移動した天王星が土星と太陽をゆるくつないでおり、自分に対する厳しい姿勢と、相手の気持ちをくみながらも、じっくりと自分の才能、持ちものをゲットしていく様です。

気持ちという事でいえば、気持ちとか、感情がなによりも優先される天体配置です。

木星、水星、海王星がトラインとなっており、気持ちの通じる仲間での団結感、安心感がある状況です。しかし、この配置では気持ちが通じるのが当たり前という事になっているので、理論でモノゴトが進んでいかず、あるいは、そのグループに入らないと、排除されてしまう危うさもあります。
特に、蟹座の水星と魚座の海王星がピークなので、阿吽の呼吸でモノゴトがすすんでいきます。
しかし、そもそも、自分に対する自信のなさ、特に、その組織での立ち位置がなくなってしまうのではないかという不安から、自分を必要以上に抑えてしまって、相手の感情を判断基準としたり、相手の気持ちを損なわないように、あるいは周囲の空気を読んだりしてしまう事があるようです。

社会的な事で読むと、国会における参考人招致、あるいは証人喚問でも、霞ヶ関の官僚の答弁は、自分の役人としての立場がなくならないように、相手の気持ちをくんだイメージです。
特に10ハウス木星は首相などの統治者を示し、3ハウスの海王星マスコミ、7ハウス水星パートナーと安定した「内々の関係」です。パートナーとは同盟先と言われるのですが、今の日本に正確な意味での同盟国はないように思うのです。あくまでも国内のパートナー、ではないでしょうか。
仲間うちに入っていれば、問題ないけど、そのグループのなかでは進展しないという配置なので、安定しているといえば安定ですが、良くも悪くも変りません。
しかし、この安定した関係が成立したあとは、崩れていくだけです。

さらに見ていくと、トランスサタニアンは、そのサインに入った時から影響があるので、木星、金星、火星、天王星の不動宮のグランドクロスとなっています。
このなかで発火点となるのは、水瓶座の火星。獅子座の金星。
特に火星は、このあと、夏至から秋分にかけて、地球への最接近や逆行も含め、この火星が動かないものを動かしていくエンジンになっていきます。火星の戦いは、個人の権利、平等、自由など「自分のもの」を取りに行くことがきっかけになると思います。
一方、金星は、獅子座にあり、ハデな自己主張をしていますが、8ハウスにかかるところ。
相手との距離感を大事にする金星ですが、ここではやや場違いな動きとなってしまうことがあります。
自分らしさ、あるいは自分の権利を主張することは、相手にとって執着のように見えたり、あるいは、愛情やモノ(まあ、お金ですね)を受け取る「だけ」になってしまう事になってしまう事が「火だね」になりそうです。

社会的な立場から、当然受け取るべきというのも、「甘え」にでてしまうと、身内からの反発を招きかねない。
話の中心は私か、あなた、あるいは組織か。人からもらって当然なのか、自分から取りにいくものなのか。
どこもゆずれない緊張感のある配置です。

国家としてみると、国債の発行による株価の安定だったり、大企業や多国籍企業の順調な利益をもとに、安倍政権は安定しているように見えていますが、国民感情として抑圧されているものや、ガマンしている様子が読み取れ、その先が見えない状況。
MCの支配天体金星は、この火星と向かい合っています。
これは、緊張感のあるところで、ややはしゃぎすぎている支配者に、怒り、攻撃をむけていく動があるかもしれません。

個人としては、自分らしさを主張することは、単に楽しいだけではなく、闘って主張していく事も必要だし、自分らしさってそもそも、なんなのかを問い直すことにもなりそう、と動きがとれない悩みがあります。
社会としても、個人としても、これもすぐに出る答えではないようです。

かといって、天底の天王星、1ハウスの冥王星は、根底からの改革をすすめようとしているので、変らないわけではなく、動かないと思っていたものが、動いていくことになります。

牡牛座に天王星が入って以降、今後、数年をかけて動かして、あるいはリニューアルするきっかけをつくっているのが、火星です。
夏至のチャートではそのきっかけが、お金や経済の事件。
8ハウスの金星があるので、さらにパートナーや借金ということから発覚していくのが、穏やかではないのですが、それが原因で、自分の拠点や家庭がかわっていくようです。
そうそうカンタンには答えはでないし、むしろ、じっくりと取り組んで浅い答えを出さない強さと、動かないものを動かしていく力も要求される夏です。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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