2020年末のグレートコンジャンクションの時期には「風の時代」「グレートコンジャンクション」がトレンドワードにあがりました。
そのくらい、みんなの「今」がつらくて、次に何か良いことが待っているんじゃないかという気持ちになっているのだと思います。
確かに「風の時代」が始まっているのですが、棚ぼたで良いことが起こるわけじゃないのです。
いままで価値のあったものが、価値を失っていく、しかも20年、あるいは200年という単位です。
来月から給料があがるとか、明日、白い馬にのって王子さまがやってくるわけじゃないのです。
でも、まったく変わらないわけじゃあありません。
2021年は2020年までと違って、昨日までの生活が一変、という事ではなく、じっくりじんわり、ちょっとずつという変化になります。
ガラッと変わっていく事についていくのが、必死だった2020年でした。
今年、2021年は見た目に変わっていく様子が見えない時に、じっと耐える、そのなかでできる事を進める、中身を充実させる、というのが2021年のテーマです。
そんな圧が高いのは2021年の前半、特にここから始まる2月中旬までです。
そして、この新月が満月となるまでに、太陽と月は冥王星から木星までをくぐっていきます。
社会のプレッシャーが、いきなりかかってくるような1月です。
新月の話に至るまでに長くて、申し訳ない。
新月のホロスコープは、新しい目的が生まれる日として、その月のテーマを扱います。
太陽と月は、8ハウス山羊座。
受け継ぐものがテーマ。山羊座なので、立場上実際に手に入れることができるお金。
あるいは権力、ルールを見直していきます。
そして、この新月は冥王星のほぼ上で起こっているので、かなり大きな組織変更、社会のルール変更とそれにともなった個人の生活の変更がありそうです。
もともと、会社の組織は、一個人の一存ではすぐ動かすことができるわけではないので、自分の一存でできる事がなくて、かなりのプレッシャーがあります。
そして、火星と土星のスクエア。今年3回おきるこの配置の1回目。こちらの記事で。
ずっとやってきたものをカンタンには手放したくないという人や気持ちと、将来の事を考えるとそういう過去からルールにこだわるのは、おかしいくね?がガチでぶつかっています。
既得権益をもった勢力とニュータイプのバトル。
この牡牛座、水瓶座のガチ勝負は、2021年を通してやっていくテーマなのですが、ここでは火星もからんでいるので、かなりリアルな問題です。
それがリアルな問題とならなくても事件、事故などは気になる配置なので、あまり自分を追い込んだり、余裕のないスケジュールを組まないようにしましょう。
(あ、自分か)
しかも火星の近くには天王星があり、この天王星は逆行から順行にもどるところ。
14日に逆行を終了します。天王星は反逆、改革の天体。
ぐっと方向転換をしようとしています。
かなりいろんなトラブルを起こしそうで、火がつきやすい時です。
アセンダントは双子座で支配天体の水星は水瓶座で9ハウス。
木星の近くにあり、日本のローカルなルールや、田舎っぽい習慣や遅れをとっている認識を離れていこうとしています。
だから日本は(あるいはこの会社は、このグループは)ダメなんだという認識があるので、さらに「未来志向」になるのですが、そうカンタンにコトが運びません。
どうしても新型コロナウイルスの感染症によせて読んでしまいますが、海外の知見やデータは入ってきているようです。
公衆衛生の6ハウスは蠍座で支配天体は冥王星。
これが新月の上にあるので、かなり厳しい時期になりそうです。
さらに10ハウスに海王星があることから、社会的な流行はまだおさまっていないと読めます。
最初の方に書いたようにこれから太陽と月は、冥王星から土星までくぐっていきます。
その間、この新月のすぐあと14日には太陽と冥王星がスクエアとなります。
満月までの間に火星、天王星と水瓶座の天体、太陽は次々とあたっていきます。
新年、いきなりなのですが、厳しい時期になりそうです。
めやすは太陽が魚座に入る2月中旬までです。
もともと、水瓶座の支配天体が牡牛座にある天王星なので「ゼッタイ無理!」ではないのです。すりあわせて、おとしどころをさぐっていきましょう。
ここに書いた事は、全体の雰囲気です。「私はどうなの?」は、鑑定のご案内 からどうぞ。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。