1年のスタートは、実はいくつかあります。
まず、元旦。1月1日。
現在使用している暦、グレゴリオ暦によるものです。
それ以外にも「年のはじめ」の区切りはあります。使う暦によって、いくつか「元旦」があるともいえます。
1月1日の次の「元旦」は、季節が春へと向かう立春。
その年によって、1日くらい前後しますが、今年は2月4日でした。
これは冬の土用があけて、春に身体をシフトチェンジする目安だと思います。
それから、旧暦の1月1日。
旧暦の元旦は、毎年変りますが、今年は2月1日でした。旧暦の睦月の新月の日です。
寒さがまだまだ、厳しい時期ですが、冬至の事と比べて陽の光も、昼の長さも春に向かっている時期です。
また、春分の日。
この日も、その年によって1日くらい前後しますが、今年は3月21日。
昼と夜の長さが等しい、バランスのよい日。天にも地にも、通じやすい日です。
秋分とともにお墓まいりに行くことがおおいのです。
太陽がその日から、復活してくる冬至も重要ですが、占星術では、春分を1年のスタートとし、そのときのチャートは、1年を象徴するものと考えます。
3月21日の東京のチャート。わかりやすいように、少し時間がすすめてあります。東京なので、日本の1年も象徴します。
太陽は3ハウス。
アセンダントは射手座で、その支配天体の木星も魚座で3ハウス。
1.この太陽は山羊座2ハウス冥王星とセクスタイル。
支配者の力を取り入れて、新しいことを押し出していく。
あるいは、強い力を用いて、ど根性を使って、スタートをきる。
また、セクスタイルといってもサイン的には、山羊座と牡羊座なので、すぐ行動に起こすことだったり、実績をみえるかたちにすることが読み取れます。
なので、やっている本人(本体)が意識的に動かしていたとして、周囲からみたらめまぐるしい感じがするかもしれません。
2ハウス冥王星と3ハウス太陽というところを読むと、お金、才能、組織の力を使って、思いついたらすぐ行動です。しかも、振り切る(笑
2.10ハウス天秤座の月と2ハウス山羊座の冥王星がスクエア。
このホロスコープのなかで、ひとつだけぽつんとある月は、とても鍵を握っています。
そして、蠍座へ入る直前で冥王星とスクエア。
極端さを日常にとりれるような配置です。ギリギリまでガマンをするのが日常。
10ハウスの月と2ハウスの冥王星も含めると、人気を得ることを求めていく、ある意味、「見かけ至上主義」です。
中身はともかく、「映(ば)える」ことや、トラブルなく関係をもっていくことに、自分の持ち物(お金、才能)をつぎ込んでいきそう。
3.2ハウス水瓶座の火星金星のゆるくコンジャンクションに、5ハウス牡牛座の天王星のスクエア。
突然のスタート、トラブル、事件の象徴、そこから、あるいはいきなりの協力関係が見えてきそう。
独特のセンスからのいままでなかった関係がギクシャクしながらも構築されていくかもしれません。
4.3ハウス水星、木星、海王星のゆるくコンジャンクション。
「こうあったらいいな」というなんとなくのイメージの共有。
ハウスも含めると、コミュニケーションのあいまいさや、真実がどこにあるのかわからない報道。
「忖度」という態度はマスコミ、報道にも及んでいるようです。
しかし、アセンダントの支配天体の木星も海王星も魚座の支配天体なので、やや蛇行しながらも理想を求める様子が見られます。
5.2ハウス土星
ほぼ他の天体とアスペクトのない土星は、冥王星がやってくる2023年以降をみていくこと、平等、博愛、理想は、わかっているけれど現実にはどうしたらいいか、という方法が見つかっていません。最終的には、この土星が示すところが、現実的な着地点なので、水瓶座の示すキイワード「平等」「未来につづく」「多様性」「ローカルから離れる事」「データの共有」等々・・・について再度、確認しておく必要がありそうです。
1.冥王星は11ハウスの支配天体。
同盟国からのお願いで海外の資産を動かしたり、税金を動かしていくようですが、実際には見えてこないかもしれません。
太陽は国に支配者、リーダーです。国や支配者が何をしているのか、国民からはわからないようです。
3ハウスが強調されていることを見ると、ネットでの映像、ニュースなどはさらに活発になっていって、流行もネット発信になりそう。
一方で、このネット情報は玉石混交であることも意識しておいた方がいいと思います。
2.月は8ハウスの支配天体なので、税金や保険などについて、国民が関心をよせているが、冥王星は11ハウスの支配天体。
なので、いまの税金の制度で現行の社会保障の制度と将来も続いていけるのか、これからどう動かしていくのか、について関心をよせているようです。
ただ、なかば、もう諦めているようなところもありそうです。
また、来年2022年度の予算案は過去最大のものだそうですが、それを国民の税金、負担の増加が極限まで強いられるように読めます。
国民健康保険については、別に記事を書いています。 → https://divinus-jp.com/archives/58124
3.5ハウスの天王星と2ハウス火星、金星スクエアは証券、投機に注意の配置です。
いまはほぼネットでなされている証券市場です。
とりひき数としては多くなりそうですが、儲けることと損をすることが、ほぼ同じくらいかもしれません。
5ハウスと2ハウスの支配天体を交換しているので、「無理」とか「悪い」感じではないですが、じゃあ、これから株でも、というような素人が取り扱うには難しいと思います。
4.3ハウスは太陽も含め、水星、海王星、木星までコンジャンクション。
水星は9ハウスの支配天体でもあるので教育テーマが強くなります。
これは国際的な評価もかなり下がっているのですが、マスコミや報道がなんとなく伝える楽しげなイメージがやや、信用はできません、とも読めます。
水星は、5ハウスの天王星とかたまりでセクスタイルなので、新しいツールを使って学ぶことをすすめていきます。
ネットの声を無視できないマスコミ、とも読めます。
だた、やはりここでも理想、あるべき姿を求めていくことが大事で、イメージだおれになりつつ試行錯誤していくようにしましょう。
4.去年の四季図(二至二分)のホロスコープには6ハウスに「広げる」天体があったのですが、今年はありません。 → 2021年の春分図について https://divinus-jp.com/archives/52605
なので、新型ウィルスによる感染症は一応のおさまりがあるように読めます。
ただ、今年も海王星と冥王星のほぼ、セクスタイルになる配置や、木星が魚座にあることなどから、昨年ほどではないとしても感染はまったく抑えられたとは読みにくいですし、土星、天王星のスクエアの配置はあるので、先々の事を考えて行動を制限しようという動きも続きそうです。
5.今年流行りそうなもの
インスタに映える写真を投稿する
子どもや学生でなくても、資格をとったりする勉強
見えないものに対しての関心が高まるので、占いや国内の寺社仏閣をめぐるツアー → ぜひ、私のサイトをご覧ください(笑
1.太陽を含む3ハウスなので、とりあえず手に届くところでスタートすることが多いようです。
特に、教育については、さらにリモートだったりネットで展開していくようです。
ただ、お金儲けということについていうと、2ハウスが山羊座であるので、常識的なところから始めてみる、組織のなかで試してみることから始めると良いと思います。
2.月についていうと、人間関係がテーマだと思います。
天秤座の月なので、とりあえず、あたりさわりなく人間関係をむすんでいくのですが、実はかなりガマンしていると思います。
一方で、パートナーとの深い信頼関係は大事。
大抵のことは波風たてずにニコニコ外で笑っているのは、信頼している人だけ本当のところをわかってくれればいい、と思っているからではないでしょうか。
ただ、この月は冥王星とのスクエアしかアスペクトがなく、蠍座に入る手前です。
とかく、ゼロか100かの極端な人間関係になりがちだし、まずは心と身体に無理をしないように気にしていく事が大事だと思います。
全体的に左側にありながら、火のサインには太陽だけです。
誰かと協力しながら、試行錯誤しつつ。
でも、やると決めたら、ガツンとやっていく。
今年だけではなく、2023年以降をみていくこと、平等、博愛、理想をわすれないこと。
そして、身体と心に無理をさせないのも大事です。
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