新月のホロスコープは、新しい目的が生まれる日として、その月のテーマを扱います。
太陽、月は、1ハウス水瓶座。新月と木星がセクスタイル。
サイン違いで山羊座に冥王星があります。
「これから」に向けて、いくつもの意味でも新しいスタートの時。
ひと月単位のスタートである新月、であり、また、1ハウスという最初のハウスのスタートでもあり、
さらに、2020年にグレードコンジャンクションが起きた水瓶座0度に近いので、いよいよ始まる「風の時代」が現実におりてくるスタート。
そしてさらに、この3月に冥王星が入ってくる水瓶座です。
割と大きな意味のある新月だと思います。
この新月にさきだって、双子座に長期滞在している火星が1月13日に逆行を終了しています。
また、1月18日には山羊座の水星が逆行を終了します。
年末の12月23日の羊座で新月で、新しい方向性がわかっていたかもしれません。
しかし、この火星と水星が逆行していることで、具体的に動き出せない状況でした。
この新月でエネルギーの出し方を象徴する火星と、コミュニケーションや仕事のやり方を象徴する水星が逆行を終わることで、見直し期間が終了します。
ただ多ければいいというコミュニケーションのあり方を見直して、ネットでの滞在時間を減らしたり、おもしろがって相手を傷つけるようなあり方も見直しされたと思います。あるいは、不要なおしゃべりをやめる方もおられたかもしれません。
直前で約束ごとが変わってしまったり、社会のルールがいつのまにか変わってきたという事もあったと思います。
そんななかでは、なかなか新しいスタートはきりにくい時期でした。
その見直し期間である火星と水星が逆行を終えたあとに、新月になるのです。
さらに、新月に先だって1月18日に太陽と冥王星が重なっています。
これは1年に1回ある配置ですが、冥王星によって、太陽のエネルギーが押し出される時です。
でも、この新月前の時期は、その太陽のエネルギーをどこに向かうのかわからない、とか、具体的な方向がわからないという事もあると思います。
あるいは、この太陽と冥王星が重なったあたりから「なんとなく」新しい方向に向かう方、あるいは向かわざるを得ないこともあったと思います。
冥王星を意識することは、個人としては「それを死ぬくらいならやめる」とか「死ぬ前にはこれだけはやりたい」
あるいは自分の人生の残り時間を考えたときに「よけいな事はしたくない」とか「振り回されるひとに時間をかけたくない」という事を考えるかもしれません。
その結果、自分のなかにしっかりとした「芯」ができるのですが、前提としてすごいプレッシャーや事件、イベントがあるのです。
そして、この水瓶座に月が入る新月前の20日あたりからその方向性がわかってくると思います。
さらに、この新月では、1ハウスに新月と冥王星があるという事は、社会的には大きな動きがあってもおかしくない配置です。
この新月の時に主な10天体は順行しています。4月下旬の水星の逆行までです。
そして新月とセクスタイルにある木星は、牡羊座で勢いがあります。
ただ、待ってるのではなく積極的にでていく姿勢については、応援しましょう、という木星なので、単にラッキーではありません。
つまり、この時期新しいスタートでもあり、木星が牡羊座にあるというラストスパートでもある短期集中の時期が始まるのです。
3月は土星や冥王星がサインを移動するので、社会的な節目なのですが、個人としての実感は、冥王星、土星よりむしろ、実感があるかもしれません。
さらに、1月30日には双子座の火星と水瓶座の太陽がトラインという調和的な配置です。
お友達や知り合いというネットワークが大事であり、そこでの情報共有が重要です。
いま、山羊座に冥王星があり、ギリギリと社会からのプレッシャーがあります。
そんななかで「ナニか、おもしろいことを始める」といっても、「ナニもない」とか、「いま、ここでの事で精一杯」という方も多いと思います。
でも、どうかこの新月あたりで友達、知り合い、あるいはネットでもいいので、ネットワークを通じて、情報を共有(ここ、大事。共有です。単に情報をとるのではありません)することを通じて、未来に向けての自分のイメージを持ってみませんか?
この月が満ちるときは、2023年で最小の満月です。
かなり破壊力のある満月です。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。