ツイッターには流したのですが、ブログを読まれる方は別なので、こちらにも書くことにしました。
このツイートをしたのは2023年3月6日。翌日の3月7日に土星が水瓶座から魚座に移動します。
月は獅子座を運行し、最後に土星と向かい合ったあと乙女座に移動しました。
それは、水瓶座の土星に最後の挨拶をしているようでした。
「お疲れ様でした」「ありがとうございます」
でも世界は、この水瓶座の土星の問いかけに応えてきたでしょうか。
土星はまず、弱点を指摘してきます。「ここ、弱いよね」と。
そして世界というデカい話ではなく、冥王星が示す、いまあるローカルな山羊座である日本社会は、この水瓶座の問いかけに応えてきたでしょうか。
水瓶座の土星がしめした人間としての権利、自由、多様性、個人を尊重すること、ネットやAI技術をどう社会に実装するか、そして社会的なインフラ等について、この3年の日本社会を考えると、とても、応えられていないと思います。
水瓶座の土星が「ここ、弱いよね」を指摘することについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/51666
土星から「ここ、弱いよね」と指摘されたところについて、社会は、そのシステムを再構築し、補修してこれから将来も続けていけるようにされます。
その結果、しっかりとした組織やシステムが続いていくのが土星の働きだと思います。
そして、この3年を振り返ると、この記事で書いたように、少なくとも日本の社会インフラは丁寧に補修され、将来も使えるように補修されているか、というとそうは感じないのです。
昔はあまりなかった車両点検やトラブルで朝のゲキ混みの通勤電車が止まるのは、当たり前になってきました。
これは、設備が老朽化してきたとともに、昔は点検、整備に十分なお金や人がかけられてきたのが、今はそれが削られているからではないでしょうか。
また、このコロナ禍でも必要な人に医療や検査、医薬が届いているか、というか疑問です。
この交通網の整備や医療制度は、冥王星が獅子座にあった時に始まった高度経済成長期を背景にしています。
(国民皆保険制度はその後、医療を誰でも支払いを心配せず受けられるようにという乙女座に冥王星が入ってからですが)
なので、こうした社会インフラについて、水瓶座に土星があったときに、その「ここ、弱いよね」に応えてこなかった日本の社会は、これから水瓶座に入る冥王星がどうしていくのか、という時代を生きていくんだな、と思います。
土星は社会を示す天体でもありながら、個人の最終目的地を示す天体でもあります。
個人的にも、2020年から2023年にかけて水瓶座を進行した土星は、ここでしかできないテーマ、課題を私たちに問いかけてきました。
そこには困難や、厳しさ、責任といった、できたら避けて通りたい事があったと思います。
でも、その土星のテーマと向き合ってきた私たちをまずは認めましょう。
お疲れさまでした、よく頑張りました。
それはしっかりと自分のものになっているはずですし、それに対し、土星は(宇宙は)祝福していると思うのです。
3月6日に土星と向かい合った月はすぐ、乙女座に入りました。
また、翌日の3月7日に土星が水瓶座から魚座に入ります。
魚座の土星についてはこちらの記事をお読みください → https://divinus-jp.com/archives/65738
さあ、見えないもの、何でもありの価値感を象徴する12サインの最後にある魚座で示す土星のテーマをご一緒にまいりましょう。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。