STAR CAROUSEL 2019

西洋占星術の講師が１日に７人集って講座をされる、という「ＳＴＡＲ　ＣＡＲＯＵＳＥＬ（スター　カルーセル）」に参加しました。
日本で初めての西洋占星術のカンファレンス、と聞きました。

「カルーセル」とは、メリーゴーランド（回転木馬）の事。
回転木馬のように７人の講師が登壇される、というイメージでしょうか。

といっても、カンファレンスと聞いて「患者のカンファ」を思い出したので症例検討なのか、と思ったし、
カルーセルと聞いて「麻紀」と思ったのは、ここだけの話。

実は、告知があった段階で、私はこの日は仕事が入っていました。
なので参加できるかどうかわからず、安くないお金を無駄にするもの、どうかなあ、とちょっと迷いました。
で、参加を決めたときのホラリーチャート「私は、スターカルーセルに参加できますか」

Astrodienstさんで作りました

これ、ホラリーチャートとしてはどうかと言われると思いますが、参加できるじゃん！と思いました。
現実的な理由はありません。この日の仕事、休みをとるのにどうするのか、と思っていたし。
なので、参加できるじゃん！と思いつつ、ホントかよ？とは実は、思っていました。

でも、ハイ、参加できました。

会場は青山の古いビル。ツタがからまっています。

最初の登壇者は、松村潔さん。
別会場からＺＯＯＭで参加。そして、会場に映し出される映像はホワイトボードで音声のみ。
エヴァンゲリオンのゼーレと仰ってる方あり、天の声と仰ってる方あり。

そのあとは、いけだ笑みさんのホラリーについて。そして、このカンファレンスを「ゆりかご（Ｃｒａｄｌｅ）」としてお話になりました。
このツタのからまる建物自体が、ゆりかごのように命を内部にもっています。
その命とはこのカンファレンスに参加する人の命であり、西洋占星術の命でもあると思うのです。

田中要一郎さんの古典占星術は、目からうろこ。これ、スゴイじゃないですか！勉強します。

お昼には銀河弁当さんのケータリング。

青いご飯が衝撃ですけど、食べてみると前の日まで食べていて身体の中に入っている悪いモノをチャラにしてくれそうな美味しさ。

また、燦伍（サンゴ）さんの出張メニューは、どれも星にちなんでいます。
ついてるキャプションも素敵で、シャレオツ。
名残の木星射手座、旬の天秤座金星、ハシリの月と水星。どれも美しい。
これは、木星射手座のカクテル。

ぜひ画像をタップ、あるいはクリックして大きくしてみて。
お星様がのってるんです！キャー！

ランチライムの鼎談は、ＳＵＧＡＲさんと、竹内俊二さんと、一樹さん。
占星術ダンシたちの恋バナもちょっと聞きました。

午後は芳垣宗久さんの魔術の話から。これは自分で実感しないと。

賢龍雅人さんのアストロゴールドの話は、実践的。ああ、なるほど、なるほど～。

そして、あくまでも私テキになのですが、この日の白眉がＳＵＧＡＲさんの和歌講座。
和歌と西洋占星術って着地するのか、と思っていたけど、着地しました。素晴らしかった。
いまは二至二分でチャートをたてていますが、これ立春・立夏・立秋・立冬でたてたらどうだろ？という実践すべきヒントもありました。
でも、まず、ひもとかれた「見ゆ」の呪術性。さらに、その「見ゆ」対象と自分。
私は、福岡伸一さんの「動的平衡」を思い出しました。常に動いていて、でもそれが恒常性を保っていること。それが生命。それが世界。
それと私をつなぐものが、「見ゆ」私であり、和歌や俳句などにもある「象徴」じゃないの？という提起。
福岡伸一さんの動的平衡

最後は、鏡リュウジさん。いろんな意味で、さすがとしか言い様がない。
朝、いけだ笑みさんのところで笑ってみていたホラリーチャートが、再び別の顔をもってゾワっと立ち上がってくる。
時々、こういった瞬間があって、西洋占星術、ヤバいんですよ。
そして、このカルーセル（回転木馬）の中心を問いかけられ、また、このクレイドル（ゆりかご）から飛び立っていくものの可能性を示唆されていた。

この一日、回転木馬に酔ったようなめまいがしそうな情報量でした。

参加者のライツ（太陽と月）が貼られたチャートに講師サイン。