真姿弁財天 武蔵国分寺跡

国分寺崖線とは先史時代の古多摩川が武蔵野台地を削って生まれた連続した河岸段丘のことです。武蔵村山市から大田区まで東京を縦断するように伸びています。崖の高低差は10m〜20mぐらいです。
その斜面、崖から武蔵野台地にしみこんだ地下水が湧水となって湧いています。

ここもそんな湧水のひとつ。

崖下にある水源。

水、ということであれば、弁天様がいらっしゃいます。ご挨拶します。

小さな泉のかわいらしい弁天様。

こちらは巳の年に12年に一度、ご開帳されるそうです。
湧水の池にかかる橋を渡ってお参りします。

小さな祠で周囲でお守りしている寺社は見当たりませんが、管理は近くの「糸萬円」という農場の方が管理されているようです。
その糸萬円さんも、遡ると1333年のこの近くの(近く?)分倍河原の戦いで「武蔵国分寺」が焼失した跡地に、当主の本多家の先祖が移り住んだのが始まりとのこと。

武蔵国分寺は、奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、武蔵国国分寺の後継寺院とされていますが、この周辺、すべてが当時の武蔵の国分寺、国分尼寺になっています。

真姿弁財天という名前の由来、言い伝えがあるそうです。
絶世の美女といわれた玉造小町(たまつくるのこまち)が難病に罹り、武蔵国国分寺で身を清めたところ、元の美しい姿に戻ったという言い伝えがあります。このことから「真姿の池」と呼ばれるようになったそうです。
この斜面、崖にそった湧水はいくつかあって、それが遊歩道とされて整備されています。

湧水なのでとても透明な水で、泳いでる鯉がよく見えます。

斜面、崖を登っていく途中にお稲荷さんがいらっしゃいました。
この小さな池を見守っておられるようです。

ご挨拶します。

もどって階段をあがっていきます。

マンションの庭のようですが、武蔵国分寺跡となっています。

すごく広い。東山道が直線に通っています。

泉の場所とJR国分寺駅に赤丸をつけました。
右下に向かう矢印は、武蔵国府にむかう方向です。
京王府中駅の近くの大國魂神社の隣、あるいはJR府中本町の隣に武蔵国府の史跡が残っています。

各国に配置された武蔵国府は、その近くに武蔵の一の宮である大國魂神社に各地の神さまをお招きしてお祀りをし、また、国分寺・国分尼寺まで約5kmです。
この時代の距離感って少し違うなとは想いますが、武蔵国自体の大きさからしたらすごく近いです。

国分寺岸線 (「日本の地形千景」) → https://www.web-gis.jp/GM1000/GM_Red1/GM_Red1-051.html

糸萬円 (「こくべじのくらし」) → https://kokuvegenokurashi.shop/blogs/farmer-introduction/%E7%9B%B4%E5%A3%B2%E6%89%80-%E8%BE%B2%E5%AE%B6-%E7%B3%B8%E8%90%AC%E5%9C%92

武蔵国分寺 https://www.musashikokubunji.jp/

真姿弁財天 (国分寺市のサイト) → https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kouen/1005195/1004229.html

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