世田谷文学館は、文学といってもけっこう、柔らか方面の展示が多くて楽しいところです。
「すすめ!!パイレーツ」「ストップ!!ひばりくん!」で大笑いしたのですが、一方、描く女の子が可愛い作家です。
展示はほぼ、撮影可です。
これは入口にあったドローイング。
ライブドローイングのイベントで描かれたそうです。
ライブなのに、ほぼ迷いのない線が美しい。
ひばりくんが可愛いのだけど、このイラストのうしろもピンクのドット柄が雰囲気あるよね。
彼の描く女の子って「なんてったってアイドル」のキョンキョン(小泉今日子)にテイストが似ているのです。
元気でキュートでかわいい。
でも、ちょっと考えてみたら、「ストップ!!ひばりくん!」は、時期的にキョンキョンより先行しているので、むしろ江口寿史の描く女性像のフォロアーになると思うのです。
そして、デザインのお仕事には、BAHOのCDもありました。
真ん中の「HAPPENINGS」
BAHOというのは、Charと石ヤン(石田長生)の二人でやってたギターユニット。
そのライブCDです。
もちろん、持っています(笑
自分の持ち物が展示されているのは、おもしろい。すでに歴史の一部。
漫画の原稿もありました。
先ほどのイラストのうしろのドット柄もそうだけど、場内でかかっている曲が「あああ、それそれ~」みたいな選曲で。吉田美奈子だったり稲垣潤一だったり。
展示というか、選曲も含めて世界ができているのです。
誰がこれ、選んでいるんだろ?と思ったら、ご本人、と。
場内にQRコードが貼ってありました。
読み込むとプレイリスト(PDF)がダウンロートできました。
Spotifyでプレイリストも公開されているとツイートされていました。
世田谷文学館『江口寿史展〜ノット・コンプリーテッド』会場BGMを公開してほしいとの声多しなのでSpotifyで一部公開します。現在会場では(多分今日から)BGM1〜9が流れていると思いますが、近日中に追加される10と11のうちの、これは10です。よかったらどうぞ。
世田谷BGM10 https://t.co/ODZoCJ7bqZ
— 江口寿史 (@Eguchinn) October 11, 2023
私は、実はこのあたりの音楽は、特段に好きなテイストだったわけじゃないのです。
でも、どこかで耳にしています。
なんていうか、好きな漫画読んで、ラジオから流れてくる音楽が気持ちよくて、という展示になってて気持ちがいいのです。
これでポテチとコーラがあれば、できあがる(笑
場内は1980年代にリアルタイムで経験したお年頃の方が多いのかなと思っていたのですが、全然違いました。
20代、しかも前半の方ばかり。
開催されている世田谷文学館は、実はこんな小さな滝とか鯉が泳いでいるとことです。
となりは介護付有料老人ホームですが、その前はウテナ(化粧品の方)創業者の邸宅があったそうです。
また、世田谷文学館ではライブラリー「ほんとわ」があり、ラジオ番組もあります。
ここで江口寿史さんご自身のお話もされていました。
Spotify、ポッドキャストで聞く事ができます。
↓「ほんとわラジオ」のリンク先からどうぞ。
https://www.setabun.or.jp/outline/library.html
グッズもかわいいものばかりなので、おすすめ。
2023年9月30日(土)~2024年2月4日(日)
世田谷文学館 江口寿史展ノット・コンプリーテッド https://www.setabun.or.jp/exhibition/20230930-20240204_hisashieguchi.html