池袋で痛ましい交通事故がありました。
ネットのニュースから。
この事故を起こした自動車に乗っていた男性のチャートがツイッターのタイムラインに流れてきました。
表われている意味がいくつもあったのですが、これから私が学ぶとしたら、プルートハーフリターンもあるんだ、という事でした。
西洋占星術では、人生の見なおしの時期として、サターンリターンという時期があります。
最初は30才前後です。
次に、西洋占星術では、「中年の危機」といわれる時期があります。
生まれた時の天王星が向かい合う場所に来る時期。
さらに、ここに冥王星が真横にくる時期も重なる時期や、海王星が来る時期も重なることも多いです。
海王星の影響は、危ない方向に進みやすいのですが、これは実は影響を感じにくいのが実は恐ろしいところ。
それより、実感のある影響は、この天王星が向かい合う時期に冥王星が真横に来る時期。
突然の離婚、引っ越し、転職。
また、冥王星が火事場のなんとか力を持ち込んでくるので、予想をこえた方向に向かいやすいのです。
それをこえたあとに、2回目のサターンリターンがあります。
昔はここで寿命もなくなっていたので、2回目のサターンリターンは、「終活」の時だったと思うのです。しかし、現代の日本では平均寿命も男女とも80才を超えています。
今は、80才を超えた時には、天王星が回帰してくるウラヌスリターンもあるなあ、と思って、以前記事を書いたのですが、ここはサターンリターンの三回目でもあります。こちらの記事で。
個人に立ち返るといっても、生まれたばかりの赤ちゃんではないので、それまでに積み重ねてきた時間と経験があるはずです。そのうえにある個人、私らしさです。
そして、この時期をこえた時に、冥王星が向かい合うプルートハーフリターンがあるんだな、と思ったのが今回の池袋の事故でした。冥王星が向かい合う位置にくる時期です。
冥王星はゆがんだ軌道を回っているので、常に80年後ではないのですが、この年齢で底力を見直す、あるいは、とんでもない力を取り込むというのも、しんどい話だと思うのです。
なので、この時期、ウラヌスリターンもあり、天寿を全うされる方も多いと思うのですが、自分の人生の底力と向かい合うという方もいるんだというのが、この事故のチャートから学んだことです。
でも、そこに至るまでに、サターンリターンも重ね、あるいは天王星と土星の配置もあり、冥王星同士の穏やかな配置もあったはずです。そこで、どこくらいの時間と経験を積み重ねてきたか、が生きてくるはずだとも思ったのです。
ちなみに、現在、蟹座に冥王星をもつ世代のかたは1915年から1938年くらい生まれの方で、ほぼ80才超えています。
そして、冥王星は2023年に水瓶座に移動します。
すると、獅子座に冥王星を持つのは、1938年から1956年生まれのあたりの方。現在、60代以上の方。
どんな時代になるのでしょうか。
厚生労働省 簡易生命表(PDF)(この記事のエントリー時には、平成29年度でした)