起き抜けに「あ、攻殻機動隊のテーマソングが聞きたい」と思い出して、ネットで探してみました。
このテーマソングは、ナニ言ってんだか、実はわかっていませんでした。
でも、いいなあ、と思って聞いていたのですが、今になって聞き直すと、これ、「トホカミ、エミタメ」って歌ってる。
え?ナニ、言ってんの?これ、と思って調べました。
以前は、わからなかったのですが、祝詞を少し、習って聞き取れたのだと思います。
祝詞のCDについては、こちらに記事を書きました。
映像は、ググると出てくるので、歌詞を少しだけ。
GHOST IN THE SHELL-攻殻機動隊 2.0 ORIGINAL SOUNDTRACK Soundtrack
吾(あ)が舞へば、麗(うるわ)し女(め)、酔ひにけり
吾(あ)が舞へば、照(て)る月、響(とよ)むなり
結婚(よわい)に、神、天下(あまくだ)りて
夜は明け、鵺鳥(ぬえとり)、鳴く
遠神恵賜(とおかみえみため)
遠神恵賜(とおかみえみため)
遠神恵賜(とおかみえみため)
こんな事、謡っていたのかと、明けていく時間に、ぞっとしていました。
これを聞いたのは、いつだっけ?そこからずいぶん、内容もわからずに放っていたもんです。
えっと、1995年。ああ、23年前。
ん?23年前?来年は24年になるのか。射手座に木星の時だ。
ということで、射手座に木星のある時のアニメを探してみました。
浮き世離れしているのが、射手座っぽいのでSFで。
この攻殻機動隊が映画となる前の12年前、1982年の射手座に木星があった時も調べてみました。(表の(A)です)
幻魔大戦もアキラも、大友克洋さんがらみです。ともに、超能力に目覚めた主人公が自分より大きな悪と闘います(すごい略しかた。ごめんなさい、ごめんなさい)土星が示す日常では使われない能力である超能力。その自分の能力を発見していくのが、天王星が同座する射手座らしいと思いました。
そして、このアキラでは、破壊された旧東京が、2020年の東京オリンピックを機に再開発するのが時代背景になっています。SNSでは、アキラにでてくる国立競技場のコマが、現在、建て替え中の実物の国立競技場と似ていると話題になりました。
表の(B)の攻殻機動隊が公開された1995年
射手座には木星とともに冥王星がありました。一度、4月に逆行で蠍座に戻りますが、1995年11月に射手座に入ります。
攻殻機動隊は、第3次核大戦と第4次非核大戦のあとの21世紀が舞台。
脳にデバイスを直接接続する電脳化という技術が普及している世界です。また、義手や義足からロボット技術が発展した義体化技術(サイボーグ)が登場しています。
そして、生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会で、身体をすべて失い、しかも生まれてからの記憶もほぼない、という極限の状況にあるのが主人公の「少佐」です。「自分を規定するものは何か」をつきつめていった話でもあるように思います。つきつめていくのが冥王星で、そこにこの攻殻機動隊のテーマのように、神をみるのが射手座らしいと思いました。
さらに、この年は、新世紀エヴァンゲリオンがアニメで開始されています。
主人公のシンジの有名な台詞に「逃げちゃダメだ」があります。
自分の居場所はここしかないから、逃げるなと自分に言い聞かせているように聞こえる台詞なのですが、これは今年の射手座木星でも言えることです。
魚座に海王星があります。射手座の木星は、なんとなくのイメージしか持っていないと、なにか自分に都合の悪いことがあると逃げてしまうのです。
しかし、この「逃げちゃダメだ」の1995年から木星が二度、射手座にきています。
つまり24年たっています。
この台詞を聞いていた親から、生まれた子どもたちが今、就職していて働いている時代です。24才として。ブラック企業にいても自分の居場所はここしかないから、逃げちゃダメだと思い込んでしまう可能性もあります。
射手座の木星は逃げてしまいやすいのですが、一方で、「現実をみて、逃げろ」と伝えてくるのは、山羊座の土星です。
この土星がこの射手座に木星があり、魚座に海王星のある2018年からの1年のキイになると思うのです。
そして(C)では、射手座の木星は冥王星と一緒になります。
パプリカは、他人の夢に侵入し悪夢を見させて精神を崩壊させるというアニメ。冥王星による極端な精神性や思考が、別の精神性や思考を破壊し否定していくように読めます。
また、射手座の象徴する知性を冥王星が破壊することにに対する戦いとして、図書館戦争が描かれているようです。
図書館戦争にあるメディアへの監視を目的とした良化特務機関(メディア良化隊)による検閲というのは、今のマスメディアの方向性を考えると恐ろしいものです。
そして、図書館戦争の主人公である堂上篤は、2019年に念願の図書隊に入隊するのです。
そして、今回の射手座の木星。
アキラで描かれた東京オリンピックの目前、図書館戦争の堂上篤が入隊した年。
射手座の木星は、どんなアニメを見せてくれるのでしょうか。
(ここまで2018年12月アップ)
(追記:2019年11月)
そろそろ木星が射手座を去るので、射手座のアニメをふりかえってみました。
この表には、まだ社会的、政治的なイベントを書き込めていません。
それを評価するにはまだ時間が必要です。
表も追記しました。2018年11月6日から2019年12月3日は(D)です。
今年のアニメは天気の子。
祈るだけで、天気を晴れにできる力を持つ少女の話。
後半はカーチェイスもあるロードムービーでもあり、射手座の冒険をして遠くにいくことが象徴されています。また、荒廃してるけど美しい最後は、希望につながっていき、それは射手座らしいと思います。
でも、この晴れにできる能力は、本人が望んだのではなく、持たされていている能力です。ここは海王星からの避けられない影響を感じます。
また、祈りも海王星のスピリチュアルな力の象徴であり、大きな力にアクセスする方法です。
そしてやはり、その後の大雨や台風の被害も忘れることはできません。
次に射手座に木星がやってくるのは2030年10月。
あなたはどこで、何をしているのでしょうか。
コメント
スゴイ曲ですね!
地声の祝詞と西洋のブルガリアンヴォイスが合わさった様。
細胞に響きます!!
でも、映画も含め完全に見逃していました。
見逃しているスゴイ事、まだまだ沢山あるなぁと反省です。
紹介していただき感謝します。
攻殻機動隊で使われている音楽のひとつで「謡」です。
しばらく、何を謡ってるのか、知らなかったのですが、声の持つパワーはすごいです。