天体の運行はサインからサインへの横方向だけじゃなく、上下にも動いています。
この赤緯についてみると、冥王星が太陽の軌道の上下を越えてくる時があります。
社会的な動きを越えて、破壊を再生の冥王星のパワーが発揮されます。
太陽の冬至点・夏至点である23.26度を超える軌道を超えるという事は、冥王星のパワーが解放されることです。
この太陽の軌道を越えるアウトオブバウンズ(OOB)に向かうときに、むしろギュッと力がかかることがあるので、
ここから冥王星がOOBに向かう時期は、動きがあるときです。
また、北から南、あるいは南から北という0度を超えるときも、
パワーの方向が変わっていくので時代が動いていくときで、ここでも社会変革などが読めます。
冥王星は240年あまりで、サインを一周する天体です。
今年は海王星、天王星、土星という影響の大きな天体が横にサインを移動したのですが、
この冥王星の縦の動きもそのパワーが強くなり、「時代」が大きくうごきそうなときです。
冥王星のOOBは、2025年8月下旬から11月下旬となります。
冥王星の2025年の赤緯については、昨年、こちらのスペースで茜鳥ジュン先生にうかがっています。
youtubeにアーカイブがありますので、ご覧になってください。(赤緯の説明は14分すぎあたりからです)
(途中、いきなりお呼び立てしたリマーナすず先生が、怒濤のように赤緯についてお話いただいています。そして、ほしのや寿先生も参加いただきました。でも、お呼びしたにも関わらず、ほしのや寿先生は、タイミングがあわず、お話をうかがえませんでした。ごめんなさい!必聴。1時間20分すぎ)
また、(繰り返しになりますが)今年は海王星も牡羊座に入りました。
海王星も、南緯から北緯へと0度を超えていくときです。
2025年中旬から9月下旬にかけては、0度に近づいてきますが、実際に、南緯から北緯に変わるのは2026年4月になります。
昨年の冥王星の水瓶座の完全な移動完了から、来年の天王星の双子座への移動完了の間となっている2025年は、社会的な動きが大きな時です。
動画のなかで茜鳥ジュン先生もおっしゃっていますが、世の中のスクラップアンドビルドのなかでは、
「恐れるというより予測をたてて、向き合う。対策する。というのが占星術を学んで生かせるところです」とおっしゃっています。
私も、「備えよ、常に」だと思います。
「まあ、大丈夫だろう」ではなくて、避難場所を確認しておこう、持ち出し袋のなかは期限切れじゃないかな?とか。
「テレビではこう言ってるから」とか、社会の価値観を自分の物差しにしていないかな?とか。
2025年、ここから、土星より遠い天体、トランスサタニアンが逆行をします。
また、天王星が前のサインの牡牛座に戻っていきます。
海王星は春分点という12サイン全体の節目を越えて、魚座に戻っていきます。
先に進んだとおもった時計の針が戻っていまうような感覚があり、混乱してしまうこともあると思います。
また、9月には日食、月食があります。
そのあたり、一気にエナジーがあがり、一気に勝負をつけようぜ、というムードもでてきそうです。
世の中、社会の動きが大きいのですが、「この次」に向かうために、試行錯誤していく時期です。
なので、まずはご自身のペースで。
この時期、水星がよく見えます。夜明け前の空の水星を見上げてみましょう。
(国立天文台のサイトから → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/08-topics05.html )
Jun Akanedori 茜鳥ジュン 先生 のXアカウント → https://x.com/akanedorijun
茜鳥ジュン先生 公式サイト → https://www.akanedorijun.com/