火星は2月13日に水瓶座に入り、翌日の14日に火星と冥王星が重なりました。
ここに続いて、金星も2月17日に水瓶座に入り、入ってすぐのその日に冥王星と重なります。
その後、火星は3月23日に魚座に移動し、金星は3月12日に魚座に移動します。
前の記事では水瓶座の火星について書きました。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/74745
火星に続いて金星も水瓶座入ってすぐ、冥王星と重なります。
2月17日のホロスコープです。ハウスはとっていません。
水瓶座の0度に火星、金星、冥王星があり双子座の月とトライン。
「あの人もこの人も素敵～！❤」という恋愛スイッチは入りやすそうですが、水瓶座なので「推し」です、とか友達がいます、というテイストになりがち。
（火星と金星は2月22日に重なります。それについては別に記事を書く予定です）
比較のために1月11日の山羊座の新月のホロスコープを示します。ハウスはとっていません。
このひと月のなかで土（緑）が減って、オレンジ（風）が増えているのがわかります。
火星と冥王星が重なって大きなパワーがでてきたあとにそれを馴染ませるように、あるいは、さらに根本的な欲求を爆発させるように金星も同じように動きます。
ここでも金星と冥王星が重なるのは、水瓶座0度です。
サビアンでは水瓶座1度「カリフォルニアの古いレンガ造りの伝道所」
山羊座の象徴である「その場にあるモノ」の伝道所がすでに壊れて思想だけになっている水瓶座のサビアンです。
土の時代、特に牡牛座に木星があった山羊座の冥王星時代は、個人の生活を我慢して組織や規則にそって行動すると組織での地位があがっていきました。
でも、それって「楽しいことなの？」と、この金星は問いかけてきます。
「上の顔色だけをうかがって、あなたらしい？」「地位があがることを目的に生きていて楽しいことなの？」「組織の歯車になることって、あなたの個性はどうなってるの？」
水瓶座0度というもっとも水瓶座らしい度数で、冥王星のパワーを個人におろしてくるのがこの火星と金星だと思います。
このときに思い出したいのは木星と土星がセクスタイルの配置であることです。
火星、金星と冥王星のパワーに振り回されそうになりつつ、現状できる具体策を形にできる配置があります。
これを忘れないようにしましょう。
木星と土星セクスタイルについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/76257
2月17日上弦の月の東京のホロスコープです。
金星がサインを超えてくる2月17日は牡牛座で上弦の月となります。
人間関係の変化が読み取れます。
冥王星、火星のパワーが圧倒的な時に、「これが正しい」という主張や対立から、離れていく関係もあるでしょう。
理論として正しさはわかってるのですが、それを納得することが難しいのです。
自分だけの感覚でやっていることや、なじんだやり方に対して、理論を追い求めたり理論を重ねていったり、誰にでもわかるという方法の対立です。
前の火星の水瓶座入りの記事では対立やプレッシャーが明確になってくると書いたのですが、ここは別の面を書きます。
この時、金星、冥王星、火星がほぼ同じ位置となり、この上弦の月はトラインに向かいます。
対立はあるのですが、最低限、誰にでもわかる、なじみのあるやり方という共通項を見つけていくことで、なんと馴染ませていこうというのがこの月にように読めます。
この月は、相手のわからなさに気持ちを寄せていっているように見えます。
また、先の記事に書いたように相容れない対立や価値観がわかったはずです。
それを経て、共通の未来を持つ友達と時を過ごしているようにも見えます。
つまり、ここで明確になった対立や理解できないことは、「ここで終わりです」「解決です」という事ではありません。
でも、「違うことはわかりました。そして、ここは理解できます」という最低限、共感できる感覚、共通できる理解、約束を得られるのではないでしょうか。
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