牡牛座にある木星と、魚座にある土星がセクスタイルという配置になります。
ぴったりセクスタイルにはならないのですが、オーブ(ゆるみ、というか許容範囲というか)2度で2024年1月5日から3月11日。3度で2023年12月26日から2024年3月24日まで、です。
(私はちょっとオープは広いので、採用しにくいかな、と思うのですが、念のために書いておくと、オープ5度では2023年12月8日から2024年4月12日までです)
見えないムードをハッキリさせるために、現状の持っているものを使っていける配置です。
社会的には「弱者に対して、物質的な支援をする」ことや「裏に隠れているお金に人たちが感心を持つ」という動きが読み取れます。
個人では問題となっていることに、いまある手段で具体的に向き合うことができるときです。
なので、いままでハッキリをさせなかったけれど、ちょっとそろそろ決めないといけない事に、いまあるやり方や手段で具体的にアプローチしていけるでしょう。
ただ注意しないといけないのは、これはやってみて、動かしてこそ結果がでてくる配置なので、自然とそうなります、という事ではありません。
あるいは、どうしてもしなければいけないプレッシャーがあります、という事でもありません。
なので、魚座の土星に対しての社会、あるいは個人でアプローチしようとするならば、しやすい時期なので、やってみても良いと思います。
魚座の土星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/65738
土星は厳しい、とか、つらい、というテーマを示しますが、そのテーマをコツコツ答えていると、ずっと続けていけるスキルを手に入れることができます。
なので、この「自分で動かせてやりやすい」時期にやっておくのをおすすめします。
もっともセクスタイルに近づいた2月6日の東京でのホロスコープ。
山羊座に金星、火星もあるので社会的なアプローチや、組織としてできることを進めることができそうですし、個人でも自分なりのルールややり方にのっとって結果を出すことができそうです。
繰り返しになりますが、自然とそうなるわけではなく、その前提として、魚座の土星を意識していることが大事です。
それがないと単に、権力があるものがひとり勝ちです、というような事象だけが目につくと思います。
昨年、2023年も木星と土星のセクスタイルはありました。
そのときは、自分が犠牲になる部分を分けましょう、という事を読みました。
今回も同じテーマはあります。
冥王星が山羊座にあったときは「それって、儲かるの?」と言われていましたが、
冥王星が水瓶座に移動すると、「犠牲になることは、当たり前の事なの?正しいことなの?」ということが問われます。
去年のふり返り、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/70874
具体的にはその方のネイタルホロスコープでどんな太陽、土星なのか、という基本的な部分と
このときに魚座の土星と牡牛座の木星がどのハウスにあるのか、のよります。
なので「私はどうだろう?」の方は、↓のインフォメーションの鑑定にいらしてください(笑
このセクスタイルの間の2023年12月30日、木星は逆行を終了します。
木星の逆行の記事で「社会的にふくれあがった欲望をもつ組織や個人としても偏愛しているもの、あるいは大事だと思っている価値感が壊れる」と書いたのですが、木星が逆行している2023年9月4日から12月31日には、政治家のパーティー券、裏金問題や膨れ上がる万博の予算が明らかとなってきました。
牡牛座の木星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/71965
みんなの関心を集めたその問題に、具体的にアプローチをする、というか、できるのがこの時期です。
木星が逆行を終了するのは、牡牛座6度。サビアンでは「峡谷にかかるカンチレバー橋」
自分に備わった資質と他人を比較して「これが足りない」とわかってくるときです。
そのうえで、他者とつながっていこうとしています。
膨れ上がった欲望を見えるカタチにした木星です。
これからは、自分(たち)のものとする欲望のではなく、見ようとしていなかった問題や他者に対する思いやりが足りなかったよね、という方向に向かいますように。
この時期のあと、木星は双子座にはいって、魚座の土星とスクエアとなります。
ここはまた別のテーマとなっていきます。
その前に、太陽が冥王星と重なり、あるいはその冥王星が水瓶座に入っていくときにやはり、緊張感のある時期になります。
そのときに気持ちが焦ってしまうけれど、この土星と木星の配置がずっと背後にあるので、このテーマを忘れないでいたいのです。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。