2月13日火星が水瓶座に入り、翌日、冥王星に重なります。
また、このあと金星も水瓶座に入っていきます。
金星は2月17日に水瓶座に入り、入ってすぐのその日に冥王星と重なります。
その後、火星は3月23日に魚座に移動し、金星は3月12日に魚座に移動します。
冥王星は2024年中には水瓶座に移動を完了します。
本格的な「風の時代」だと言われます。
しかし、1月21日に冥王星は水瓶座に移動した時に太陽は山羊座にあり、牡牛座に木星も天王星もあり、また、火星や金星などの多くの天体も山羊座にありました。
なので、「風の時代」と言われても土のサインに天体がたくさんあって、実感はあまりなかったと思います。
むしろ、山羊座の冥王星時代にあったようなプレッシャーや圧力も感じやすいと思いますし、もう山羊座の冥王星はお腹いっぱい、うんざりするという事も多かった(多い)と思います。
1月27日天王星逆行終了時は月は獅子座にありますが、翌日、乙女座に入ります。
このホロスコープでは緑が土のサインなので、土が多いことがわかります。
1月27日に天王星の逆行が終了し全体の天体も順行のなか、火星が水瓶座に移動します。
また、追って金星も水瓶座に入ってきます。
するとここで、プレッシャーによって抑えられていた、あるいは見えなかった、見ないようにしていたものが表にでてくることもあります。
その長く抑えられていたものというのは、
近くは2023年5月に木星と冥王星がスクエアとなった時、
あるいは、山羊座に火星と金星が同座した2022年1~3月あたりの事だったり、
さらには、グレートコンジャンクションが起こった2020年年末、
遠くは山羊座に冥王星が入った2008年以来の事が原因だったりするかもしれません。
すでにこのあたりを冥王星が何度も行ったり来たりしています。
「見えなかった、あるいは見ないようにしていた」と先に書きましたが、もうかなり前から考えていたことだったり、ずっと感じていた思いだったこともあるでしょう。
それがこのタイミングで「死ぬ前にはこれだけはやっておきたい」とか「死ぬ思いをするなら、もうやってしまおう」というギリギリのところの思いもあるでしょう。
その表にでてくる大きなパワーをつかって、次の風の時代を進んでいく方もおられると思いますし、
過去の努力の大きな実りを得る場合もあると思います。
一方、その噴出エネルギーは大きなものになるので、不安定な時期とも言えます。
2月14日に火星と冥王星が重なるときのホロスコープです。ハウスはとっていません。
1月28日のホロスコープと比較して土(緑)が減っています。
2月14日に火星と冥王星が重なるのは水瓶座0度。
サビアンでは水瓶座1度「カリフォルニアの古いレンガ造りの伝道所」
山羊座の象徴である「その場にあるモノ」の伝道所がすでに壊れて思想だけになっている水瓶座のサビアンです。
土の時代、特に牡牛座に木星があった山羊座の冥王星時代は、組織や規則にそって行動すると自分の収入が得られるときでした。
しかし、これからその組織は拘束力がだんだん、なくなっていきます。
「場所や組織にこだわらない」「所有にこだわらない」「新しい世界観をもつ」ということから、個人としては居場所や仕事を変えたり、人間関係を変える方も多いと思いますし、
社会的には新しい組織と古い組織の争い、戦いという事も読めます。
このときに思い出したいのは木星と土星がセクスタイルの配置であることです。
火星と冥王星のパワーに振り回されそうになりつつ、現状できる具体策を形にできる配置があります。
これを忘れないようにしましょう。
木星と土星セクスタイルについてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/76257
この火星は、2月13日に水瓶座はいって翌日の2月14日に冥王星に重なったあと、
さらに、3月10日の牡牛座の天王星とスクエアに向かいます。
牡牛座の自分だけの感覚でやっていることや、なじんだやり方に対して、水瓶座の理論を追い求めたり理論を重ねていったり、誰にでもわかるという方法の対立なので、緊張感のある配置です。
また、現実の身体に対する攻撃、ハラスメント、あるいはお金、経済システムのトラブルが気になります。
この緊張感のある配置は、狭い幅では、2月12日の週(特に牡牛座に月がある15日、16日)は注意が必要です。
長い幅では火星や金星が水瓶座にある2月中旬から3月中旬は、パワーが強くでてきますし、この対立やプレッシャーが明確になってくる時となります。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。