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木星が牡羊座へ 2回目 2022年12月

12月20日に木星が牡羊座に移動します。
今回は2度目の牡羊座です。
2022年5月11日に牡羊座に入った木星は、逆行で10月28日に魚座に戻りました。(ここをAパートとします)
その後、木星は順行となり、2022年12月20日に牡羊座に入り、2023年5月17日に牡牛座に移動します。(ここをBパートとします)

AパートとBパートを合わせるとだいたい12ヶ月なのですが、途中に魚座の2ヶ月が挟まっているのです。

毎回、木星がサインを移動するときに記事を書いているのですが、今回は魚座と牡羊座の間でいったりきたりしたので、記事も複数になっていて、全体としてボリューム感があり、ややわかりにくいのです(笑

でもそれも、魚座から牡羊座に移動する木星らしいな、と思っています。
しかし、お約束のフォーマットでお話をすすめます。


<目次>

1.木星はラッキーか

2.魚座で木星がしめしたこと

3.牡羊座の木星とは

4.魚座にもどった木星が再度、牡羊座にはいる意味

5.今回の牡羊座の木星の特長

6.今回の牡羊座木星のあいだの大きな節目

7.牡羊座に木星が入ったときのホロスコープ(2度目)

8.ご自身のホロスコープでは


1.木星はラッキーか

幸運の星木星、と言われますが、木星は、広がる星、受ける天体です。
一般には「ラッキーな年」と言われるのですが、ただのラッキーではありません。
むしろ、この1年はラッキーな「成果」となるものはないと思います。なにがラッキーなのか、わからない1年かもしれません。
それは、これから始まる12年のタネをまく1年だからです。
いろいろな事がやってきて、そのなかから、将来にむけて必要なタネを確保しておく1年でもあります。単純に、棚からボタモチのような、ラッキーではないのです。
でも、その増えたチャンスのなかには、将来、花になる、とても重要なタネが混じっています。
大きな花を咲かせて、実をつけるタネなので、数が多いからといって、おろそかにはできないのです。

さらに言うとやってきたものはすべて受けとめて、拡大して、増やしていくのが当たり前なのが木星なのです。
なので、今までは見えてなかった小さなものも膨らませて拡散させるのが木星です。
木星がやってきたのに、ラッキーじゃなかったこともあると思います。
それは、いままで隠していたことが明らかになって、スキャンダルになったり事件になったりするのです。

良いモノも良くないモノも、いろんなモノが、やってきていて、それが膨らんで拡大していくのが木星です。

これは牡羊座に太陽がある、いわゆる星占いの魚座、牡羊座のヒトにかぎりません。
誰もがどこかのハウス(ホロスコープの特定の場所)に魚座や牡羊座があって、そこに木星はやってきています。
その領域をひろげていくのですが、その自覚がないと木星の恵み(とお節介な広がり)はわかりません。


2.魚座で木星がしめしたこと

2021年12月29日から2022年5月11日に牡羊座に入るまでが魚座の木星でした。
その後、10月28日から12月20日には、逆行で魚座に木星がありました。

魚座にはもともと、海王星があって、木星、海王星ともに魚座の支配天体です。
なので、とても「強い」状況でした。

雰囲気だけでは魚座は「癒やし」とか「優しさ」と言われますが、私はそうともいえないんじゃないかな、と思っています。

魚座木星は見えないものにみんなの関心をよせてふくらませて、見えるようにします。でも、そこには時間やこの世のしがらみ、ルールはなくて、なんでもアリです。
なので、その過程で、自分の傷や過去のこだわりも浮き上がらせてくるので、あんな事にこだわることはなかったな、という癒やしにも許しにもなると思います。

ありとあらゆる人(人じゃなくでも)について「あれもこれも、アリだよね」というのが魚座木星なので、自分の持っている価値観ではとうてい許容できないことも認めていくのです。

魚座の木星は、外側はソフト、だけど内側はハード。

前回、木星が魚座にあった2021年5月14日から7月28日まで、と、2021年12月29日から、2022年5月11日に牡羊座に移動するまでに起こったことの「復習」もありそうなので、
それを思い出してみるのもいいと思います。

この時期にあったことを振り返ってみます。

2021年5月14日から7月28日は緊急事態宣言が終わって東京オリンピックが開催されてた時期です。宮城県で大きな地震があり、熱海では土石流が発生してました。

2022年はロシアのウクライナ侵攻、円の急落が記憶にあるところですが、さて、未来の私はどう、ふりかえるでしょうか。

木星が魚座にもどります 2022年 で書いています → https://divinus-jp.com/archives/65074

また、魚座の木星は「癒やし」「許し」「解放」だけじゃないと思うのです、についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/58318


3.牡羊座の木星とは

新しいことに、チャレンジしてみること。
否定されたら、すぐ出直しするこだわりのなさも大事。「あ、ソウすか。じゃ、また」くらいの軽さ。
賭けやスリル、あるいは戦っていくことを楽しむ。
行動力はフットワークの軽さ。

そういったことを木星は「良い事だよね」とたくさん引き寄せて、膨らませて、外に発信していきいきます。
なので、で見なくてもよかったような小さなことも大きくしていくので、木星がソコにあっても単にラッキーではないと思うのです。


4.魚座にもどった木星が再度、牡羊座にはいる意味

今回は魚座テイストの牡羊座の木星2度目です。
なので、魚座の木星の意味が強くなると思います。
つまり、損得ぬきでやってきたことが結果をだすことになったり、
魚座の木星の時期に広げた間口や、増やした選択肢からチョイスしてやってみることになります。

また、2022年12月20日から2023年5月17日までの間には、2022年5月11日から10月28日に行動を起こしたことの、再チャレンジもあると思います。

一方で、牡羊座という春分点を行き来するという意味は大きいです。
春分点、つまり、牡羊座の0度を超えるというのは、新しいサイクルのスタートに入る意味があります。
その部分を行ったり来たりするのは、ポイント・オブ・ノー・リターン(回帰不能点)を超えるという事です。
なので、この牡羊座に木星があった2022年5月から10月までのあいだに起こったことは、かなり、もう、戻れないというイベントだったと思います。
個人としても、新しいステージにすすむ方や、まったく別の世界の扉が広がることになります。

そして、木星が魚座に戻ることで「でも、やっぱりやり残したことがあった」と一度、魚座に戻ったところで、
ポイント・オブ・ノー・リターンを巻き戻すわけじゃないのです。

勇気をだして新しいサイクルに向かいましょう。

このあたりは 木星が魚座へもどります 2022年 の記事で → https://divinus-jp.com/archives/65074


5.今回の牡羊座の木星の特長

① 魚座に逆行で一度、戻ってきてからの牡羊座への移動
(↑に書きました)

② 社会的な天体が火のサインに天体が入るのは、これを最後としてしばらくない
2023年5月17日に木星が牡牛座に移動すると、2025年3月の海王星が牡羊座へ移動するまでありません。
自分のやりたい事をやっていく空気感は、今後、しばらくやってこないという事です。
特に火のサイン(牡羊座、獅子座、射手座)の方は、天からのお小遣いを使い切りましょう。

でも、ガッカリすることはありません。
2026年には海王星が牡羊座にはいると、うんざりするくらい牡羊座に天体が集中します(笑

社会的な天体で、火地風水の4元素がそろっているのも、同様にこの2023年5月11日までです。
2020年のグレートコンジャンクションから始まった「風の時代」は冥王星の水瓶座入りで本格的になるのですが、リアルな身体や生活がなくなるわけじゃないので、この4元素があるという事は大事だと思います。

グレートコンジャンクションについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/28581
グレートミューテーションについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/28968

③2023年3月25日まで双子座に火星が滞在
双子座に火星が長期、滞在しています。
2022年から
その火星と牡羊座木星はセクスタイルという配置になります。
「それって、おもしろいじゃん!」というあおりが、この木星をどんどん膨らませていきます。

この時期、木星のある牡羊座は、トランスサタニアンの影響が受けにくいところです。
山羊座の冥王星とはサイン的にはスクエアですが、実際はサイン違いのセクスタイル。
ギクシャクしつつ、なんとかやっていけそうなところ。水瓶座の土星ともセクスタイルです。
また、牡牛座の天王星、魚座の海王星は隣同士のサインです。セミセクスタイルなので可能性は膨らみますが、障害にはなってきません。

なので、社会的の流れは利用できれば、その流れに乗れますが、むしろ個人の動きが目立ちやすい時期です。

火星の双子座での長期滞在はこちらの記事で。
火星 双子座での長期滞在 火星逆行 2022年8月 → https://divinus-jp.com/archives/61987
火星逆行 2022年 ~ 2023年 → https://divinus-jp.com/archives/65157


6.今回の牡羊座木星のあいだの大きな節目

木星はだいたい、1年でひとつのサインを渡っていくので、ここから1年はこんな年になりそう、と言うことが「木星基準」で伝えられるのですが、今回はちょっと違います。

2023年3月7日には土星が魚座にはいり、3月24日には冥王星が水瓶座に入ります。
また、双子座に長期滞在していた火星も3月25日に蟹座に移動します。
冥王星は、その後逆行し、2023年6月11日には山羊座に戻りますが本格的な水瓶座の冥王星は2024年以降になります。
しかし、水瓶座冥王星の時というスタートはこの2023年3月です。
なので、大きな節目がこの2023年3月にあり、そこをまたいで2023年5月17日まで木星は牡羊座にあります。
なので、社会的な基準が変わりつつあるなかでの、牡羊座の木星の強さを示すときなのかもしれません。


7.牡羊座に木星が入ったときのホロスコープ(2度目)

今回、2度目に牡羊座に木星が入ったときのホロスコープです。
2022年12月20日 東京で作成しています。

木星はほぼディセンダントにのっていて、太陽とスクエア。
アセンダントは乙女座。
月は蠍座で海王星とトライン。
一度経験した牡羊座での再チャレンジも含め、今度はどう打ちだしていこうか、周囲や相手の様子をうかがって調整しつつ、打ちだしていくようす。
ちょっとかかえすぎじゃないの?くらいのテーマは、一度、持ち帰らせていただきます、という雰囲気で家やホームグラウンドでやっているので、最初から華々しく表もでていく様子はない。
ただ、この時期は縁に恵まれるようなお話もやってきているので、それは多少、無理しても抱えておきたいところ。
最初から、一人でやっていく、というより今までの経験や信頼といったものを基礎として、これからチャレンジしていくので、いままでお世話になった人や組織に対しては、今後、そこを離れるとしても丁寧な態度で接していたいし、感謝の気持ちも大事にもっていたいと思う。

そんな感じかもしれない。

ただ、この6ハウスの海王星、ディセンダントの木星は新型コロナウィルス感染症の時節柄、不安な要素でもあり、インフルエンザの流行の時期とともに感染の拡大は気をつけたいと読めます。

ちなみに前回、木星が牡羊座に入ったときのホロスコープについてはこちらの記事にあります → https://divinus-jp.com/archives/59189

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。


8.ご自身のホロスコープでは

カンタンにみると、牡羊座の木星がご自身のホロスコープの何ハウスにあるか、をみてみましょう。
そこをチャレンジしていくのがテーマです。

もちろん基本は、ネイタルチャートにあります。
そこを読まずに、牡羊座のある木星だけみても意味がありません。

そして、結果を出していくのは、土星のあるハウスです。
ちょっと苦手かもしれませんが、ここもお忘れなく。

無料のホロスコープの出し方は、こちらの記事にあります → https://divinus-jp.com/archives/31771

12サインのスタートの牡羊座に木星が入る2023年。
あなたにとって素晴らしいスタートになりますように。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
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