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グレートコンジャンクション  トリプルコンジャンクション 2020年

土星の射手座からの移動などをみていたら、おもしろくて、2020年のコンジャンクションまでみてしまいました。

コンジャンクションとは、地球からみて、天体と天体が重なることです。
木星と土星が重なることを、グレートコンジャンクションと呼びます。

だいたい20年に一度。
2020年12月22日です。
厳密な意味はないのですが、にぎやかしにイメージとして。東京のチャートです。

その前の木星と土星のグレートコンジャンクションは、2000年5月29日でした。
その前は、1981年(1月から7月までに3回)。その前は、1961年。

天王星より遠い天体が、発見されてなかったときには、土星と木星がもっとも遠い惑星でした。肉眼でみえるギリギリ遠くの星が土星でした。
その宇宙のハテにある、その二つが重なっていくのは、大きなイベントだったのです。

土星は、長い時間の星。長い時間を経ても変わらないもの以外は、捨てていきます。
木星は、大きな受容の星。ひろい空間を経てくるもの、すべてを受け入れます。

この二つが重なることは、その後の社会が続くための見直し。人の心のなかの道徳観や、どれが良い事なのかの基準の見直しです。

つまり、グレートコンジャンクションのあとは、新しい社会の規範になったり、生き方のルールである宗教、そのルールを教える教育が新しくなっていきます。
その結果、グレートコンジャンクションのあとの世代は、新しい教育を受けた人たちや社会的目標を掲げた世代がでてくるので、グレートコンジャンクションの前後は歴史の変わり目になったりします。

つまり、グレートコンジャンクションの時のチャートは、社会的に変化したそのあとの時代を象徴するものともいえます。

過去のグレートコンジャンクションの時、ナニがあったか調べてみました。
2000年・・IT革命、iモード(アイモード、読めない人いるかもね)、出会い系サイト、サザンオールスターズのTSUNAMI
1981年・・オレたちひょうきん族、スペースシャトル初飛行、ルビーの指輪
1961年・・女子バレーの東洋の魔女、「巨人、大鵬、卵焼き」、フランク永井の君恋し

それぞれ、そのあとに続く時代を象徴していると思います。
でも、こうして並べて、どんな事があったかと思い出すと、節目だったように思うのですが、その時代のうずのなかにいると、まったく自覚はありません。

一方で、いまは、木星、土星より遠い天体である天王星あたりも、いまは個人のホロスコープのながで実感されています。

その渦のなかにいるとわからないのだし、いまは土星より遠い天体も意識してるしという事で、このグレートコンジャンクションは、そう騒ぐことはないかもな、と思っていました。

でも、2020年のグレートコンジャンクションはちょっと特別でした。

木星と土星のグレートコンジャンクションに冥王星がからみます。
木星、土星、冥王星の天体が3つなので、トリプル。トリプルコンジャンクション。

天体の動きでいうと、2020年1月13日に土星と冥王星が、重なります。
次に2020年3回木星と冥王星が重なります。その最後は11月13日の木星と冥王星のコンジャンクションです。
そして、水瓶座に移動した2020年12月22日に木星と土星のグレートコンジャンクションとなります。

なので、木星と土星のグレートコンジャンクションも、冥王星が近くにあるので、トリプルコンジャンクションといえるのです。
以前の木星と土星のグレートコンジャンクションでも、冥王星も近くにあって、同じサインのなかにあった事もあるのですが、今回はとても近いところにあります。

冥王星は、山羊座で、国家や組織の変革、社会的なルールの変更をしています。
グレートコンジャンクションに冥王星が加わることで、社会そのものが変わっていき、それに伴って社会のルールや、心のルールも変わっていくようです。
また、冥王星の「徹底的」という部分にふれるので、今回のグレートコンジャンクションの影響は、なかり大きいと考えられます。

今回の木星と土星のグレートコンジャンクションは、水瓶座にはいったばかりの時に起こります。
山羊座の権威、実績などの枠を外して、未来や理想をかかげて横につながっていくところ。
山羊座の価値観を否定する勢いも強いところです。
なので、切り替わり感もかなり大きいと思います。

土星以降の天体は、そのサインにはいったときから、少なからず影響を及ぼし始めます。
土星の山羊座入りは2017年12月。
木星の山羊座入りは2019年12月。
なので、これ以降、このトリプルコンジャンクションに向かっていく、ともいえるのです。

2020年のグレートコンジャンクションの次は、2040年10月。
ちょっと、先。

今日は、ここまで。「ちょっと先」に、また書きます。
20年に一度のオーバーライト、楽しみだね。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

(追記)このグレートコンジャンクションをさらに、調べていったら、グレートミューテンションだとわかりました。この20年に一度のオーバーライトは、今回は200年に一度のオーバーライトでした。
こちらに記事を書きましたので、もしご興味があれば。

また、もうちょっと、占星術に興味のある方は、もう少し詳しい記事も書きました。この天体の集合が前回、どのくらい前に起こっていたのか?という事を調べています。12世紀から27世紀のグレートコンジャンクション
さらに、2020年のグレートコンジャンクションの前に、山羊座では天体が集合するのですが、山羊座での天体の集合については、こちらの記事で。


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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
 メール鑑定と対面セッション、オンライン、電話での鑑定をしております。
 薬剤師。アロマ検定1級。
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