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退位の日 即位の日 2019年

カレンダーには「退位の日」とありますが、これは譲位ではないのか、と聞こえてきました。
ここではその議論には結論をだしませんが、天皇が替るという「御代替わり」という言葉もあるようです。

いずれにしても200年ぶりのことだそうです。
平成の時は昭和天皇の崩御のあと、諒闇のなかでの御代替わりだったので、天皇の空位はありませんでしたが、今回は数時間ではありますが、天皇の不在という時間があるようです。


時事ドットコムニュース(2019年1月)

退位式は、4月30日。東京でのチャートです。

IC(天底)に冥王星がのっています。日本人の無意識にまで広がる象徴としての天皇陛下の御代替わり。しかも、土星が近くにあるので、イマドキのルールにのっとって替っていくようです。
11ハウスの欠けのある柔軟宮のTスクエアなので、このあとの数時間は、天皇の不在という、将来への不安もある不安定な時間です。
陛下ご自身の太陽は7ハウス。天王星も近くにあり、7ハウスを相手、このときには皇太子殿下なり、皇后陛下かもしれませんが、そこにお心をよせつつ、個人に立ち戻っていかれるようです。
このときに今上陛下(平成の天皇陛下)のチャートでは、この冥王星と土星は1ハウスにあります。
ご自身の肩書き、あるいは霊的な役割の変更であるようです。

今上陛下のチャートでいうと、いまは天王星リターンのとき。個人に立ち返る時期です。
また、3年前の2016年7月には、進行の新月を3ハウスで迎えていらっしゃいました。
約30年単位の陛下ご自身の新しいスタートとお考えください。
(進行の新月は、下の無料チャートではでてきませんが、占星術に興味のある方は、ご自身で調べてみてください)
そのあと、2016年8月8日は、退位の意向がにじむ「お言葉」の発表がありました。
ご自身の内面でも、新しいスタートの時期で、それを言葉という3ハウスで伝える事がスタートだった、という事が象徴されていたようです。


(皇居東御苑の休憩所にある大嘗祭の模型)

翌日、5月1日は即位の式(剣璽等承継の儀 けんじとうしょうけいのぎ)

同じようなチャートですが、冥王星と土星は6ハウス。自己調整と義務のハウスです。
皇太子殿下、新天皇としての役割、あるいは義務を受け継いでいかれるご様子です。
こちらの柔軟宮の欠けは、2ハウス、3ハウス。天皇という身体に肉体をあわせていくことがこれから、です。
ご自身は10ハウスの太陽。
新しい天皇として、社会に知らしめている様子が読めます。
皇太子殿下のチャートに重ねてみると、この冥王星と土星はやはり6ハウス。
また、殿下のMCにはこれから天王星がかかっていきます。牡牛座の天王星なので、今日、明日ということではなく、これから時間をかけて天皇としての役割をに担っていかれるようです。
冥王星ではないので、天皇制自体が変わるとか、なくなるという事ではなく、大きな流れのなかでの変更です。

平成の御世は、戦争のない、しかし、大きな災害のあった御世でした。
新しい御世が、少しでも多くの人にとって良い事があり、日本と世界にとって平和と幸せな御世になりますように。


(皇居東御苑の休憩所にある大嘗祭の模型)

知らないことばかりの「譲位」と「即位」國學院大學のサイト

新年一般参賀のお言葉 平成31年1月2日 宮内庁のサイト

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。


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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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