隅田川にそった場所にある神社。
神社の建物としては最近、新しくされているようです。
武蔵の国と下総の国をむすぶあたりにあり、中世にはこのあたりにはお城もあったと聞きました。
陸路としても水路としても重要で、また、水害もあったと思われるところに神社があるという印象です。
遠くから見ると、川のなかの島にみえます。
隅田川も、このあたり、南千住近くになると、江戸、東京をはずれた感じがします。
となりにはタンク。
ご祭神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)と、豊受大御神(とようけのおおかみ)
伊勢神宮のミニチュアのような神社です。
でも、これって、最近の神さまなんじゃいのかなあ、と思っていました。
もちろん、だから、良いとか悪いとかではなく、別の神さまも奥におられるように感じたのです。
このあたりにあった石浜城は江戸氏の一族の石浜氏。なので、神田明神の江戸神社のような波動だったのです。
拝殿に向かって右側にも鰹木(かつおぎ)があって、江戸神社、北野神社、妙義八幡神社がおられます。
別にもうひとつあるのが、真先稲荷神社。
ここは別。ご祭神は、豊受姫神(とようけひめのかみ)
石浜城城主となった千葉(ちば)守胤(もりたね)(千葉介ちばのすけ守胤)が祈願した稲荷社とのことです。
千葉氏は、千葉に本拠をおいた下総の豪族、あるいは武家です。
なので、江戸と千葉のあいだ、という感じがするのも当然でしょう。
向かって左は、招来稲荷神社(おいでいなりじんじゃ)
真ん中は、白狐塚(びゃっこづか)
右は、富士塚。
白狐塚は、お稲荷さんらしいしっとりした波動で、白狐塚のあなのなかにおられるようです。
もともと、この場所をお守りいただいている神さま、あるいは明神さま。
江戸氏、千葉氏のご祈願をお受けするようになって、今は、ご祭神を伊勢神宮の神さまとして神社になっているようです。
白狐塚は別として、武士の武運守護とともに、商売繁盛のお稲荷さんはわりとビジネスライクなお稲荷さんがおられるので、仕事での成功を祈願されるとよいと思います。
スカイツリーができたことで、東京のパワースポットの重心がちょっと、変わってきたように感じています。
古くは武蔵と下野を結び、江戸氏と千葉氏が相対し、今は過去と未来を結ぶ神社です。