國學院大学博物館は、何度か行っていて、そのたびに「タダですよ、無料!」と絶賛しているのですが、その博物館の目前にあるのが、國學院大學。
いや、順序が逆だ(笑
國學院大學の博物館だから、國學院大學の目前にあるのです。
で、その國學院博物館にいったときに「あれ?ここにお宮がある」と発見したのがこちら。
道路を歩いていて、神社っぽい屋根がみてました。
これは、行ってみないと。
ちょうど大学祭をしていたので、入りやすい時でした。
あ、すてき。
ちゃんとお祭りもされている。
上の写真が看板なのですが、これがこじゃれててアクリルに白文字。
写真にすると全く見えない(笑
御祭神は「天照皇大神を主神に、天神地祇八百萬神を鎮祭する」とあります。
禊ぎの川です。
これも上の説明の看板から
「神殿左脇の井戸水を利用して、前庭に神奈備川の清らかな流れを作り、「神奈備の森(千年の森)」を構築した」
だそうです。
結構な量の水が流れていて、水音がすがすがしいです。
そして、もちろん國學院大學ですから伊勢神宮、天照皇大神がちゃんとおられる。
すごいな。
丸い蓋がちょっと珍しいです。
写真ではわかりにくいのですが、参道の左右の砂は掃き清められていて砂紋が残っています。
この大学は神職を希望される方、あるいは神社に奉仕することを希望される学生が学ぶ大学です。
なので、こうしたご奉仕をされる方はたくさんいらっしゃって、もちろん手抜きはありませんよ、と聞こえてきます。
自分の大学時代は、自分でにせ物の薬(ホンモノをつくってしまうと法律にふれるので)を実習でつくったことがあるのですが、自分でつくったものって中身が砂糖とか塩だったとしても、なんかウソくさくて飲む気にはなれませんでした。
いや、「にせ」薬だから、ウソくさいんですけどね。
ここの学生さんたちは、いずれどちらかの神社でご奉仕されるのでしょうけど、そういった「練習」もここでなさるのかしらと思いました。
学生さんたちが、ここでご奉仕のお作法などを演習されるそうです。
大学祭をしていたからこそ、ここも拝見できました。
通常、こんなところに入ってこれません。
で、話はもどります。
この場所自体、門に近いところにあるので、お祓いのお宮なのかな、くらいに考えていたのですが、そうではありません。
ここに参拝すると、ちゃんと天照大神、神さまに通じる。
ご社殿自体は小さな場所ですが、神さまの御前にいると思いました。
ここは大学です。生活のある日常ではありません。
大学という日常を離れているからこそ、だと思うのですが、人の欲望とか願掛けではなく、神さまとのつながり、あるいは個人を離れた祈りを感じるのかもしれません。
お社の名前にもそれをうかがわせるような所を感じました。
ナニナニ神社、ではなく神殿とされているのが、個を離れた祈りであることを象徴しているようです。
國學院博物館のサイトからマップを転用します。
入口近くの鳥居にあるのが神殿です。
國學院博物館のサイトから國學院大學 渋谷キャンパス マップ
私の「推し」の國學院大学博物館もぜひ。