香取の神さまがでかける、あるいは、神さまに至る玄関です。
香取神宮津宮鳥居海岸。
目の前に広がるのは、正確には海ではないのでしょうが
おおきな外界への接点であると感じます。
前回、この東国三社を参拝したのは、震災前でした。
戦いの神さまなのに、なんでこんなに寂しいんだろう、と感じていました。
敵へ向かう態度だからだろうか、
と思っていました。
その時は、ここから先は未知であると感じ
ここは、最前線であると感じました。
また、その時は、わからなかったのですが、
こわれてなくなってしまうモノの、悲しみも感じていました。
でも、今回まわってみて感じるのは、
「戦い」というのは相手へではなく、
未知の恐怖でも、ありません。
よく知っている自分のなかの
決意とかエネルギーとか
そういった内面のものでは、ないでしょうか。
未知のものも、勇気を必要とするものも
自分のなかにあります。