なんとも不思議な場所です。
神社は、普通、玉垣などをめぐらせて、結界をはっているのですが
ここは、どこが入口なのか、境内なのか
はっきりしていません。
でも、この小山と森が神社だろう、と思いながら
マンションとテニスコートの間を通って、山を登って
本殿の前にでました。
また、これは別の「出入り口」
ここ、本来鳥居があってもいいと思いますが、ない。
横になっている棒には、提灯がはいるようです。
いいのかなあ?こんなに「境界線」がユルくて。
いつのまにか、神社に入ってきてしまうモノもあると思います。
本殿です。
本来は、山ひとつ、
あるいは、もっと広いところにおられたんじゃないかな?
早稲田大学の建築の時に、
本来の場所から移動してきた、とのことです。
ご挨拶します。あれ?なんだろう、お留守?
神職もお留守のようです。
「お留守」の神社は、
今はいないけど、お祭りの時に来られる事もあるし
しばらくはいない、という事もあります。
こちらは、どちらかはわかりません。
また、こちらは鳥越神社と同じように、
北斗七星に並んでいるという、平将門ゆかりの神社のひとつ。
平将門と北斗七星については、玄松子さんのページが詳しいです。
平将門魔方陣 「将門は神になれたか」
本殿の模様。キツネの持ち物のひとつ、宝珠でしょうか。
でも、ちょっとアールデコ入ってて、いい感じ。
そして、宝珠の持ち主。
耳欠けの神狐。
自分の身体で痛い所と同じ箇所をなでて、
その手で自身の痛い所をなでると、痛みが消えるそうです。
隣りは甘泉園。
水が湧いたという場所とともに、
本来は水性が豊かな場所です。
以前、うかがった鳥越神社、神田明神は
ともに平将門の頭部、胴、が埋まっているとされる場所ですが
ここは調伏を祈願したという場所とされています。
調伏ってよくないなあ、と思ってしまいます。
あるいは、将門は結局、この地の土地神、守護の神として
強いということでしょうか。
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