大宮の氷川神社は、武蔵の国の一の宮です。
「明治天皇は、東京行幸(東幸)に京都御所を御出発なさり」とあります。
明治天皇が東京にいらしたのは行幸です。
つまり、旅行にきていらしていて、京都からそのお住まいを完全に引き払って、東京にいらしたわけじゃないのです。
いまも陛下の「おうち」は、京都なのね。
このお宮の参道はとても長くて、いい感じなのですが、このときは人が多くて写真はありません。
以前来たときより、駐車場も広くなったし、参拝客も多いようです。
どの神社でも時々みかけるのですが、この時もこの木に触って、抱きついている女性が。
木が傷むがな。
ご挨拶します。
拝殿のなかは、境内とまっく違って静か。
本殿の後ろには回れません。
この後ろには公園が広がっていて、また、本殿の脇には水も湧いています。
縄文海進のころは、このあたりまで川だったり、沼だったりがあったようです。
もともと、この水の神様を祀った聖地だったのでしょう。
瑞垣(みずがき)の外におられるのですが、こちらの摂社は重要。
門客人神社(もんきゃくじんじんじゃ)と、天津神社(あまつじんじゃ)
この地が氷川神社となる前におられた方。洗練されていないけれど、強い。
このお社の前に池があって、この地が水の聖地だったことをここでも連想します。
この水は、不思議だなあ。川でもなく、海でもなく、泉とか沼ってこんな感じなんだなあ。
向かい合う場所にあるのが氷川稲荷神社。
赤い鳥居としっとりとした空気がお稲荷さんらしいのですが、格の高いお稲荷さんだなあ。
縁結びの夫婦楠。
これはちゃんと、近づけるようになっています。そう言っても、やたら、抱きつかれてもねえ。
おもしろいサイトを見つけました。
分布に特徴ある神社を考える 縄文海進と貝塚分布・アラハバキ神の分布 関東平野