先に書いてしまうと、境内のそれぞれの方角に龍がいて、真ん中の拝殿の中に金龍がおられました。
真ん中に「土」があって、陰陽五行の考えに則ってる。
でも、実際の龍は、なんだかファンキーでかわいい。
ここにも龍がいます。お水とりをされる方もおられるかもしれませんが、大量にでているわけれはなさそうなので、常識の範囲で。
そして、お水をいただいたら、それ相当のお納めを賽銭箱にしましょう。
井戸からくみあげた水だそうです。こうしたお水は、飲むのではなく、四隅にまいて使うのがいいかも。
以前、ご神水で結界をつくる方法をご紹介しています。こちらの記事で。
公式サイトには、田無用水の橋とありました。
いまは田無用水としては使われていないようですが、水は生きているようです。
拝殿には金龍。ああ、お不動様だ。お不動様とは不動明王のことです。
拝殿に置いてあって、開扉されているので、正面から撮影してもよいのだと思うのですが、ネットでの公開はどうかと思って、なんとなくこんな感じにしました。
拝殿の奥に本殿があって、うかがうことができました。
有名な彫刻家の嶋村俊表(しまむらしゅんぴょう)の作だそうです。
本殿だけでなく、拝殿の彫刻もリッパで、でも、ここ、神社じゃなくて、お寺だと思うのです。
隣は総持寺という大きなお寺。
総持寺であるなら、真言宗だから、お不動様を拝むはず。
なので、明治の神仏分離以前は同じお寺だったと思うのです。
こちらのご祭神は、尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)
ちょっと、わからない神さまですが、級長津彦命(シナツヒコノミコト)と同じ神さまとされています。
なので、神仏分離の時に、尉殿大権現をお祀りしているこちらを神社とされたのだと思います。
そして、尉殿大権現は、シナツヒコノミコトとしても、よくわからない。
祝詞にある「イブキ祓いて」を連想するけれど。
それよりも、お不動様を拝んでいると思ったほうが、ぴったりくるのです。
私は、神仏分離といっても明治の都合で、分けてしまっただけで神さまも仏さまも、同じだと思うので、拝む気持ちは、変わりません。
そこをお守りし、奉仕される方が違うだけ。
この神さまも、よくわからない。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)が死の国(黄泉国)から戻って祓をしたときに、身につけているものを脱ぎ投げた時に生まれた神さま。
あちらとこちらを結ぶ神さま、道の神さまで、建築の神さま。
力のあるお稲荷さんだなあ。
公式サイトによると、もとの稲荷社跡とのことで神さまはおられないとありました。
大黒様は、大国主命(オオクニヌシノミコト)
恵比寿様は、少彦名命(スクナヒコノミコト)
ですが、この魚もお寺っぽい。魚板(ぎょばん)といって、お寺にかかっていて、合図や時刻を知らせるもの。
木魚の原形。
柏手の前に、これを叩きました。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、茅の輪が常設されています。
拝殿前の境内にご神木があります。
それぞれの五龍に対応したご神木になっています。
古い神さまがおられて、ご神木もある。
でも、やっぱり、お不動様。