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火星が 蟹座へ 2024年

9月5日火星が双子座に入ります。11月4日に獅子座に移動するまで、蟹座に滞在します。

このあとの獅子座に入った火星は、2024年12月7日から逆行を開始し、2025年1月に蟹座にもどってきて順行に転じたあと、2025年4月18日に再度、獅子座に入り、6月17日に乙女座に移動します。

つまり、今回の火星は、蟹座、獅子座に長く滞在することになります。
さらに、来年、2025年の1月から4月に、今回の蟹座に火星のある時期の「やり直し」「再チャレンジ」が起こることもあるでしょう。

「情熱を傾けるやり方」や「戦いの場」が蟹座で展開されます。
蟹座は自分の感情が「イエス」と言ったことについてすぐ行動を開始し、所属する集団をケアし、集団を守るために戦います。

火星が双子座にあったときにあったようなネットでの「炎上」や「トレンド」は少し落ち着きをみせてきます。
一方で、この火星は、冥王星と向かい合ってくので、抑圧される力が大きいです。
なので、コロナ禍で家庭内DVが増えてしまったように閉じた場での力の暴走が気になります。
また、家庭だけではなく、特に地方や小さな職場でのハラスメントは逃げようがないので、そういった立場にある方は、その集団の外にSOSを発して、逃げ延びてください。

対外的にはナショナリズムの高まりがありそうな時期。愛国心は「悪い」事ではないのですが、争いの火種にならないようにと祈ります。


火星の動きと他の天体の動きを図にしました。

この火星と冥王星は「連動」するように動きがあり、9月5日に蟹座にはいった火星の向かい側の山羊座に冥王星が逆行でもどっています。(図の黄色の部分)
また、この先、獅子座に火星が進むとそのあとを追うように冥王星が獅子座と向かい側の水瓶座に冥王星が入っていきます。(図の緑の部分)

山羊座、水瓶座の冥王星とそれに対抗する火星は、組織とその「中の人」の戦い、システムや社会へ戦い、反抗、パワーを示しています。
これは、火星が蟹座にはいる9月5日から2025年の年始にかけて続きます。

山羊座に逆行して戻る冥王星は、山羊座冥王星時代の底をさらうような見直しになります。
それについては、こちらの「冥王星 逆行で山羊座へ 2024年 で山羊座へ 」の記事で →https://divinus-jp.com/archives/80993

楽な戦いではないと思いますが、必ず終わる戦いです。

その戦いの結果は、山羊座時代の「年収」や「勝ち組」などの勝敗ではなく、自分がどのくらい傷ついて、どのくらい戦ったか、というあくまでも自分評価の戦いになるはずです。


この9月から11月までの間は、不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)の方々は、ちょっとプレッシャーが抜けていくときなので、少しホッとできる時期。
心身をのびのびとさせて、しっかり休んでください。
活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)の方々は、山羊座冥王星時代の総まとめともいえる時代の最後のバタバタする時期です。
もう少しなのでどうぞ、生き延びて、と思うとともに、なにかをスタートしたいという方は、カタチでいいのであげておくラストチャンス。
柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)の方は、まだまだ、巻き込まれつつ、巻き込みつつの時期は続きます。お疲れさまです。

この冥王星と火星の「連動」は2025年1月に火星に蟹座に戻るまで続きますが、
その後、魚座の海王星、土星とのトライン(図の水色の部分)があり、2025年の獅子座火星の部分は牡羊座に移動した海王星、土星とのトライン(図のピンクの部分)があります。
ここは、戦いではなく、進んでいくパワーになるのです。

「火だね」になる火星でもあるのですが、ターゲットが決まっていればそこにパワーを注ぎ込むのも火星です。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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