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天王星 が 双子座へ 2025年

2025年は、海王星、土星が牡羊座に入るとともに、天王星が双子座に入るという大きな天体イベントがあります。

2025年7月7日天王星は双子座に入ります。その後、逆行して、11月8日牡牛座にもどります。
その後、逆行を終了したあと、2026年4月26日、再度、双子座に入ります。

牡牛座にあった2018年ころからの7年間の結果がでてくるときですし、ここから7年の双子座のテーマのスタートです。

<目次>

1.牡牛座の天王星の振り返り

2.前回の双子座の天王星の復習

3.2025年の双子座の天王星

4.2025年天王星の双子座へのイングレス図


1.牡牛座の天王星の振り返り

牡牛座は、モノや所有を象徴するサインです。「五感」で世界とふれあっていくので、何度も確認して楽しみますし、一方で、確実にすべてをきちんと、自分のものとするために安定した繰り返しを好みます。
そのに変化、変革といった天王星がこの7年、運行していました。
すると、お金や所有、あるいは美において、変化が起こってきました。

・コロナ禍のソーシャルディスタンス、接触をさけるということも後押ししたのですが、キャッシュレス決済が大きく進みました。
・所有の概念も変わったので、特に音楽は媒体を買う、ブツを購入するというところから、サブスクリプションへ。
これもコロナ禍の影響が大きいのですが、エンターテインメント(獅子座領域)の映画などに対して、実際にそのライブ感を味わう以外は、配信やこれもサブスクリプションが広まっていきました。

牡牛座はもともと、繰り返すサインで、変化をしない、嫌うサインなのですが、それでもこの7年でここまで変わってきたんだな、と思います。


2.前回の双子座の天王星の復習

前回、双子座の天王星があったのは、前後の逆行がありますが、幅として1941年から1949年です。
ここは第二次世界大戦の時期。
第二次世界大戦については、獅子座の冥王星が大きな役割を占めていると考えますが、双子座の天王星というところに注目すると、この戦争における技術の発達、情報戦です。

マンハッタン計画は1939年のアインシュタイン署名のレオ・シラードのルーズベルト大統領あての書簡から始まったとされますが、この計画において原子爆弾が開発され、日本へ投下されました。
また、情報戦ということにおいては、アラン・チューリングがイギリスの暗号解読センターの政府暗号学校でドイツの暗号を解読しており、のちのもコンピュータの誕生に重要な役割を果たしています。彼は「コンピュータ科学の父」「人工知能(AI)の父」とも言われていて、AIが急速に発達している現代に通じるものです。

日本はこの時期、第一次世界大戦以降、ヨーロッパやロシアにおいて諜報活動がありましたが、
第二次世界大戦以降、諜報活動はもとより、暗号の解読もされていきます。
(理由は、日本軍の上層部が暗号の重要性を認識せず、そこに予算や人員をあまり投入しなかったことが大きいとされています)
象徴的なのは、海軍甲事件(かいぐんこうじけん)です。
1943年4月18日に、前線を視察中の連合艦隊司令長官山本五十六海軍大将の搭乗機が、アメリカ軍戦闘機に撃墜され、山本海軍大将が戦死した事件です。(アメリカ側名称は、Operation Vengeance)
しかも、アメリカ軍は日本軍の暗号解読に成功している事実を日本側に悟られないよう、偶然の撃墜であったかのように発表を装っています。
(このあたりも双子座らしいです)

ホロスコープは海軍甲事件のときのものです。

この時期、1942年5月には双子座で土星と天王星のコンジャンクションがありました。
従来の理論を超える革命が読み取れます。

日本と第二次世界大戦の戦勝国との違いは、いくつか読めるのですが、本筋からはずれるので、ここでは書きません。
ただ、天王星が変化、変革させる、のですが、その前提となる土星が大切です。
土星の積み上げた実績、結果である「技術」ができているか。
土星を認識していなかったり、あるいは苦手で終わっていると、そもそも変化させるものがあるのか、という事になるのです。

今回、双子座に天王星がある時期、海王星が牡羊座、冥王星が水瓶座にあります。
この時は、双子座に天王星、海王星が天秤座、冥王星が獅子座にありました。
(海軍甲事件の時はギリギリ、乙女座でしたが、10月に天秤座にはいりました)
同じようなトランスサタニアンの小三角が風と火でできているのが、とても似ています。


3.2025年の双子座の天王星

双子座は「情報・通信・学習・交通・好奇心」などを象徴するサインで、天王星は「革命・技術・突発的変化」などを象徴します。
水瓶座は、「情報」「当たり前にもっている権利」「社会の基盤」などを示し、冥王星は「破壊と再生」です。
また、天王星は水瓶座の支配天体であり、その水瓶座には冥王星があり、トラインという調和的配置です。
しかも、サインのの特徴やエネルギーが最も強く表れる初期度数です。

なので、水瓶座と双子座、天王星と水星は、世界を駆け巡る風、情報は、まずます加速度をつけて変化していくでしょう。
すでに、水瓶座が冥王星に入って以降、大きな社会システムの変化があって、もうどこか麻痺しているように、「慣れっこ」になってしまっています。
さらに、世界を大きく変えていくニュースや、社会システムを揺さぶるような変化が続いていきます。

・通信やテクノロジーの革新→AIの実用化、量子コンピュータの実装は、自動翻訳機やめがね型のウェラブルデバイスとなって生活を変えるでしょう。
・教育・学習スタイルの刷新→AIとeラーニングの変化は、不登校の問題にも大きく関わっていて、学校以外の居場所や「学び方」の多様性と進めるでしょう。しかし、一方、行き過ぎた場合、孤立化、あるいは、その前の牡牛座の「持つ」というところに関わる格差の固定。さらに、AIとの会話における精神的な危うさも一方ではあると思います。
・交通・移動手段の改革→自動運転・ドローン交通の実装化は、すでに一部では実証実験が始まっています。
・メディアと報道の変化→生成AIによる制作サイドの変化とディープフェイクの問題は、常に検証していく必要があります。また、分散型SNSに象徴されるようなパーソナライズされた個人の最適解のメディアは、一方で、個人の「好む」情報だけふれることになる「エコーチェンバー(反響室)」や「フィルターバブル」の危険性もあります。


4.2025年天王星の双子座へのイングレス図

東京でのホロスコープです。

この記事では、双子座の天王星について書いていたのですが、これは、常に、水瓶座冥王星の影響があるのです。

この天王星の双子座イングレスのホロスコープでいうと、プラットフォームのアルゴリズムや、AIという大きな変化が、いままで社会で動いてきたことから個人が自分のやりたいことを自分ひとりでも、しかも自由にやっていくことができる、と読めます。

つまり、開発者自身もどういう答えがでるのかわからない、成長の終わりが見えない、というAIや、プラットフォームの見えないところで動いているアルゴリズムは水瓶座の冥王星が象徴すると思います。
実際に双子座の天王星と水瓶座の冥王星が正確にトラインの配置となるのは、2026年夏以降です。
そこから「風の時代」が社会のシステムとして動いていくことになりますが、それについてはまた、来年以降に書きます。

しかも、このホロスコープでは「引き金」を引くのは、射手座の月です。
理想のイメージは水瓶座の冥王星と、自由にやりたいことは牡羊座の海王星、土星とイメージが共有することができます。

天王星の双子座へのイングレスに先立って、海王星と土星が牡羊座でほぼ重なっている配置になっています。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/90223

そして、天王星が双子座に入ることによって、海王星、土星とサイン的にもセクスタイルをとるようになります。
さらに、水瓶座の冥王星と双子座の天王星はトライン。
小三角ができるのですが、冥王星は逆行中。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/88632

土星も7月13日から逆行を開始するので、このときはほぼ留まっています。
土星とほぼコンジャンクションになっている海王星も逆行中。
時代が変わっていくようなイベントは、冥王星、海王星、土星、天王星の配置に読めます。

破壊と再生、極端さを示す冥王星と、
時代のビジョンを示す海王星、
ルールや完成を示す土星。

それぞれが、逆行しているなかでの、双子座の天王星入りです。

この海王星、土星のコンジャンクションの2025年の夏は、より良い未来のためのやり直しがうまく進まないなかでの、時代の転換点となるイベントがあるかもしれません。

天王星の双子座入りの時の、射手座の月のサビアンは射手座5度「1匹の年老いたフクロウが、大樹の枝に単独でとまっている」
フクロウは賢者の象徴。年老いたというのは、経験も蓄積されている、という事。
しかも、単独であり、獲物がくるまでじっと待つということもできる。
知恵を重ねて(水瓶座)単独で(牡羊座)いるのは、このイングレス図を象徴するもののようです。

アイキャッチはフクロウを肩にのせた双子座の子供。ギリシャ神話ではフクロウはアテナの神獣とされていて、ローマ神話では知の女神ミネルヴァと同一視されています。
今回は古代の英智を持ちながら、デジタルネイティブで先端技術を楽しげにこなす子供、という呪文でAIに描かせました。


今回、実験的にnotebookLMで音声概要をしてみました。
辰已(「天王星 が 双子座へ 2025年」から指示)、notebookLM(生成)

チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
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