太陽と月は、5ハウス天秤座。
互いに違いを認めたうえに、よりよい関係をつくっていこうという新月ですが、変わりたくないという気持ちがあってなかなか、進みません。
先の満月あたりから、新しい関係、契約の見直しというテーマがありました。
理論的に考えれば納得はできるのですが、どこかでまだ、思い切りがつかない状況はまだ続いています。
今回の新しい関係、契約の見直しは、例えれば「随意契約」ではなく、「自動更新」されるものです。
「都度都度でいきましょう」というような、その時々の状況によって変わるモノではないので、簡単にはいきません。
プレッシャーもあると思います。
東京のチャートでみると、MC(天頂)に海王星、土星が乗っていて魚座です。
この新月のときは、海王星はまだ牡羊座にありますが、翌日、魚座に逆行で戻ります。
海王星、土星がめだつところにあって、近くにドラゴンヘッドもあります。
不安をあおるわけではないのですが、社会的に不安定になりがちなとき。
ただ、この新月がこの土星、海王星とは150度なので、社会的なイベントが「自分ごと」にならない方もおられると思います。
しかし、好きなことをやるには責任がともなう、ということは読めます。
どちらにしても、ひと月後の11月20日の蠍座の新月は、社会的なイベントが個人に影響を与えてきます。
もし、あまり個人的にイベントがなくても、過去2年半くらいの魚座の土星のテーマを、例えば
「どこまで責任を持つのか」「無料でどこまでやるのか」「それって私だけが犠牲になっている」というあたりを、振り返っておくのは大事です。
特に双子座に天王星が入って以降、様々な意見が社会のなかにあったり、SNSが炎上しつつ、トレンドワードが入れ替わっていく様子がありました。
過去の暴露やネットの書き込みの再発見を掘り返すこともありました。
さらに、追いついていかないくらいのAIの普及。
これらに対し、現状のルールややり方が必ずしも「正しい」わけじゃないけれど、いままでと同じようにルーティンで日常がまわっていくのは、自分のリズムが乱れません。
なので「前の方がよかった」「変わらないほうがラク」「いつものやり方で大丈夫」という社会的な流れが起きつつあります。
土星はすでに魚座に戻り、海王星、天王星も前のサインに戻ります。
しかし、一方でまったく前と同じように戻るわけではありません。
新聞よりSNS、ネットニュースとなってきたように、メディアがもどるわけではないのです。
この行きすぎた変化を見直すということです。
天王星の逆行については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/93069
また、冥王星がすでに逆行から順行にもどっているように、見えない流れはすでに進みつつあります。
この新月はそうした「新しい流れ」のために、相手とのバランス、関係、契約を見直していくときに、
気持ちが追いつくために、もう一度、過去の思いを共有して、結び直す時です。
アイキャッチ画像は天秤座29度「世代から世代に伝達可能な知識に到達するための、人類の広大で忍耐強い努力」
「すべての知識に橋をかけようと模索する人類」
AIに生成させたらベトナムのゴールデンブリッジが微妙にテイストされた橋がでてきました。
お互いに違うことがあり、たとえ現状が見えなくても、それを粘り強く、いろんな方向で説明していこう。
Golden Bridge (Vietnam) についてwiki → https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Bridge_(Vietnam)
月が土星に近づいていきます。日の入り後に探してみましょう。
(国立天文台のサイトから https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/11-topics01.html )
チャートは、さくっとホロスコープ作成 さんでつくりました → https://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html