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殿村菟絲子の秋雨 牡牛座5度【谷間の歌会】

2020年4月から占星術家SUGARさんを中心にしたサビアンに関する研究会「谷間・オブ・サビアン」に参加しています。
研究員による発表交流会である「谷間の歌会」というZoomイベントに自分が発表したものを加筆してこちらに書きます。(現在は研究会は休会で開催されていません)

2021年1月 サビアン研究会自体は乙女座後半を解説中です。乙女座後半は9月上旬から秋分の日までです。
なので、私は季語の秋雨を選びました。

「男の傘借りて秋雨音重し」殿村菟絲子(とのむらとしこ)

秋の日、男のところから帰ろうとすると雨が降ってきた。
その男が傘を持っていけと言う。
傘を借りるということは、また、返しに来なくてはいけない。

ちょっともう、この人とは会いたくないな、と思うけど、あからさまにそう言うこともできなくて、結局、傘を借りてきた。

ああ、この傘、借りちゃったなあ、という傘におちる雨の音も重くなってくる。

殿村菟絲子さんの太陽は牡牛5度「開いた墓での未亡人」

どんなものも失われていく、人との関係だって過去のものになっていくというのに気がつく度数です。

好きだったけれど、ちょっとサメてきた気持ち。
あるいは、相手の気持ちがちょっと重いなと感じてしまう気持ち。
そんな気持ちに気がついてしまったような雨の音だと思います。

殿村菟絲子さんの他の俳句
枯るるなら一糸纏はぬ曼珠沙華
秋の蚊の一つの声や傘ごもり
先に寝し顔のかなしき夜長の灯
鮎落ちて美しき世は終わりけり

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。


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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
 メール鑑定と対面セッション、オンライン、電話での鑑定をしております。
 薬剤師。アロマ検定1級。
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