天王星が逆行を開始します。
2025年9月6日から202年2月4日までです。
天王星はほぼ半分くらい逆行しているので、珍しいことではありませんが、今回の特長を書いておきます。
動きのゆっくりした天体なので、1週間くらい前から止まっていて、逆行が終了しても1週間くらいは止まっています。
天王星はいままでのルールや、やり方を変化させる天体。
それに、地軸がえらく傾いていて、ちょっと違った視点をもっているような天体で、改革、変化という「いままでと違うこと」を引き起こしています。
それが逆行することで「この変化でいいのだろうか」「新しいって良いことなの?」と問いかけています。
そして、「いままで通りにしない」のではなく「いままで通りにできない」という受動的な改革になったり、
いきすぎた変化をちょっと見直してみましょう、という事があると思います。
それでも、改革や変化を中止するとか、昔のやり方に戻るのではありません。
スピードを出してて、ちょっと行きすぎたから、バックしてもどる車みたいなイメージ。
車は前を向いているのです。
天王星は1年の半分近くが逆行しているので、ほぼ「毎度のこと」なのですが、今回は次の点で注目しています。
牡羊座に入った土星は、2025年7月13日から逆行を開始しており、9月1日には魚座に戻ります。
また、これも今年、牡羊座に入った海王星も、2025年7月5日から逆行を開始しており、10月22日に魚座に戻ります。
さらに、冥王星も5月5日から10月14日まで逆行中。
社会天体より外側にあり時代を象徴する天体が、それぞれ逆行していて、12サインのスタートである春分点をまたいて戻ります(海王星と土星)
新しい流れが始まった、と思ったら、いつかどこかで見たような景色になってしまった、というところです。
ただ、いったん、戻るだけです。
未来のイメージしたときに、現状、できることでまだ、やってないことをやってみる、あるいは、やり方を修正してみるとき。
特に土のサインの確認なので、将来の動きを考えたときに、「発揮できる才能はあるのか」「元手となるお金はあるのか」のチェック。
社会的には情報化時代とされるときに、それに対応できる機器、スマホなどの電子機器はもっているのか、の確認です。
土星の逆行については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/91953
海王星の逆行については、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/91279
天王星は水瓶座の支配天体なので、情報化時代のときのインフラの整備や、やり直し、見直しもあるでしょう。
急速に進むAIの使い方、ルールを決めよう、ということもありそうです。
この逆行中、2025年8月から2026年1月にかけて、天王星と海王星、土星がセクスタイルという配置になります。
セクスタイルなので自分から働きかける配置なので、意識してないとわからないかもしれません。
これは昨年、2024年9月から1月まであった天王星の逆行の時と同じような配置です。
これ自体の配置では、インスピレーションを得ていままでにない発想をする、とか
未来へつながる思想や考えを得る、のです。
つまり、天王星と冥王星のトラインの中心に、海王星がある小三角の配置ができる、という事になります。
この配置は、数年にわたって、しばらく続いていきます。
ただ、今回、注目しているのは土のサインにある天王星と、魚座の最後にある海王星との小三角の配置は天王星が牡牛座にいるのがこの期間までなので、
「現実化する」あるいは「実際にやってみる」「自分のものにしておく」こととしては、貴重な時期です。
もちろん、社会的な動き、時代の動きは個人としては実感がないこともあるでしょうし、セクスタイルなので自分から働きかけないと結果もでてきません。
なので、この牡牛座に天王星があった、7年間の総まとめ、総括の時期でもありそうです。
土星の動きもあるので、特に、2023年ころ、あるいはこの2年。
あるいは、2025年の春先までにやっていたことに、もう一度やってみる人も多いと思います。
今回は双子座1.27度から逆行して、牡牛座27.27度まで戻ります。
この逆行でもどっていく27.27度は、2024年から2025年の天王星逆行のときに、逆行を開始した度数です。
ここからは2024年秋から2025年年初にかけてにやっていたことに、もう一度やってみるという事が読めます。
つまり、2023年8月下旬ころ(去年のお盆休みあけくらい)の見直しがあるかもしれません。
牡牛座27.2度、かぞえ度数28度のサビアン「「人生の変化」を経た女性が、新しい愛を体験する」
また、牡牛座27度のサビアン「インディアン女性が、通行人に彼女の部族の工芸品を売っている」
がついています。
他人には理解できないかもしれないけれど、自分にとっての大事なものである、という価値観があり、
それを、新しい恋愛で自分を受け入れられて、自分の新しい価値を見いだしていくところです。
また、逆行を開始するのは双子座1.27度、かぞえ2度「サンタクロースがこっそりと、暖炉の前にかけてある靴下をいっぱいにする」
また、双子座1度は「ガラス底のボートが、海中の神秘を明らかにする」
他者、自分とは別の対象を発見し、興味津々なところから、自分のものだけにせず、相手にプレゼントする、しかも、匿名の行為で、という度数。
自分の新しい価値を発見するなら、じゃあ、お返ししましょう、という流れです。
「自分だけ」「手に入れる」だけじゃなくて「相手にも」「共有しよう」のための逆行です。
しかし、一方で、土星、海王星が魚座に戻るので自分が犠牲になっていないか、というチェックは大事。
難しいよね。