熱田(あつた)神宮。
三種の神器のうちの、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)または、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)と言われる剣の鎮座される神社です。
三種の神器とは、伊勢神宮の八咫鏡(やたのかがみ)、
皇居のなかにある賢所(かしこどころ)の八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、
熱田神宮の草薙の剣(くさなぎのつるぎ)の三つ。
上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)が、お守りする形で鎮座されているのが、八剣宮。
ご祭神は、本宮と同じとされていて、祭祀も準じておこなわれる格式の高い別宮。
信長、秀吉、家康などの武家の信仰も篤かったそうです。
細かな波動。気持ちがいいです。そして、伊勢神宮っぽい。
本来、なにかの聖地だったり、「場」がよいという所ではないと思うのですが、
日々、奉仕される方のお気持ちでしょうか。
こちらは、参道をすすんだところで、本殿を振り返ったところ。
ちょっとコワい。背中は、時々、本性(ほんしょう)が見えます。
最近、このお宮は伊勢神宮に近くなったのだと思うのですが、
以前のコワい波動は、深くしずんでいるようです。
高田太郎庵という茶人が、愛好したことで有名だそうですが、
この椿の木が、一種の目隠しの役目をもっているようです。
伊勢のご正殿の前にも、藩塀(はんぺい)があって、
ご正殿を、直視しないように、不浄なものがはいらないようにしていました。
それと同じような椿の役目。ありがとうね。
実は、参道は自撮り棒で写真を撮ったり、
観光バスが駐車されているような大騒ぎなのですが
この境内は、静かです。
熱田神宮の本来の静けさは、ここにあるのかもしれません。