神社、お寺にはよく行きますが、迷っていた時期は(いや、今でもそうですが)さらに、一日にいくつも神社、お寺を回っていて、その参拝のたびにおみくじをひいていました。そのおみくじは、納得できるものもあり、そうでない時もありでした。
それでもやっぱり、参拝してはおみくじをひいて、その言葉のなかに、なにかしらの希望や、現状を読み解くヒントや、シンボルを拾おうとしていました。
そして、この本を読んでちょっと残念だったのは、あの、おみくじをひきまくっていた時期でさえも、もっとおみくじを楽しめればよかった、と。
そして、おみくじって、占いって、やっぱり西高東低なんだなという事。
このオールカラーの楽しい本で、紹介されているおみくじはカワイイものも多いのですが、数からしたら、カワイイものは、西日本に多いのです。
それは、関西の文化に、おみくじ、占いを楽しもうという気分があるのだと思います。もっと言ってしまうと、生きてることを楽しもう、という気分だと思うのです。
私は、東京で対面鑑定やイベントで占いをしているのですが、特にイベントでは占いは初めてという方も多いです。
そして、初めての方は、占いって「コワい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
普段、意識していない部分に光をあて、あるいは、目指している方向が垣間見える占いは、驚くことも多く、それは不意をつかれる事もあるので、コワいと思うかもしれません。一方、それを「楽しんじゃお」という関西のノリの良さは、何が起こるかわからない人生、驚くことも多いけど、それもコミコミで楽しんじゃお、というノリの良さに通じるものがあるように思います。
確かに見えないモノ、あるいは普段、意識していないものは、軽々しく扱うものではないのですが、やたらコワいものとして怖がる事も必要ないと思います。また逆の立場として、それを意識している側も、コワがらせたり、あるいは軽々しく扱うべきではないと思うのです。
そして、「楽しんだもん勝ち」「生きているだけ丸儲け」の関西のノリは、今生、現世にいる以上、もっていてソンはないように思うのです。
おみくじや占いは、楽しいものです。「何がでるかな、何がでるかな」で楽しみましょう。
また、何かに行き詰まった時、スマホのなかをただよったり、ネットの海を泳ぐより、近所のお寺や神社に参拝して、おみくじをひいて、ちょっとすわって風に吹かれている方が、カラッとした答えがでてくると思うのです。そして、それを楽しめる事は人生そのものを楽しめるコツにも通じると思うのです。
この本のなかにあるカワイイおみくじをひきに、旅行にでるのも、なんだか楽しそう。
さらにできれば、行き詰まってしまう前に、日常の友達や、同僚以外に気軽に話せる誰かがいると、もっと良いと思うのです。
それが、占い師、占星術家、スピリチュアルカウンセラーであると、え、ソコですか、というポイントを押してもらえるので、人生、もっとおもしろいよ。
おみくじ、占いの最初のきっかけは、ふと思いついて、という位の軽いノリで行ってみるのがいいかもしれません。
鏑木麻矢さんのブログ
(ツイッター おみくじたんの中の人だったんですね。存じ上げず失礼しました)