これ、磐座かなんかだなあ、と思っていました。磐座が神社の奥宮だったり、磐座の上に神社がのっていたりするのは、見たことがあるのですが、境内にばらばらっとあるのが珍しいです。
でも、注連縄もはってあるし、大事なところだと思うけど、なんだろうなあ、と思っていたら、説明がありました。蓬莱思想にもとづき、陰陽思想的な古代庭園とありますが、庭石をどう見るかはわからないから、どこが蓬莱なのか、どこが陰陽なのか、と思っていました。
石は読めないけれど、私が古代人だったら、この山頂にここから見える海を再現すると思うのです。
この石(島)からこの石(島)まで、順調に航海していけますように。
このあたりで、食べ物がたくさんとれますように。
このあたりの民が安らかに暮らせますように。
武士の時代、あるいは、神仏混合の時代に崇敬を集めた神社なのかな。ここかららは、倉敷の町がよく見えます。この町並みが海だったわけね。
ちょうどこの日は、旗日でした。
神職が国旗を掲揚し、みんなで君が代を歌いました。右翼だとか、左翼だとかいうんじゃなくて、ここにいる人がたいらけくやすらけくきこしめせ。