倉敷の美観地区にある神社。
周囲には美しく整備された町並みがあり、おもしろそうなショップもあります。
ご祭神は、海の三神。宗像三女神 (むなかたさんにょしん)とありますが、それ以外にも、ありそうな。
この地をお守りしている神さま。地元の八幡さまのようであって、それも、ちょっと違う。つながる先が違う感じがする。もっと古いエネルギー。
ここからみると、大洗の磯前神社によく似ている。海の向こうからくるものを迎えるというところが似ているのかも。大洗磯前神社については、こちらの記事で。
その昔は、この周囲は海だったそうで、縄文海進の時期には、この倉敷あたりは島と入り江のいりくんだ地形だったようです。
ご由緒を読むと、阿知使主(あちのおみ)という倭漢直(やまとのあやのあたえ)の氏の渡来人がいたことが名前の由来だとありました。
阿知使主は、機織りを伝えたといいますが、当時の先進技術を伝えてきたのだと思います。
その後、阿智潟という浅瀬が、高梁川によって堆積がすすみ、新田開発とされたとのことです。
明治の廃仏毀釈までは、妙見宮とされていたそうで、海に面して、妙見、北極星をお祀りする聖地とした古代人の気持ちはわかる気がします。
この荒神社のあたり、強いな、と思っていたのですが、ご祭神もいまいちピンと来ないし、今は、わかりません。
荒神社の藤棚のあたりに、磐座がいくつもあるそうです。
崖がくずれかけていますが、滝のように見える藤棚だそうで、このときは立ち入り禁止。工事現場のような足場が組まれていました。
観光地のすぐそばなのに、古い時代のものが残っている。