読書自体は、それなりに読んでいるのですが、
最近、小説を読まなくなりました。
平野啓一郎さんは、小説家です。
この方の小説は、いくつか読んでいるのですが
この新書をおすすめしたいと思います。
このなかで、ご本人が書かれているのですが
小説を読まなくなった方に、わかるように新書にした、そうです。
私向けなのね。
こちらで提案されているのが「分人」
個人ではなく、いくつもに分かれた自分。
個人は、ひとつだ、という前提にたっているから
「本当の自分」を探したり
相手の態度が変わったことに苦しんだりする。
いくつもの分人のひとつだと思えば、いいんだよ、と。
なるほどね。
そう考えることで悩みはなくなったりしないけど
悩んでる部分の分人を、極力少なくして
それ以外の分人を、足がかりにして安定させておくのは
智恵かもしれないな、と思いました。
私とは何か「個人」から「分人」へ
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