実はこの日は、冨士山を1周してそこにある寺社を参拝するというワークというか、巡礼というか、をしていたのですが、最後の目的地がこの冨士山本宮浅間大社でした。
その浅間大社近くにあるのが、この静岡県冨士山世界遺産センターです。
そして、入り口横の水盤から展示棟をみると、みごとな逆さ富士となっています。
まず、この冨士山世界遺産センターの建物自体のみごとな造形というのか、この空間をみたいと思いったのです。
なので、ワークと同じくらい楽しみにしていて、日暮れと閉館時間を気にしながら、なんとか間に合ったというところです。
設計は坂 茂(ばん しげる)さん。→ http://www.shigerubanarchitects.com/works/2017_fujisan/index.html
この格子状の展示棟の内部はらせんのスロープになっています。
その壁にはプロジェクションマッピングで、富士山に登山するような気持ちになるのです。
最初はちょっと暗いし、いきなり隣に人の影が現れるので、びっくりしました(笑
目前に雄大な富士山の姿が。
上の写真の下に赤い鳥居が写っていますが、これが先ほどお参りした富士山本宮浅間大社です。
見事、としかいいようのない絶景でした。
富士山をみるのにおすすめの場所はたくさんありますが、ここも是非、おすすめしたいところです。
帰りみちもスロープを下ることもできて、途中で富士山に関する展示をみることができます。
そのなかで、ここ。
現在、私たちが見ている富士山は「一番、上の山」です。
古富士火山はこの山の下の層に眠っています。
それを表現しているのが、この富士山の壁。
これも見事だなあ、とおもっていたら左官職人の挾土秀平(さどしゅうへい)さんの作品でした。
よく知られたところでは、大河ドラマ「真田丸」のタイトルバックを創られた方です。
挾土秀平 公式サイト
実際の富士山に登ったような体験ができて、富士山についてたくさん、知ることができるところ。
しかも、素晴らしい富士山の眺めと、建築としても素晴らしいので、ぜひ。