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春分 2023年

1年のスタートは、実はいくつかあります。

まず、元旦。1月1日。
現在使用している暦、グレゴリオ暦によるものです。

それ以外にも「年のはじめ」の区切りはあります。使う暦によって、いくつか「元旦」があるともいえます。

1月1日の次の「元旦」は、季節が春へと向かう立春。
その年によって、1日くらい前後しますが、今年は2月4日でした。
これは冬の土用があけて、春に身体をシフトチェンジする目安だと思います。

それから、旧暦の1月1日。
旧暦の元旦は、毎年変りますが、今年は2月1日でした。旧暦の睦月の新月の日です。
寒さがまだまだ、厳しい時期ですが、冬至の事と比べて陽の光も、昼の長さも春に向かっている時期です。

また、春分の日。
この日も、その年によって1日くらい前後しますが、今年は3月21日。
昼と夜の長さが等しい、バランスのよい日。天にも地にも、通じやすい日です。
秋分とともにお墓まいりに行くことがおおいのです。
太陽がその日から、復活してくる冬至も重要ですが、占星術では、春分を1年のスタートとし、そのときのチャートは、1年を象徴するものと考えます。


3月21日の東京のチャート。ホロスコープ作成ソフトのくせがあって、ちょっと時間がすすめてあります。
東京なので、日本の1年も象徴します。

<目次>

1.社会の動きについて

2.冥王星の水瓶座への移動と魚座の海王星

3.個人的な動きについて


1.社会の動きについて

1.アセンダントは牡羊座で支配天体の火星は3ハウスで、12ハウス海王星とスクエア。
噂やネットでの情報にちょっと振り回され、あるいは不安な気持ちから、正しいかどうかは別として情報を発信しています。
3ハウスはマスコミを象徴するので、ネットの炎上案件を地上波がさらに火をつけて、さらに混乱させていそうな配置です。

昨年2022年の春分図でも3ハウスに海王星、太陽があり、かなり3ハウスは強調されていました。
振り返ってみると、これは、国のリーダーのあいまいな言論とともに、宗教団体との関係の深さもあるし、マスコミがそこを報道せず「楽しければいいんだよ」という、イージーな娯楽番組だけになったマスコミの姿勢があって、この海王星を拡散し、推し進めてきたと思います。
そしてまた、2022年はこの3ハウスに木星があったことで、安倍総理の襲撃事件という痛ましい事件で、表面にでてきたものとも読めます。

2022年春分図

2023年春分図

2.(2023年に戻って)月は12ハウス。ゆるく海王星とコンジャンクション。
なので、なんだかわからないけれど、なんとなく不安という国民の気持ちに対して、3ハウスの火星が海王星を通じて、常に燃料を投下しつづけるマスコミが2023年のテーマのひとつだと思います。

3.この春分図のアセンダントの支配天体なので、火星は大事です。この火星をさらに読んでいきます。
3ハウス火星が太陽とスクエアであるので、国内あるいは通勤圏でのトラブルに巻き込まれる可能性です。
国のリーダーが国内でなにかのトラブルに巻き込まれることが読めます。

4.しかし、この火星は12ハウスの土星とトライン。
なんとなく不安という気持ちはあるけれど、混沌とした社会を切り分ける知恵がマスコミや報道にもある、というこの土星の働きを期待したい、と思います。
(希望的なリーディングではあることを自覚しておりますが)
あるいは12ハウスという見えないところに、実はこの火星をコントロールするものがいる、という事でしょうか。

5.太陽と月は12ハウス。月は魚座。
国民が不安ななかにいる時に、国のリーダーも12ハウスにあり、自分の意思が明確に示すことはなく、動きもパッとしない。
魚座の海王星に近い太陽は、見えないところで宗教団体とひとつになっているリーダー像かもしれません。
さらに、太陽は山羊座の最終度数の冥王星とセクスタイル。
山羊座最終度数のサビアンは「世界的な事件に関する、決定と責任を持つ男たちの秘密会議」
陰謀論を採ると、すべてそこに結論を持っていくこともできてしまうので、慎重になりたいのですが、この度数と12ハウスの太陽からして表にでてこない世界的な集まりの力を利用している国のリーダー像が読み取れます。

一方でこの冥王星は11ハウス。
水瓶座を意識しているからこそ、山羊座のパワーを出し切っていく度数の冥王星なのでこの会議は未来のリーダーたちの鼓動。
なので、そうではなく、未来を語るリーダーが生まれつつあると読みたいと思います。
これも希望的なリーディングであるのかもしれません。

6.でも、アセンダントに木星があることも希望の光としたいのです。ただしこの木星はアスペクトがありません。
よくわからないけれど、とにかく新しいことがいい、という状況で、現実化のきっかけや着地点がありません。
でも、世論が理想を示すことがあったり、国民のなかから新しいチャレンジや精神的なリーダーが生まれてくると読んでいたいです。

7.とは言うものの、この木星は爆発的な変化であり、アングルがすべて活動宮であることからして、変化の大きな①年でしょう。
そして後から書くように、この変化は2024年も、日本にとって影響は大きくなっていくようです。

8.2023年も引き続き新型コロナウィルス感染症の流行は気になります。
2023年の四季図では6ハウスに拡大天体がないので、爆発的な流行は読み取れないのですが、一方で春分図では6ハウスは乙女座。

支配天体の水星は12ハウスで、3ハウス火星とスクエア。
国内の移動の再開で感染再拡大は警戒したいところです。
そして、相変わらず病院、医療現場はバタバタしていると読めます。
2023年の1年を示す四季図を通しても、6ハウスに拡大天体がないという傾向は変わりません。


2.冥王星の水瓶座への移動と魚座の海王星

1.2023年3月24日に水瓶座に冥王星が移動します。
逆行があって、山羊座に冥王星が戻るので、本格的な水瓶座冥王星時代は、2024年以降です。
今年、2023年の四季図(春分、夏至、秋分、冬至)ではいずれも冥王星は山羊座です。
なので、社会の流れとしては山羊座の冥王星のもとで動くと思います。

2.来年の2024年以降、この水瓶座冥王星時代は日本にとって大きな節目となると読めます。
日本という国を示すホロスコープはいくつかあるのですが、東京に天皇陛下が入ったときの東京星図、また明治憲法が作られた時のホロスコープ、現在の日本国憲法が作られた時のホロスコープ、あるいは第二次世界大戦後、アメリカの占領から独立した時のホロスコープなどです。
そのいずれのホロスコープでも(古くは神武天皇が国を定めて紀元節も)太陽が不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)にあるのです。
この2024年以降、水瓶座の冥王星は日本という国、あるいは日本のリーダーに強く働きかけると思います。

3.魚座の後半に海王星があるので、2023年の春分図以降も太陽と海王星のコンジャンクションは続きます。
海王星が牡羊座にはいったあとの2026年、2027年ぐらいまでは太陽と海王星がコンジャンクションの春分図となります。
リーダーと宗教、精神的指導者、ネットやサイバー空間でのリーダーといったイメージがありそうです。


3.個人的な動きについて

1.木星がアセンダント。
方向性はわからないけれど、とりあえず新しいことを始めてみると、選択肢が広がっていきそう。
でも、太陽と月が12ハウスなので、それって周囲の人の気持ちを思うとなかなかスタートできないよね、という事がありそうですが、やりたいこととりあえず、ネットで始めてみよう、匿名や別アカウントでやってみよう、とも読めます。
ただ、太陽と月の間に海王星があるので、ずっとネットにぶら下がっていたり、現実化せずイメージだけ、という事になりそうなのは注意したいです。

このあたりは魚座の土星についての記事をお読みください。 → https://divinus-jp.com/archives/65738

2.太陽が3ハウス火星とスクエア。
新しいこと受け止める、あるいはやってみたいけれど、実際、調べてみるとまだできないみたい、という気持ちもあるかもしれません。
あるいはやってみたけれど、トラブルがあってなかなか、進みませんという事もありそう。
また、もはや「水星逆行関係ないじゃん」くらい頻発している通勤途中のトラブルは、今年もありそうなので時間には余裕を持って。

4.月は2ハウスの牡牛座天王星とセクスタイル。
現状、もっている才能を新しくバージョンアップしたり、決済の方法をネット経由にすることが月の安心感につながるようなので、現実世界とのリンクは大事。

5.全体的に天体が左側に偏ってます。
なので他者の存在は大事。
「どう思う?」と誰かに聞いてみたり、誰かと協力しながら新しいチャレンジをしていくことで、答え、結果を得ることができます。

6.目指すのは山羊座。現実社会での利益、権利、看板が目的。
山羊座の支配天体土星は3ハウスの火星とトライン。
思いつきはなんでもやってみたい、という気持ちはわかるけれど、見えない部分でしっかり準備することが可能性を広げていくんですよ、という身も蓋もない話もあります。

イメージをカタチにして看板として利益をあげるなら、影で努力は必須です。
占いでもなんでもない結論になってしまって申し訳ない(笑

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
 メール鑑定と対面セッション、オンライン、電話での鑑定をしております。
 薬剤師。アロマ検定1級。
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