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石をさわろう 植物に触れよう 星を見上げよう

ツイッターにはあげたのですが、長くなってしまったのと、ツイッターを見ている方とブログを読む方は別なので、こちらにも書いておくことにしました。


先日、登石麻恭子先生と「地中の星」というスペースでお話をうかがっていたときに(→ https://divinus-jp.com/archives/59772 )
「いや、実際、パワーストーンがどういうところでできてるかとか、見てほしいよね」という話をされていました。
私も、同じように精油を扱っているなら、その精油がどんな植物から採られているのかを、見て欲しいと話しました。

そういった意味で、カハクでやってる「宝石展」は行って欲しいのです。
 → https://hoseki-ten.jp
ブログの記事にもしました。 → https://divinus-jp.com/archives/59893

パワーストーンと同じように、精油を好きな方、扱う方はできるだけ実物の植物を見て欲しいのです。


なので、占星術をされながらも、天体観測をされているアストログラマーさんがずっと、「空をみあげよう」とおっしゃっていることは、強く同意いたします。(でも、私はそれほどガチじゃないので、たまたま早起きしたときに金星がギラギラしてた、とか、うっかり見上げたら、土星がすごい事になってた、とか、そんな程度)

なぜなら、同じように占星術、ホロスコープを「読む」としても、実際の恒星、惑星をみるとかなり実感が違うと思うのです。

例えば、古典の占星術では太陽に異常に近づいた天体は「カジミ」であるといってとりあげます。
太陽にとても近くにある天体は、その太陽のパワーで焼き切れてしまう、という考えなのですが、極端に近い時、太陽から0度17分しか離れていないところにある状態をカジミといいます。するとむしろ、太陽の玉座に包まれていて完全に安全な状態にあるとみなされます。

実際に朝日があがってくると、たまに月が白く見えることがありますが、ほぼ惑星、恒星といった星が見えなくなります。
それはあたかも、強力な太陽の力が惑星、恒星の力を奪ったようです。

同じように水星は、東から西にまわる星座のなかをウロチョロとしています。

それから、東の地平線から太陽が力強くのぼってくる時、どんな星が見えていたか、はとても大事なことだと感じます。

こうしたことは、画面や紙の上の記号である天体をもっと、実感したいという気持ちがどこかにあるように思うのです。

というより、もともと占星術はそこから始まったのですし。


話をもとに戻します。

精油を扱う方は、その植物をぜひ、見て欲しい、(可能なら)さわって香りを試してほしい。

300年前に(笑 在籍した大学では、生薬学、薬用植物学の時間に説明とともに、実物の植物が学生の席にも、よくまわってきました。
国家試験にはあまり関係のない、でも必須科目だったのでかなり、不真面目だったのですが、でも、今考えると、あれは贅沢な実感を伴う講座で、実に有り難かったと思うのです。

だからといって、今、バンバンそれが薬剤師の仕事に「役に立っている」のではないのですが、小さな精油の瓶の向こう側の植物をイメージできるのは、あの授業のおかげだったように思うのです。

勘違いかもしれません(笑

そして、植物園。
精油に関していうと、できたら薬用植物園の方が、精油関連、医療占星術関連の植物に「出会う」確立は高いと思います。
そのときの土の香りや、風も含め、どんな場所にその植物があるのかも情報なので、見て感じて欲しいのです。

東京にはいくつか植物園がありますが、特に東京都薬用植物園はおすすめです。
5月はケシの花が咲きます。麻薬のとれるケシは厳重に管理されいます。
でも、あの野生の力強さ、美しさを、厳重に管理された檻に入って見て欲しい。

東京都薬用植物園 → https://tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_iyaku/plant/

東京以外でも薬学部、あるいは薬科大には薬用植物園が併設されているところがほとんどだと思います。
その大学によって一般公開の日を定めているので、ぜひ、そこに足を運んで精油の原料となる植物、医療占星術関連の植物を見て欲しいのです。

例えば、昭和薬科大の一般公開は、毎週土曜とサイトにありました。(2022年4月現在)
→ https://www.shoyaku.ac.jp/garden/open/

その薬学部、薬科大学のサイトで一般公開の日について書かれているので、チェックして。

また、学生が説明してくれる、という学園祭のイベントもある大学もあります。

5月のこれからの季節には、心臓の薬として今でも使われている(医療用には工場の品質の面からして植物からはとってないけど)ジギタリスの花や、漢方に使われている(これはいまでも植物由来の成分)芍薬の花が咲きます。
その花の美しさ、それを支える大地に張る根っこの力強さは身体に効きそうと思った古代の人々と同じ感覚だと思うのです。


惑星をみるとこれってナンか地上にパワー降り注いでそうだよなと思うし、
力強いケシの花をみると、これってナンか効きそう、って思った昔の人と同じ感覚になる。
その感覚がけっこう、大事な気がします。

ディオスコリデス薬物誌を読んでると「マジか」と思うような使い方をしてる一方で、ああ、これ、まだ今も現役の薬じゃん、があります。
でも、それもリアルにイメージできる、わかるのは、文字情報ではなく、実物の薬を見ているから触っているからだと思うのです。

ディオスコリデス薬物誌もおもしろいので、記事にしてます。→ https://divinus-jp.com/archives/60614

こうした事を書くと「それって、土サインの強い人だからだよねえ」と占星術クラスタは思うかもしれません。

まあ、そう思ってもいいけど、ちょっとおもしろい(火)から、誰かに教えて(風)「そう感じるよね!」を共有(水)してみてください。

アストログラマーさんのツイッター → https://twitter.com/astrogrammar

登石麻恭子先生のツイッター → https://twitter.com/akikoaroma
登石麻恭子先生のブログ →http://aroma-astrology.seesaa.net/

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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 薬剤師。アロマ検定1級。
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