2024年に土星と月が重なる配置は、何回かあるのですが、今回は実際に土星食がおこるのが特徴です。
土星食について → 国立天文台のサイト( https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/12-topics02.html )
海王星とともに柔軟宮のTスクエアとなっています。
乙女座の部分が欠けているので、あれこれ迷いつつ、でも実際に行動ができないという迷いのなかにあるようです。
実生活としては、年内に押し込もうとした仕事を抱えすぎたり、見込みの甘さから、仕事がギチギチになってて、どうしようもない、もありそうです。
乙女座に天体、あるいは感受点のある方は、山羊座冥王星時代には社会を下支えし、見えないところで組織やシステムのほころびを繕ってきました。
冥王星が水瓶座に抜けた後、ホッとしたとともに「何をしたらいいのか、わからない」状況もあると思います。
時代としてはすでに、次の流れが来ているのですが、来年5月末に、土星が魚座から牡羊座に移動するまで、あるいは来年6月に木星が双子座から蟹座に移動するまでは、現実としてまだまだ、役割があります。
冥王星が外れているので、プレッシャーがないまま、社会に貢献できる現場はあるのです。
このとき海王星が逆行を終了します。
ここから来年9月に牡羊座に向かっていきます。
ただ、まだまだ動きは止まっていて、社会のなかの気持ちの混乱や、自分の迷いで立ち止まっている状態です。
この海王星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/79815
そして火星と冥王星・金星が向かいあっています。
火星は逆行を始めたところで、まだ、これも止まっています。海王星と火星がともに留まった状況で、さらに土星が隠れるのは、ちょっと不穏なムードです。
韓国では戒厳令が宣言され、議会の反対にあい、またフランスでは内閣不信任案が可決されました。
また、トランプ「大統領」となる就任式も来年20日に予定されています。
そこに含まれる市民の主張と大きな空気感の流れが変る海王星と、感情の月が理性や社会的な枠組みをしめす土星を隠すことは、変化、変革と大きな感情や主張の噴出が読めます。
また、そこにおいては、情報の混乱、ネットでの炎上が読み取れます。
公平と平等は違うという事も気がついてくることもあると思います。
特に、社会の基盤となるシステムで、不平等を埋めようとして、それが炎上してしまうかもしれません。
火星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/84174
月は上弦に向かって勢いがあって気持ちが焦りつつ、何もできない、と思い込んで不安になりやすい時です。
だた、魚座なので、むしろ「積極的に」沈黙してぼんやりしていることも良いと思います。
チャートは、MyAstroChart さんで作りました。