魚座にある海王星が逆行をします。
海王星は1年の半分くらいは逆行しているので、それほど珍しいことではないのですが、魚座の最後、ギリギリから戻っていく逆行であり、この逆行が終わったあとに、海王星が牡羊座に入っていく、つまり春分点を超えていくので、書いておくことにしました。
この海王星の逆行は7月2日から12月8日
遠くの天体なので、1週間くらい前から動きをとめます。
なので、前後を含め6月25日あたりから12月15日あたりまでは逆行の影響がでてきます。
この逆行が終わったあと、海王星は2025年3月に牡羊座に入ります。その後、逆行で2025年10月に魚座に戻ってきます。
最終的に海王星が牡羊座に移動するのは、2026年1月です。
この魚座の海王星の逆行は、牡羊座、春分点を最初に超える前に、
魚座の海王星のテーマが、どこまでできているか、見ておこうか、という感じでしょうか。
この時期、土星と海王星が同じような場所に長くとどまり、海王星が牡羊座にはいってすぐ、2026年2月に土星と重なります。
サインをまたいでいるのですが、2025年の春から2026年の春くらいまでは、土星と海王星がなんとなく一緒、コンジャンクションである状態があります。
(これについてはまた、あとで記事にする予定です)
今回は、魚座29度から魚座27度まで戻ります。
なので、2024年3月上旬頃からの事のふり返りだったり、先々の影響は2025年3月くらいまでの事を見通して、やり直すこともあるようです。
ただし、この時期、土星も逆行をしているので、現実面としては土星の逆行の方が影響がある、あるいはわかりやすいと思います。
土星の逆行についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/79438
海王星が逆行する魚座に土星も同座し逆行しています。
他の天体も含めたサイン移動と逆行を表にしました。
海王星の逆行は2023年も2022年もありました。
その時と比較すると茶色(土の要素)から、水色(水の要素)、緑色(風の要素)の面積が増えていることを感じていただければと思います。
(そして右側の2025年以降になると、赤(火の要素)が増えてきます)
土星と海王星が魚座で同時期に逆行することについては、見えないものにきちんと線をひいてルールを適応する、という事ができていますか?
自他の境界がなく、相手の気持ちに踏み込み過ぎて「こうに違いない」と思っていませんか?
逆に、誰かに踏み込まれてしまっている自分の心に向き合っていますか?
という見えないところに、きちんと線をひけているのか?そしてそれは、行き過ぎていないか?の確認です。
海王星の逆行は、土星より遠い天体なので、個人に対しての影響というより社会の流れの見直しでしかも、海王星なので、実感されないも多いと思います。
海王星は海の潮流のようだと私は考えています。
静かに見える海の沖で、あらがいようのない強い流れがどこかに運んでいくようです。
それが逆行することで、個人としてはスピリチュアルや霊的なものとのつきあいの見直しはどこかで感じる時期だと思います。
先日、関門海峡にかかる関門橋の真下で潮流を見てきました。
海面から離れた展望台からみたときは、船の行き交う姿や一見、荒れた様子のない海に見えたのですが、こうして近くにくると、その力強さというより、怖さがありました。
源平合戦の壇ノ浦も近く、早鞆の瀬(はやとものせ)と呼ばれ、海峡に渦巻く潮流はあっという間に自分をどこかにつれていくものだと思いました。