1月27日牡牛座にある天王星の逆行が終了します。
この日から、4月2日からの牡羊座での水星の逆行が始まるまでの約2ヶ月のあいだ、主な天体がすべて順行となります。
逆行の開始前、あるいは終了後もその影響があるので、実際には2ヶ月より短くはなります。
こういった天体がほぼ順行している時期は時々あります。
今回はそのすべての天体が順行となったときのホロスコープが象徴的だったので記事にしました。
冥王星が1月21日に水瓶座に入り、この水瓶座の時期なので太陽も水瓶座。
1月27日天王星逆行終了時は月は獅子座にありますが、翌日、乙女座に入ります。
1月28日のホロスコープです。ハウスは読みません。
月を除くとしても土のサインに天体がたくさんあります。
冥王星が本格的に水瓶座にはいることで、いよいよ風の時代となるのが2024年なのですが、ここでは土の要素が強くでています。
このホロスコープにあるように、時代の流れである冥王星と自分のあり方を示す太陽は、すでに、土から風に移動しています。
でも、周囲の環境はまだまだ、土の時代です。
この状況は、2024年を象徴しているようです。
土の考えでは、「組織のなかで出世してお金儲けをします」という世界観です。欲しいものはすべて持っておきたいし、ずっと持っていたいという考えです。
一方、風の時代のあり方は、組織ではなく個別に活動し、ゆるくつながっていく関係です。
ひとりが所有するのでなく、みんなで共有する。
いままでのやり方に従うのではなく、どんどんやり方がかわっていく、そんな時です。
このあと30日には火星と天王星がトラインになります。
このあたりの流れを表にしました。
それぞれについては、記事を書いてあります。（あるいは、これから書きます）
この時のホロスコープは土の要素が強いながら、土から風に向かう状況をうまく橋渡しするようなこともありそうです。
以前にこのことについて少し書いています。こちらの山羊座の火星の記事で → https://divinus-jp.com/archives/74604
火星とトラインとなる天王星は、この数年で、牡牛座の考えを変えてきました。
「所有する」という考えから「借りる」「サブスクリプションする」という方法。
現金決済から、QRコードやネット決済へ。
この天王星は、水瓶座の支配天体でもあります。
すると、ここでは、組織のなかのポジションを得る事について、あるいは組織自体をあり方を、新しくつくり変えていくことになりそうです。
風の時代とはいえ、土の要素、現実の世界がなくなるわけじゃありません。
未来に向けて継続できる社会の仕組みや自分のあり方を、この土のサインが強い時期で、天体が順行となった時に新しい時代にも通用するように、作っておく、動作確認をしておく、やり方をまわしておく、という事ができるのだと思います。
ここでもキイになるのは魚座の土星です。
例えば「みえないところまで、きちんと仕事をしておきます」とか
「いろいろな事に対応できるようにバリエーションをつけておきす」とか
「あいまいなままできたけれど、ここはルールを決めておこう」とか
「犠牲になっている人が問題です」とか
「自分が犠牲になるのは、ここまでと決めます」等々と読めます。
一方、いままでやってきた事が結果としてでてくるので、ここまで出た結果をもって、次のステージに向かう「卒業」を迎える方もありそうです。
天体が順行していると、スムーズにあるいは、約束通りに進むという事になります。
しかし、今回の主な天体の順行は、土の世界観のなかで、これからの風の時代に向かうという感覚があります。
この目指すところと現状がちがう、という気持ちや、現状のシステムをバージョンアップという考えがないと、目指すところもあって順風感があるのに、現状とあっておらず、チグハグな感じがするかもしれません。
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