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冥王星 逆行 山羊座へ 2 2023年6月

水瓶座に初めて入った冥王星が、2ヶ月ほどで逆行して山羊座に戻ります。

山羊座の逆行は、2023年5月2日から10月11日までです。今回の逆行で山羊座に入るのは、6月11日です。
冥王星は順行にもどって2024年1月21日に水瓶座に入ります。
さらに2024年には冥王星の逆行がもう一度あって山羊座にもう一度、戻ることになります。
最終的に水瓶座に移動を完了するのは2024年11月20日です。

水瓶座の冥王星は山羊座の冥王星と比較して、従来の価値観やローカルルールにとらわれないこと、多様性のある世界とネットでつながる社会とか、持っている物はモノとかお金に価値があるんじゃなくて、情報やつながり、関係をもっていることが大事になってくる時代に向かっていて、それをチラっと見たのが、2023年3月から6月まで、でした。

前回、山羊座での冥王星の逆行について記事を書いたのですが、もう少し、具体的に書いておきます。

水瓶座の冥王星についてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/68196

冥王星の逆行についてはこちらの記事で →https://divinus-jp.com/archives/69918


で、逆行して山羊座にもどるわけだけど、山羊座でやってきたことが無駄だったかというとそうじゃないのです。

水瓶座冥王星は、山羊座でやってきたことを踏まえています。
なので、山羊座で冥王星がやってきたことがなかったら否定もできないわけです。

山羊座の冥王星の時代に積み上げた組織や権力や実績が極限までパワーをもちつつ、一方で山羊座の規則や古くからの価値がなくなっていったのが、この15年の山羊座冥王星の時でした。
さらに、この2年水瓶座に土星がありました。
この水瓶座の土星の時代にやってきたことを土台にしつつ、新しく作り直していくのが、これから20年の水瓶座冥王星時代になると思います。

そこで、水瓶座の冥王星が逆行することで、いまの社会のシステムが「正しい」「良い」とは思えないけれど、じゃあ、ただぶっ壊してしまうのがいいのだろうか、という疑問がでてきます。

水瓶座の示す情報だったり多様性とかを、この3月に冥王星が水瓶座に入ってチラ見しました。
でも、それはただの妄想とか理想を語っているのではなく、現実社会としておとしこんでいく必要があるわけです。
それを現実化するための社会がありますか、システムがありますか、と問いかけます。
そんな見直しをするのが今回の逆行でもどる冥王星だと思います。

また、逆行中は、破壊と再生の見直しなので、破壊のスピードが落ちるように見えます。冥王星が山羊座に逆行でもどると、「前のままでいいよ」変わらないよ」という社会的な雰囲気もでてくるでしょう。でも、基本、逆行なので全く昔に戻るわけじゃないのです。


例えば、連休に東京駅の新幹線の改札が大混雑してニュースになっていました。

5連休初日で東京駅混雑の報告続々 「東京駅の混雑」「東京駅激混み」などトレンド入り「ねとらぼ」 →https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2305/03/news062.html

改札ってほぼ、自動化されてスムーズにカードをタッチすることで通れるようになってきました。それがテクノロジーなわけ水瓶座テキではあるのですけど、なぜ、混雑して大渋滞したのかというと、利益をだすために人員配置を少なくして、効率化を考えて自動改札にしたあたりにちょっと原因もありそうです。
この効率化して利益追求というのが、山羊座の冥王星だったと思います。

で、さらに自動改札をネットにつなげたり、スマートチケットを導入したりが、水瓶座の冥王星のやり方なのです。
でも、その水瓶座冥王星のやり方についていけてなくて、特に連休中だとビジネスで普段、使っていない方とは違う方々がチケット買ったり改札を通ったりします。慣れない方はスムーズにできないのは当然です。
ビジネスユースだけ、そのシステムになれているひとは使い勝手がよい、というのが山羊座の考え方です。
じゃあそれって、子どもから大人まで、日本語を母国語としない人や、車椅子ユーザーという多様な人たちにとって使いやすいのか、というのが水瓶座のテーマです。

なので、慣れない方が乗車ると、そのチケットの買い方や入れ方がわからずに改札が閉まって混雑したり混乱を起こしていたこともあったと思います。
これは、山羊座の冥王星の「効率化」で人員配置を少なくしたから、案内する駅員さんもいないことも混雑を大きくしたかもしれません。

そして、そもそも、改札口が少なくないですか?とか、改札口のコンコースが狭くない?とか、スマートチケットや自動改札もいいけど、今、ここで必要なモノやヒトやシステムがどうなの?という山羊座マターが不足してたよね、という話だと思うのです。

じゃあ、この逆行ではどういう解決法がよいのでしょうか。

それは、物量勝負で改札口を増やしたり、その時だけ人を増やそうという山羊座の解決策ではないと思います。
わからない人に対してはAIロボットが対応するようにしよう、とか、そもそもチケットというモノって必要なの?スマートチケットがわからない方へは、チャットで説明できないかな?みたいな水瓶座的な提案、解決方法を持ち込んでいくと思います。


個人でも冥王星は、無意識の部分に働きかけます。
特に「風の時代」の本格的な始まりである、冥王星の水瓶座入りで、無意識にも環境や他者と自分の比較をしてしまう事が多くなります。水瓶座冥王星は個性も大事なのですけど、自分には個性があるのか、という事を考えてしまいそうな時でもあります。

他者との比較という「風」のエレメントが強いときは、それは自分にないものを発見しやすいという時期です。すると、比較によって「自分はダメ」と判断することも多くなってしまうことや、自分を見失いやすいこともありそうです。

そこにこの山羊座に冥王星が逆行してもどっていくと、もともと実績をあげることを目的とするガンバる山羊座の性質を思い出させられることになります。
つまり、以前と比べて自分が実績をあげていないのは、ガンバっていないからということを考えてしまいがち。
しかも、いろんな比較ができるので、さらに落ち込んでしまいそう。
でも、上に書いたように、以前の山羊座に冥王星があった時とは違うという事を考えて欲しいし、さらに比較というのも自分がダメという事を考えるためのものではありません。

むしろ小さな自分の世界にも「風」が入ってきて、広がっていく時なので、自分にはこれがないけど、あの人にはこれがあるという事もわかりやすくなっていくので、「こうでしかない」という思い込みを捨てやすいのです。そして、むしろ比較によって違う部分をみんなで担っていくのが水瓶座らしいと思うのです。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
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