蟹座にある木星と、魚座に戻った土星がトラインという調和的な配置に近くなります。
歯切れが悪くてすいません。
ぴったり、トラインになるわけではないのです。幅(オーブ)があるのですが、土星と木星が逆行することで、非常にトラインに近くなるのです。
ぴったりトラインとなるのは2026年以降、木星が獅子座に入り、牡羊座の土星とトラインとなる2026年9月1日以降となりますが、この時は「火」のサイン同士のトラインです。
今回のような「水」のサイン同士のトラインは、ここだけです。
(火のサインとは、牡羊座、獅子座、射手座のこと 水のサインとは、蟹座、蠍座、魚座のこと)
火のトラインは、外向きの、能動的なエネルギーが特徴です。
なので、自己主張、リーダーシップ、創造的な表現、そして大胆な行動に焦点があたり、この時期は、臆することなく自分をアピールし、新しい道を切り開いていくことが重要となります。
一方、今回の水のトラインでは、内向きの、受動的なエネルギーが特徴です。
感情的な安定、家族や身近な人間関係、内面的な成長、創造的なインスピレーションに焦点があたり、静かに時間をかけて、安心できる基盤を築いていくのに適した時期です。
2025年3月に牡羊座に土星が入って以降、火(と風)のサインが強く、どうしても気持ちが追いつかない、焦ってしまう状況だった方もおられると思います。
(風のサインとは、双子座、天秤座、水瓶座のことで、風に煽られて火は燃え立ちます)
この時期、冥王星と木星以外の社会天体が逆行することもあり、立ち止まり、振り返り、自分の内側を見つめて満たすような時間が流れる時期になります。
天王星、海王星などの社会的な変化については、あとで記事にします。
ここまできれいに(あるいは、ふわふわっと)書いたのですが、海王星が魚座に戻り、天王星が牡牛座に戻り、社会的には激変の時期です。
つまり逆に言うと、こうした変化の大きな時期なので、自分の内面を見つめ直そう。本当にナニが価値があるのか、ナニをしたいのかを確認しよう、ということでもあるのです。
あるいは、社会的な事件、事故を通して、周囲や相手の本性がみえてくるので、本当に大事な相手は誰かを考えようという事でもあるのです。
この木星と土星のトラインは真ん中に牡牛座の天王星があります。
スマホ、パソコンなどの新しい技術の持ち物を使っていく、そもそも「持つ」という観念が変わってきたのだから、自分でなんでも持つより、社会の財産を使う、シェアするというこの数年、新しくなってきたことを使っていきます。
誰かが黙ってやってきた犠牲的な仕事は、AIに任せる。あるいは、居場所や地域の平和のためにネットで調べてみる。
すると、すべて一緒じゃなくても、いいんじゃないか、それぞれの生き方があっていいんだ、と思えるようになります。
さらに2026年以降のことをみると、このみんなと一緒じゃなくても大丈夫、という気持ちはすごく大きな意味をもってきます。
一人でなんでもできる、というのが牡羊座の土星のテーマのひとつです。
しかし、ここではむしろ、ひとりじゃないんだ、帰ってこれる場所があるんだ、という安心感をもっておくことが、ひとりでも大丈夫の裏打ちになるのです。
なので、ここではそれを確保しておく、大事にしておくことが、この先も大きな意味をもっていきます。
(2026年の先の話はまた、来年以降に書きます)
詳しく書きます。
蟹座の木星と魚座の土星のトライン
感情の安定と内面の成長: 蟹座も魚座も水の星座であり、感情や感受性がテーマです。
木星が蟹座に入り、感情的な豊かさや共感力が拡大しました。一方、魚座へ戻った土星は、夢や直感を現実的な形に落とし込むことをやり直そうとしています。
この2つの天体がトラインという調和的な角度をとることで、現実にあわせるように、心が落ち着き、直感が冴え、内面の成長を見直すことで、今後の展開がスムーズに進みます。
家庭や居場所の基盤づくりにフォーカス
蟹座は家庭や居場所を司る星座です。居場所というと「部屋」や「家」が思いつきますが、仕事場であっても「ここが自分の居場所だ」と言えるのであれば、仕事場も、そこにある自分の机も「居場所」になります。
ここに拡大を意味する木星が入り、さらに逆行することで、家を新築したり、リフォームしたり、家族関係を深めるなど、自分にとって安心できる居場所を改善したりするのに最適な時期です。
土星は安定や定着を象徴するため、このタイミングで行うことは長続きしやすくなります。
創造的な活動の成果
魚座は芸術、スピリチュアル、想像力といった分野を象徴します。土星がこの星座にあって逆行することで、過去、3年の間にできなかったことや、曖昧だったアイデアや創造的なビジョンを具体的な作品やビジネスとして形にできるチャンスが訪れます。木星の拡大作用が、その活動にさらなる可能性をもたらしてくれるでしょう。
この好機を最大限に活かすためには、以下のことを意識して行動すると良いでしょう。
直感を信じる
頭で考えすぎず、自分の心が「こうしたい」「こっちがいい」と感じたことを大切にしてください。特に、誰かのために何かをしたいという気持ちが湧いてきたら、その直感に従って行動することで、自分自身にも大きな喜びが返ってきます。
プライベートな時間を大切にする
騒がしい場所や人ごみを避け、一人で静かに過ごす時間や、信頼できる人と深い話をすることで、内面と向き合い、新たな気づきを得ることができます。
現実的な計画を立てる
理想や夢をただ思い描くだけでなく、「いつまでに」「どのように」という具体的な計画を立てることが重要です。土星の現実化の力を借りて、一歩ずつ着実に目標に向かって進みましょう。
具体的におすすめなのは
1.家の模様替えや整理整頓
部屋を心地よい空間に整えることで、心も満たされます。特に、水回りをきれいにしたり、蟹座の象徴である月や水のモチーフのインテリアを取り入れると良いでしょう。
2,芸術や音楽に触れる
博物館や美術館を訪れたり、コンサートに行ったり、自分で絵を描いたり楽器を演奏したりすることで、インスピレーションが湧きやすくなります。
3.慈善活動やボランティアに参加する
他者への思いやりや共感力が強まる時期です。困っている人に手を差し伸べることで、宇宙からの恩恵を受けやすくなります。
この時期は、心が望むことと、現実がうまくかみ合い、大きな流れに身を任せることが重要です。直感を信じて、あなた自身の内なる声に耳を傾けてみてください。
ただ、無理や無茶は禁物。また、まったく新しいことより、以前、経験のあることや行ったことのある場所であることも大事です。
オーブ(幅)があるというのであれば、いつころなのか。
大きな幅でいうと、土星が逆行で魚座に戻った2025年9月1日~逆行を終えて牡羊座に戻る2026年2月14日までは
「サインとして」トラインになるのですが、オーブ(幅)が広すぎて実感もなかったと思います。
なので、10月上旬から12月中旬です。
なかでも、11月はこうした、自分の内面を豊かにして現実化する時期。さらに、絞ると11月13日から11月21日の約1週間です。
この時期に上に書いたような行動がおすすめです。
特に意識して過ごしていただくと良いのは、水のサインの方です。
特に、3月13日から16日生まれの方、7月16日から18日生まれの方、11月15日~17日生まれの方です。
キーパーソンは乙女座の人。
この時期、プロジェクトやイベントの中心には、乙女座の人がいるようです。特に、9月15日から9月21日生まれの方。
もし、何か仕事やイベントをスタートさせたい、また、成し遂げたいと思っているなら、その人の存在が鍵となるでしょう。イベントを成功に導くために、細部まで気を配り、縁の下の力持ちとして活躍してくれるはずです。
乙女座の人がいることで、あなたの周りの世界は、より整然として、美しく輝きを増していくはずです。
乙女座の方へ
この時期、あなたは多くの人にとって、なくてはならない存在となるでしょう。責任ある役割を任されることが増え、忙しさに追われる日々かもしれません。
ですが、あなたが心を込めて取り組んだことは、必ず実を結び、素晴らしい成果となって返ってきます。そして、その達成感が、あなたの心を温かく満たしてくれるはずです。今は、たくさんの輝きを放つ、あなたのための時間です。
これも繰り返しになりますが、無理にスタートさせる必要はありません。
流れに任せることと、経験や今、もっているスキルを生かしたり、以前、やったことのあるイベントをリメイクすることの方がスムーズです。
上記の生まれでなくても、水のサインに太陽、月、あるいは水星、金星、アセンダントなどの感受点、天体がなくても、
いままで大変な思いをされた、あるいは何かの犠牲となっていた、傷ついていたけれど言葉にすることができなかった方も多いと思います。
どうぞ、ご自身に優しくしてあげて、静かに心を満たす秋を、幸運な時期を楽しんでください。
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