12月7日から2025年2月24日まで火星が獅子座から蟹座に戻る逆行をします。
この逆行では、2025年1月6日に獅子座から蟹座に戻り、蟹座で2月24日に逆行を終了します。
その後、順行にもどって4月18日に再度、獅子座に入り、5月2日に逆行を開始した位置に戻ります。
この火星逆行中の期間だけでなく、もとの位置に戻るまでの5月2日ころまで影響が残ることもあります。
とくに逆行開始と終了の前後3日くらいは、火星が止まっています。
火星は戦いの星。
どういう風に自分のパワーを押し出していくのかの見直しです。
特に火星が逆行へ、あるいは逆行から順行に移ろうとするときに、パワーの転換点となるので注意が必要です。
この時がもっとも影響が大きいので、時間と心に余裕をもって計画をしておきましょう。
イライラしたり、衝動的に動き出したりしがちです。
一方、火星がよくわからない、という方のなかには、トラブルというカタチでやってくることもあるでしょう。
これらは、逆行中に起こりがちといわれるのですが、むしろ、この惑星が方向を変えようとしているときに最も注意が必要だと思っています。
こちらの記事もごらんください。 → https://divinus-jp.com/archives/1572
また、火星の逆行中は、普段はコントロールされている攻撃性や欲望が、コントロールできなくなってくることもあります。
社会情勢が不安ですね、もあるのですが、個人としては、「○○しすぎ」(例えば飲みすぎ、買い物しすぎ、遊び過ぎ、仕事しすぎ)は気をつけて。
前の記事で書いたように、今回の火星がサインを移動するタイミング、今回は獅子座への移動するタイミングになるのですが、冥王星の動きとシンクロしているようなところがあります。
こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/82985
火星と冥王星がサインと移動するタイミングのシンクロもあるのですが、この火星は冥王星の対抗のサインにある、というのも特徴です。
冥王星から受ける圧力に対して、内側向きに戦おうとする蟹座と、外向きに戦いをうってでる獅子座の違いはありますが、ともに冥王星とのオポジションとなる時期があります。
これは、火星のパワーを押し出す力が抑圧され、意図する方向以外に飛び出す事も読めますので、がまんしないことも大事です。
ギリギリのところはさける、なんだか危ないなと思ったらやめておくなどの工夫を。
また、時間やスケジュールに余裕をもっておきましょう。
今回の冥王星とのオポジションは、サインの最終度数、あるいは最初の度数で起こるので、その時代を象徴とするような事もあると思います。
冥王星と火星のオポジションは、
最初の11月上旬は、活動宮のオポジションで、水のサイン(蟹)=土のサイン(山羊)であったのに対し、
つぎの2025年1月上旬(火星は逆行中)と4月下旬は、不動宮のオポジションで火(獅子)=風(水瓶)です。
すぐその場でモノゴトが展開していく活動宮と違い、不動宮ではどちらかが根負けするまで引っ張り合うような緊張感があり、表面上は派手な動きには見えないかもしれませんが、それでもあとから考えると、あのイベントがきっかけだったな、という事もあると思います。
(表の中の「オポジションR」とは天体が逆行しているという意味です)
射手座水星逆行の記事( → https://divinus-jp.com/archives/84096 )で、逆行する水星と火星がぴったりではないのですが、トラインとなる時期があることを書きました
12月10日から20日くらいまでです。
この時期は火のサイン(射手座=獅子座)だったのですが、この火星の逆行が終わったあとに、水のサイン(魚座=蟹座)でトラインとなります。
それが2025年2月下旬です。
なので、仕事のやり方、コミュニケーションについて、あるいは、社会での自分の個性の出し方などが、冥王星の水瓶座への移動で示される時代の変化が、火星を通して社会の変化となり、また、水星を通して私たちの個人に伝わってくるような数ヶ月だと思います。
アイキャッチは、蟹座17度「ひとつの胚種から多彩なレベルへと展開する潜在的な可能性があらわになる」
今回、火星は獅子座6.1度(かぞえ7度)「夜空に輝く星座」から蟹座17.0度「ひとつの胚種から多彩なレベルへと展開する潜在的な可能性があらわになる」まで戻ります。
遠くの輝く理想をもう一度、自分ごとの可能性として振り返っていくのかもしれません。