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火星が獅子座へ 2024年

2024年11月4日、火星が獅子座に入ります。
そのあと、12月上旬から逆行を開始し、2025年1月6日には蟹座に戻ります。
蟹座で逆行を終了するのは2025年2月下旬。
順行にもどったあと、獅子座に再度、入るのは、2025年4月18日です。
次の乙女座に移動するのは、2025年6月17日です。

蟹座火星=(前半)2024年9月5日~11月4日(後半)2025年1月6日~4月18日
獅子座火星=(前半)2024年11月4日~2025年1月6日(後半)2025年4月18日~6月17日

なので、この獅子座と蟹座での「戦い」はここから半年以上続くものになります。
普通、火星はひとつのサインにひと月程度の滞在なので長期滞在になります。

「情熱を傾けるやり方」や「戦いの場」が獅子座らしく展開されます。
獅子座は、自分らしくオリジナルであることや、みんなが注目することや、明るさがあり続けるべき、という戦いです。
2024年の蟹座の火星についてはこちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/81164

アイキャッチは火星が獅子座で逆行を始めるときのサビアン。
獅子座7度「夜空に輝く星座」です。
くるくる変る「常識」ではなく、自分の理想とするもの。


この火星は冥王星と向かい合うように移動していくのが、2024年の火星の特徴です。
蟹座に火星があるとき(2024年9月5日から11月4日)は、冥王星が山羊座に滞在しています(2024年9月2日から11月20日)
また、獅子座に火星があるとき(2024年11月4日から2025年1月6日、4月18日から6月10日)は、冥王星が水瓶座に滞在しています(2024年11月20日以降)
つまり、同じような時期に火星と冥王星が向かい合う配置が続いていく数ヶ月になります。

大きな枠、組織とその「中の人」の戦いが象徴されている配置ですが、山羊座と蟹座、水瓶座と獅子座では当然、違います。

山羊座と蟹座については、組織とその「中の人」の戦い、システムや社会へ戦い、反抗、パワーを示しています。
一方で、この火星は、冥王星と向かい合ってくので一方で、内側に向かい、抑圧される力が大きいです。
なので、コロナ禍で家庭内DVが増えてしまったように閉じた場での力の暴走が気になります。

蟹座の火星についてに書いてあります。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/81164

その後、獅子座に火星が入ると、水瓶座と獅子座の戦いとなっていきます。

客観的に判断した基準で、均一化されたものが扱いやすいし、便利だよね、という水瓶座に対して、そうじゃなくて、個人それぞれの個性が大事で、これが正しいとか言われたら生命という炎が消えているよ、という獅子座の戦いです。
ただ、獅子座の火星は蟹座と違って、内向きには動かず、自分を主張する、押し出す方向に向かいます。
なので、ある理想やあるべき姿にたいして、共有されるカリスマ性も感じる配置なので、内側にこもった戦い、見えない圧力、というより、正々堂々と主張していくので、山羊座の冥王星時代とはまったく違う「戦い」を経験することになると思います。

また、同時に牡牛座には天王星があります。
天王星は水瓶座の支配天体なので、このガチな戦いを揺らしていきます。
没個性なんてあり得ない、自分はこうしたい、という個性があってこそ、というのが共通するテーマであり、それは水瓶座も獅子座も共有できるテーマなのです。

また、現実的には、新しい技術だったり、ガジェットだったり、バージョンアップしたスキルがあります。
それらを取り入れることで、この「戦い」がなされていきます。
「これからの事を考えると、オリジナルだけだとみんなで共有できないよ」に対し、
「でも、みんな同じものをもつのはおかしいから、もっと便利なネットやが道具をつかってこれからの個性をだしていこう」が天王星からの「提案」です。

例えば、演劇、舞台を考えてみます。

舞台といったら伝統的な劇で、そこに行かないとみることができない。
でも、それをある程度のレベルアップをしてダブルキャスト、あるいはもっと多くの俳優で同じ役をできるようにしよう。
だったら、それをネットで配信するとどうかな?
え?それってでも、ライブ感がないよね?
劇場にいくのも、ドキドキのひとつから、それは代わるものがないよ。
伝統的なお芝居なんかより、もっと今は違うものが流行ってるから、そっちに行きたい。

みたいな感じでしょうか。

一方としてみたときに、不動宮としては蠍座の部分がありません。
つまり、いままで築いてきた信頼のある関係や積み重ねてきたことが、必要とされているのに、「ない」のです。
あるいは、今まで長く続いてきた関係が裏切られることがある、または、最も大事な相手から求められることが必要、と読めるのです。

ちょっと先にはなるのですが、蠍座の部分について書いた記事があります。2049問題とした書いたのですが、現状をみると団塊の世代が後期高齢者となる2025年から、すでにこの問題がでてくると思います。
このあたりについては、こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/58124


ここから数ヶ月の火星の動きは、冥王星の山羊座から水瓶座への移動となる時代的な転換期を、社会的な変化として私たちにおろしてくるものだと思って、注目しています。

そして、いままでのような組織とかみんなが一緒という事ではなく、あなたはどうしたいのか?私は、こうしたいという個人にかかってきます。
この同調、協調が大事とされる日本でどこまで、「個人」が前にでていくのでしょうか。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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