ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルは向かい合わせに位置するサイン2つに通じる軸です。ノード軸ともいいます。
この軸は、2021年12月下旬から2023年7月中旬まで牡牛座・蠍座にありました。
振り返ってみると、この1年半くらいの時期を通して、そんなテーマがありましたね、という事が読み取れます。
ドラゴンヘッドとドラゴンヘッドテイルでは、ドラゴンテイルでの事をやりきって、ドラゴンヘッドに向かいます。
ドラゴンヘッドが良くて、ドラゴンテイルがなんとなくイヤな感じがするかもしれませんが、どちらが良いとか、悪いはありません。
例えば・・・
自分の収入源を得ることで、誰かに依存していた状況から脱却する
自分の才能を発見して磨くことで、組織から独立する
他人の感情に巻き込まれて振り回されていた状況を、自分の実感や感情を向き合うことで自覚する
組織のいままでのやり方やルール、しがらみを利用しきって、自分が取得できる収入をつかむ
というあたりが読み取れます。
どっちがいい、という事はないのです。ひとつ詳しく書きます。
例えば「自分の才能を発見して磨くことで、組織から独立する」においては、
いままで組織内の他の人に専門の仕事を任せることができていた事や、組織のネームバリューやパワーといったもので仕事もやってきたけれど、独立するといろんな事を全て自分でやらなければならなかったり、仕事を得るためのセルフブランディングの必要があったり、責任がすべて自分にかかってくる事があります。
魂の方向としてドラゴンヘッドに向かう事を求めているのですが、かといって、それが現世の自分にとってラクかどうかは別なのです。
そのテーマが牡羊座・天秤座の軸に変わっていきます。
「自分と他者」「積極性と調和」「集中とバランス」が軸のテーマで、2023年7月下旬から2025年1月中旬あたりの1年半くらいまでの時間になります。
ノード軸は前後にゆれながら、逆行しています。なので、牡羊座に入るときも、ちょっとバラバラしています。
トゥルーノードで7月18日。ミーンノードでは、7月13日。真平位置で7月19日。
ざっくりというと、7月中旬から下旬に牡羊座に移動するのです。
遅くとも7月19日には牡羊座にはいった、としていいと思います。
ノード軸については、トゥルーとミーンについてどちらの意味もあり、前後にゆれながら進むので、私は両方を知ったうえでの扱いとしています。
これも例えをいくつか書くと
自分らしくあるために、誰とでも仲良くするような人間関係はやめる
自分がやりたいことに集中するために、その都度の日和見(ひよりみ)主義で動くことはやめる
見せかけの平和や、今まで誰かに都合良く結ばされていた約束をやりきったので、自分が正しいと思うことを表明し、怒りのエネルギーを用いるとしても遠慮しない
価値観の違いを認めたうえで、新しいことを始める
などが考えられます。
最初はドラゴンヘッドのテーマができないこともあるし、いつになってもそれができないつらさも、苦手意識もあると思います。
なので、最初は特に
「自分のしたいことがわからない」
「集中できない」
「自分の意志を表明することができない」
という事もあると思います。
これは、牡羊座に木星があったときに、「なにをしたらいいか、わからない」という方も多かったと思います。(2022年5月11日から10月28日と2022年12月20日から2023年5月17日)
それと似ているのではないでしょうか。
その時には、ひとつ前の魚座に木星があった時の事がヒントになるとお伝えしました。
ひとつだけ書いておくと「損得を考えずに誰かのために間口を広げてやってみること」が魚座の木星の象徴のひとつです。
そこからひとつだけ、これ、と選択するのが牡羊座の木星でした。
(これは魚座の木星の記事ではないので、ひとつにとどめますが、あくまでも例のひとつです)
今回もそうだと思います。
牡牛座・蠍座の時期に、自分について、所有について、実感について、こだわったことから
じゃあ、それをもってどう打ち出ししていくのか、という事です。
社会のテーマはそのサインで読み取ることができるのですが、個人ではそのドラゴンヘッド・ドラゴンテイルの軸がどのハウスを通っているのか、の方が実感があると思います。
牡牛座・蠍座の軸が「所有と廃棄、あるいは手放し」「個人と団体」「独立と支配」という軸でした。
この時期にウクライナでの戦争が始まったので、ドラゴンテイルが移動することで正しい調停をもって休戦、あるいは平和に至ることになるといいなと思います。