桓武天皇の勅願によって、大将軍神を奈良春日山麓より平安京大内裏の北西角に勧請し、国家守護を祈念されたのが始まりとお聞きしてた神社です。
平安京からみて、現在の京都御所は東北の角あたりで、当時の天皇陛下がおられた大内裏の西北の角にこのお社があったことになります。
北西も鬼門(北東)裏鬼門(南西)とともに、大事な方角で魑魅魍魎を封じるところ。
陰陽道・道教の信仰による方位を司る星神の大将軍さまのお堂から始まっています。
今は、、この土地の鎮守様として、また、いろいろな災難から守っていただける神様として遠くからも崇敬をされています。
でも、もともと神社という感じではなく、そして、とてもプライベートな感じがするのです。
この境内のこじんまりとした静かな感じからでしょうか。
左客人宮には、聖武天皇(天璽国押開豊桜彦命あめしるしくにおしひらきとよさくらひこのみこと)
と、
右客人宮には、桓武天皇(日本根子皇統弥照命やまとねこあまつひつぎいやてらすのみこと)がおられるとホームページにありました。
ちょっと独特な造りです。
巳さん、産土神とありました。
確かにそんな感じ。
こちらの宝物館である方徳殿には、ご神像や陰陽道の安倍家の資料や、江戸時代の天文学者である渋川春海の古天文学に関する資料があります。
春と秋に期間限定で公開されていて、ホームページでチラッと見ることができます。
いまの京都はなかり大きくなってきて、この場所にある、という意味は平安京の時代と違ってきているかもしれませんが、この静かで厳かな雰囲気は大内裏の一隅にあった空気を感じるものでした。
おそろかにしてはいけないと思います。
ご近所にあった京都の町によくおられるお地蔵さん。
どの祠もその町のかたが、よくお世話されていることがわかります。
大将軍八神社 https://daishogun.or.jp/