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北谷稲荷神社

東京にはお稲荷さんがホントに多いのだけど、わりとひっそりとおられるので、そんなに多いと思われていないのかもしれないと思っています。
この北谷稲荷神社も、そうしたひっそりとおられる神社のひとつ。

ご鎮座されているのは、渋谷と原宿の間くらい。
ファイアー通りと公園通りの間で、NHKの前のあたり、と書いたところで、東京知ってる方でも「そのあたりに神社ってありましたっけ?」だと思います。

鳥居から参道。

平成9年(1997年)に再建された鳥居の扁額は表が円で背面に半円になっていて、太陽と月を示しているそうで日月鳥居(じつげつとりい)と称されているそうです。

参道というか、階段です。横からみたところ。

設計者は、菊竹清訓さん。
現存する建物での代表作は、昭和館、九州国立博物館、江戸東京博物館。

ビルの一角にある神社なのですが、この神社の下はこのオフィスビルの駐車場になっています。
(神社の駐車場はありません)
建築としてとてもおもしろい。

参道という階段をあがってこの手水。

拝殿、本殿もかねていらっしゃるご様子。

ご挨拶します。
ここまで地面から離れているのに、水の感じがします。
お稲荷さんの
お宮自体はそれほど大きくないのですが、登ってきた階段のつくりや、後ろに背負っていらっしゃるビルもあって、とても大きく感じます。

拝殿のドアにも日月(にちげつ)

後ろに回るとこんな風景。

目の前に国立体育館。

境内の末社もモダンです。
土師家天満宮(はじけてんまんぐう)

土師(はじ)とは、菅原道真公の本姓とありました。
なので、学問の神さまなのですが、末社でご本殿近くにおられるときは、雷公司る神さまから雷よけ、さらにそこからの火伏せ、火事よけの神さまとしておられることが多いようです。
また、この土師家(はじけ)から転じて、はしけ、はしか、ということからはしか、麻疹、疱瘡に霊験があるとして、江戸時代には境内に茶屋も立ち並んだそうです。

小さな赤い祠は、弁天様
宇田川出世弁財天

渋谷駅からこのあたりまではずっと上り坂になっていて、さらに、先ほど見えた代々木第一、第二体育館はちょっと高いところにあります。
このお社と体育館の間あたりを以前、宇田川が流れていました。
(今も宇田川町という地名に残っています)
現在、宇田川は道路の下の暗渠となっていて、川のすがたはありませんが渋谷は川が作った谷底の感じが残っています。

東京都水道局 渋谷川・古川の流域から → https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/river/kankyo/ryuiki/sibufuru-title/sh2-1

一部を拡大して転載します。

ご由緒をみると、宇田川と渋谷川と合流するあたりに松とお地蔵さまがおられて、それを昭和になって区画整理のためこの松を移動させようとしたら関係者に負傷者がでたので、ご神木として弁財天と龍神をお祀りした。
お地蔵は、宇田川地蔵として別のところでお祀りし、松は枯れてしまったのだけど、この弁天様の効験があらたかだった、とのことです。
その後、接収されたりしたけれど、今は、宇田川のそばに戻ってこられたようです。

弁天様の近くにあった小さなお像。
稲の束をもたれるお稲荷さまのようにも見えますが、もしく琵琶を持たれるは弁天様かも。
奉納の「奉」だけ見える石を挟んで、向こう側は、ご眷属様でしょうか。説明はありませんでした。

この渋谷、原宿をここまでお導きいただいている神さまなのだと思います。
現代的な建築におられるのですが、長く川とともにある神さまです。

風の強い日ですが、梅が咲き始めていました。

北谷稲荷神社 https://www.kitayainari.com/

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